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小人の靴屋の簡単なあらすじと読書感想文。才能をテーマに考察。

小人の靴屋さん 読書

グリム童話9回目は『小人の靴屋』の簡単なあらすじと読書感想文を書きました。

この物語はタイトルは聞いたことがあったのですが、内容は知らなかったので初見でドンで書いています。グリム童話になってからそういうパターンが増えてきたようにします。

ところで小人って本当にいるんですかね?まだ出会ったことがないので、いるのならいつか会ってみたいですね。。。




『小人の靴屋』の簡単なあらすじを確認してみよう

いつも通り、まずは『小人の靴屋』の簡単あらすじを確認してみましょう。

【小人の靴屋の簡単なあらすじ】
ある所に貧しい靴屋がいた。お金がなくて1足の靴を作るだけの皮しか残っていなかった。ある夜、翌日の仕立て用に皮を裁ち切り、ベッドで眠る前にお祈りをして眠る。

翌朝、仕事にとりかかろうとすると1足の靴が出来上がっていた。仕立ては完璧でその日はいつもよりも高い値段で売れた。そのおかげで、靴を2足作れるだけの材料を仕入れることができた。

次の日になると、同じように今度は2足の靴が完成していた。そして今度は4足…というように続いていき、貧しかった靴屋はお金持ちになる。

どうしてこんなことが起きるのか不思議に思い、夜中に寝ないで見張っていると、そこに2人の裸の小人が現れた。あっという間に靴を縫い合わせ完成させるとすぐにいなくなってしまう。

この様子を見た奥さんが「小人さんたちにお礼をしなければなりません。何も身に着けていなかったですから、洋服を作って差し上げましょう」といい、その晩は靴の材料ではなく2人の小さな洋服を置いてあげました。

すると、夜中にやってきた小人たちは自分へのプレゼントを見つけて大喜び。その日以降小人は現れなくなったが靴屋は繁盛していった

(小人の靴屋の詳しいあらすじはコチラで確認:インターネットの電子図書館-青空文庫)

何ともハートフルなお話ですね。登場人物がみんないい人。

私が靴屋さんだったら「あれれれれ?どうして朝起きたら靴が出来上がってるんだろう???」と、しばらくはコナン君ばりにとぼけますよ。

受けた恩をしっかりと返すというのは大切なことなんですね。

世の中みんながこんな人たちだったら争いは起こらないだろうなー。まぁ現実的ではないですか。

少なくとも私には邪念がありましたし。笑

 

そういえば、漫画『ワンピース』に出てくる小人族のレオの能力はこの物語が関係していたのかな?

もしかしたら尾田栄一郎先生も『小人の靴屋』を読んでいたかもしれないですね(゚∀゚)

では、『小人の靴屋』のあらすじを確認したところで感想文を書いていきましょう。

『小人の靴屋』の読書感想文-提出作品

【タイトル】才能が花開く日を信じて
小人の靴屋を読んで真っ先に感じたのは「この靴屋さんにはしっかりとした腕があったんだ」ということ。

貧しい生活を送り、一足の靴を作るだけの皮しか残っていなかったが、小人が作ってくれたきっかけを大事にして、小人にしっかりと恩を返した後は自分の力で靴屋を生涯繁盛させることに成功した。

靴屋は自分が持つ技術を十分発揮できれば、いいモノを生み出すことができ、それを多くの人に届けることで社会に貢献できる人材だった。

にもかかわらず、小人が現れるまではその技術が知られることはなかった。靴屋が持つ才能が花開いた事を嬉しく思う。

この物語の場合は小人という特殊なきっかけではあるが、現実世界でもちょっとしたきっかけや出会いで人生が大きく変わる瞬間がある。

特に最近はSNSを始め、あらゆる手段で自分の技術やアイディアを広めることが出来るから、『小人の靴屋』の主人公のように埋もれる人材は少なくなっていくだろう。

これに関してはとてもいい傾向だと言えるかもしれない。

ところが、これには弊害もある。それは地力がない人物であっても多くの人の目に止まるようになった事だ。

一時的な注目を集めることで、自分が生まれ変わったような気になってしまう事が起きてしまう。

環境や状況が変わることで成長する事はもちろんあるが、いくら環境や状況が変わろうとも結局のところは本人が持つ力があるかないかの話になる。

何もなければ淘汰されていくだけだ。

一時的に目立ったことが良い方向に働くこともあるし、反対に枷になることもあるだろう。

多くの人の目に止まるということは、そのチャンスとリスクを避けられないということを知っておかなければならない。

世の中を動かすのは自分以外の人である事を忘れず、どんな世の中になろうとも地に足をつけた生き方をしていく。

その覚悟ができるまでは地面に埋もれて機会をうかがうべきだろう。

もちろん、何事も挑戦をするのならその芽を実らせる気持ちを持つべきだし、自分には才能があると信じて取り組むべきである。

私にはまだ覚悟がない。だからもう少しだけ頑張ってみる。花開くまで。

(866文字)

才能をテーマに考察してみた

絵本『小人の靴屋』の表紙画像

今回は今までの感想文とは違って、少し強めに否定的な意見を言う気持ちで書きました。

 

さて、『小人の靴屋』を読んで感じたのは「地力がある人は結果を出せる」ということ。

感想文にも書きましたが、もともと靴屋さんには確かな技術がありました。それをうまく発揮できていなかっただけで、きっかけさえ与えられれば一気に才能が花開いたわけですね。珍しいことでもないかなと。

能力や技術を持っている人は生き残れる力を持っていると考えていて、才能があるのに上手くいかないのは不遇な環境にいるからだと私は思っています。

環境を変えたら結果が出る人ってたくさんいるはず。環境を変えると出会いがありますからね。

『野村再生工場』みたいな感じで、環境を変えたら上手くいくようになった選手って実際にいますよね。

でも、何でなんだろう?意識が変わるんでしょうか。詳しい事はわからないです。。。

 

ちなみに私は環境を変えて上手く事が転がったタイプの人間です。

私は『環境先行型(形から入るタイプ)』なのですが、環境が合わないと感じたらやる気をなくすんですよねー(-。-)y-゜゜゜

実際、就職したときは終身雇用が根付いた一般企業では生き残れないと感じてましたし、「何でこんなヤツ(能力がない)が上の立場なんだ?」と思う事がありました。

イエスマンじゃないと出世できないと感じた途端、私の上々ライフと心の扉は閉ざされました。笑

 

それでフリーランスになってのうのうと生きてきたわけですが、特に自分の持つ力が劇的に変わったという事はないです。環境が変わっただけで、急に自分がパワーアップするなんてことは普通に考えてもないですからね。

ただ、今までは何となく生き残ってこれましたが、この先も今までと同じようにやっていけるなんて事はきっとない。

日々の積み重ねが未来を作ると思いますから、地道に力をつけていかないと生活できなくなってしまうでしょう。そのためにも地力をつけて、結果を出したい時に出せる人間になりたいですね。

まぁ、そもそも自分に何の才能があるのかいまだに分からないですが…(^-^;

でもいろんな事やっていったら相性のいい何かが見つかる気はしてますけどね。

 

そういえばお気づきになられましたか?

感想文の最後に『花さか天使テンテンくん』のエンディング曲『tu-ra-ra』の歌詞をぶち込んだのは?笑

「才能が花開いた」って書いたら思い出しちゃって。懐かしいね(^^♪

格差はいけない事なのか?

『小人の靴屋』を読んだ時、なぜか『格差』というキーワードが浮かびました。『貧しさ』という言葉から連想したのだと思うのですが、格差があることっていけないことなのでしょうか。

経済に限らずあらゆる物事でチャンスすら与えられないほどの格差があるのは是正すべきですが、権利とか違いがあること自体は悪い事ではないと思います。

差があるってことはその差を埋めるための工夫が生まれたり、個性が出たりしていろんなものの面白さにつながると考えています。

差があるから感情が動くし、戦略を考えたりやりがいが生まれたりするんじゃないのかなーと。ただ、多くの人はそうじゃないのかもしれないですね。

私みたいに没個性的な人間はそもそもの差があった方が勝手に違いが生まれて生きやすいのですが、個性を持っている(わかっている)人は平均的でも自分の能力を発揮できるから、平等な方が嬉しいのかもしれません。

 

でも実際は案外『ないものねだり』だったりするのかなー。

「不平等に感じるから平等にしろ!」と言って、いざ平等になったら「平等は面白くないからもっと自由にしろ!」みたいになりそうな気もするよね(^^;

 

『真面目に不真面目』みたいに『平等に不平等』で手を打つのはどう?笑

これじゃ解決にはならないか(;´・ω・)

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