日本昔話に引き続き、10週にわたって有名なグリム童話の読書感想文を書いてきました。
ここらで一度グリム童話を読んで書いた感想文の総括をしておこうと思いますね。
以前は教訓を書きましたが、今回は個人テーマを中心に書いていきます。
グリム童話有名作品を読んで書いた読書感想文の個人テーマ一覧
まずは読んだグリム童話を確認しておきましょう。
読んだ本は『ヘンゼルとグレーテル』『赤ずきん』『ブレーメンの音楽隊』『白雪姫』『オオカミと七匹の子ヤギ』『ねむりひめ』『シンデレラ』『かえるの王さま』『小人の靴屋』『ハーメルンの笛吹き男』の10作品となります。
これらの物語の簡単な説明と読書感想文で書いたテーマを紹介したいと思いますね。
ちなみに、リンクも貼っておくので気になる物語があったら感想文を読んでいただけると嬉しいです^^
ヘンゼルとグレーテル-文化と地形の違い
ヘンゼルとグレーテルはグリム童話の中でも有名で一度は読んだことがある物語かもしれませんね。
子供の頃にお菓子の家に憧れた人もいるのではないでしょうか。
あらすじとしては、継母に捨てられた子どもたちが恐ろしい魔女をやっつけてお父さんと幸せに暮らすというものですが、勇気や知恵を駆使する子供の成長が感じられる物語とも言われていますね。
そんなヘンゼルとグレーテルですが、私は『文化』と『地形』に着目して感想文を書いてみました。
今までは日本昔話を読んできましたが、グリム童話になると時代背景や環境が違って、その違いを強く感じたのでちょっとトリッキーですが、『文化』や『地形』の違いをテーマに感想文を書いています。
【プチコラム】では『ヘンゼルとグレーテルが本当に怖い話だった?』という噂について触れています。

赤ずきん-人は疑え!
赤ずきんは、お母さんとの約束を破って寄り道をしてしまった赤ずきんちゃんが、おばあさんと一緒にオオカミ食べられてしまうお話。
猟師に助けてもらって事なきを得ましたが、大変な体験をしましたね。
さて、赤ずきんの読書感想文ですが、テーマは『疑い』について書いています。
疑うという言葉はマイナスに感じますが、私はすごく大事な事だと思っていて、その辺りに触れながらまとめてみました。正直者でバカを見ることが多い方には読んでいただきたいですね。
【プチコラム】は『なぜ学校の勉強は大事なの?』について。

ブレーメンの音楽隊-夢を持つメリット
ブレーメンの音楽隊は、歳を取って用無しとされた動物たちがブレーメン(目的地)を目指す途中で新しい生活を見つけるみたいな話。この物語は私が子供の頃なぜか好きだった物語です。
改めて読んでみると異質な物語で、すごく面白いと感じましたね。
テーマは『夢や目標』。私は夢とかあまり持たないタイプで人に知られたくない『TOO SHY SHY BOY!』なのですが、夢を持つのは良いことだなと思いました。
世の中にはハッピーエンドとバッドエンドの物語だけではない。こんな結末を提示されることだってあるのですね。
【プチコラム】は『差別に対する意識の違い』について。

白雪姫-容姿と地位が最強
白雪姫はディズニー映画としても有名ですし、内容を知っている方も多いでしょう。簡単に言えば、魔女に殺されるけど、何度も生き返って王子様と結ばれる話です。笑
白雪姫は今まで読んできた童話の中で最も感情移入できない物語でしたね。でも、話は面白いと思います^^
テーマは『容姿と地位』について。
容姿の良さと地位の高さはアドバンテージだという事をまざまざと感じる物語が白雪姫でした。
オオカミと七匹の子ヤギ-本質とは?
オオカミと七匹の子ヤギは、母親が出かけているうちにオオカミが家に侵入して、襲ってくるというお話。教訓もあって、子供に読ませてあげたい物語だなーと思いましたね。
この回のテーマは『本質』について。
本質という言葉はわかるけど、わからないとらえ難いものです。結局、私もいまだによくわからないですし、ずっと考えていくものなのでしょう。
『プチコラム』は『末っ子が得をする』について。

ねむりひめ-「運命」が変わる瞬間
ねむりひめはディズニー映画『眠れる森の美女』の基になった物語。ずっと眠っていた王女が王子様と結ばれるお話ですね。
テーマにしたのは『運命』について。「運命が変わる瞬間」というのは果たして本当に偶然なのでしょうか。
運命という言葉のイメージが変わったことについて感想文では書いています。
【プチコラム】は『UFOを観た話』について。

シンデレラ-ガラスの靴の存在感
シンデレラは言わずと知れた物語ですね。継母や姉たちにいじめられながらも健気に生きて、王子様と結ばれるお話です。
この回は『ガラスの靴』に着目して感想文を書きました。しいて言えばテーマは『演出』についてでしょうか。
シンデレラはガラスの靴の存在があったからこんなにも有名な作品になったのだと思います。
【プチコラム】は『日本で一番好きなお城の話』について。

かえるの王さま-できない約束はするな
かえるの王様は、美女と野獣のように男性側が魔法によってかえるに変えられていたお話。
私は内容はおろか、タイトルすら聞いたことがなく、勝手に子沢山のおたまじゃくしに悪戦苦闘するお父さんがえるの日常、『かえる版ビッグダディ』みたいなお話だと予想していましたね(。-_-。)
テーマは『約束』について。
約束したのならそれなりの覚悟を持たないといけないのですね。
【プチコラム】はおせっかいおじさんがたまに役立つお話。

小人の靴屋-才能が花開く日を信じて
小人の靴屋は小人が靴屋さんのお店を繁盛させるお話。とてもハートフルで登場人物みんないい人のヒューマン童話です。…そんな言葉があるのか知りませんが(^^;
テーマは『才能』ついて。才能はみんな持っているものだと信じていますが、私の才能はいまだに芽が出ません。
…ところで私の才能って何ですか?笑
たぶんどこかに落ちていると思うので、見つけた方はこのブログか私のSNSまでご一報をいただければと思いますm(_ _)m
【プチコラム】は『格差はいけないことなのか?』について。

ハーメルンの笛吹き男-理不尽とどう向き合うか
ハーメルンの笛吹き男は約束を破ったがゆえに、子供たちが連れ去られるというなかなかの怖さを感じる物語でした。しかも、実話が基になっているという事も言われていて、他の物語とはまた違った怖さを感じます。
そんなハーメルンの笛吹き男で書いた感想文は『理不尽』をテーマにしてみました。
理不尽なことは避けたいけど、避けられないこともありますからね。すぐには答えが出ない事が多い気がします。
【プチコラム】は『お前は完璧な人間か?』について。

グリム童話の読書感想文を書いて見えてきた自分
こんな感じで10週にわたってグリム童話の感想文を書いてきたわけですが、グリム童話は日本昔話と違った面白さがありましたね。
2つの昔話の違いや特徴に関しては別記事でまとめてみましたのでご覧ください。

グリム童話を読むことによって自分という人間がどんな考えを持っているのか、自分の特徴みたいなものが見えてきた気がします。
私は曖昧なものを曖昧なままにしておける性格という事に気づけた気がするのですね。
私は考えることが好きなのですが、それはこの自分の性格が関係しているのかもしれません。
自分では自分の事を「俺はこういう人間だ」と思ったり、「自分で自分がわからない」と思ったり、自分の事を客観視するのは難しいです。
でも、読書感想文を書くことによって自分らしさが見えてくるので、自分を客観視する上ではめちゃめちゃ効果的ですね。
こんな事を思ったのですが、、、同じような事を前にも書いていました。笑
歴史は繰り返しますね(゚∀゚)
この事からもやっぱり読書感想文には自分の考えを客観視できると感じる効果があるのだと思います。
次の読書感想文はどのシリーズにする?
さて、日本昔話編に続いてグリム童話編も10回読書感想文を書きました。
キリがいいですし、次のシリーズに進みましょうか^^
次は何がいいですかね。日本昔話、グリム童話と来たら次は…アンデルセン童話ですか?
日本昔話とグリム童話はテイストがちょっと違っていましたが、グリム童話とアンデルセン童話も何か違いがあったりするのですかね。
今のところ、どちらも海外の話で似てるのかなと予想しているのですが、実際に読んで確かめてみたいと思います。
という訳で、次回からは『アンデルセン童話編』に突入しましょう!

引き続き、読書感想文を書いていくのでご覧になっていただければ嬉しく思います。
今後とも宜しくお願い致しますヾ(≧▽≦)ノ
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