Audibleの効果|頭に残らないはクソどうでもいい問題

私は最近になってAudibleを活用し始めましたが、思いのほか使い勝手が良くて結構重宝しています。
今まで興味はあったけれど利用しなかったのは「音声を聴くだけで頭に残るのかなぁ?」「耳で読書して効果なんかあるの?」と思っていたから。
…あたかも本を読んだら頭に残っているような生意気な意見。笑
実際に使ってみたら意外と頭に残るし、もっと言うと「覚えてなかったらもう一度聴けばいいし、頭に残らなくても支障ないな」と思うようになりました。
この記事では私が実際にAudibleを使って感じた効果に関する感想と、より頭に残すための工夫を記録しておきますね。
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目次
Audibleは記憶力よりも印象力が違う
Audibleに興味があるけれど、なかなか利用するまでいかない人には「音声を聴くだけで頭に残るのかなぁ?」と思う心理があるのかなと。
私はそう思っていたのですが、実際に試してみると「頭に残る量の違いではなく、印象に残る部分が違う」というのが個人的な見解です。
音声だと地の文と会話文で読み方に工夫がされていたりします。
そうすると言葉の印象が変わってくるので、読むときとは違う感覚が研ぎ澄まされる感じがしました。
例えば、私は「星の王子さま」を何度も繰り返し読んでいて、Audibleでも初めて読書体験してみたのですが、今まで読んできたのとは違う部分が印象に残りました。
音声だからこその読書体験もあると分かったので、この点は自分の潜在能力が引き出された感じたして嬉しかったですね。
私自身、「Audibleは合わない」と勝手に思っていたのですが、実際に使ってみると全くそんなことなかった。
詳しくは別記事で書いています。
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私はこう結論付けましたが、実際にオーディオブックの読解効果に関しては科学的にも証明されているようです。
音声を聴くことによる読解効果は科学的に証明されている
音声による読解効果は本当なのか証明がほしかったので、いろいろ調べてみたところ下記のような情報を見つけました。
アメリカのThe Association for Information Science and Technology(情報科学技術協会)という組織が2019年に発表した、視覚(文字)と聴覚(音声)の読解効果に関する比較実験についての論文によると、
(1)音声を聴くことによる読解効果は、文字を読むことよりも優れている、(2)両者を同時に行うことによる読解効果は、それぞれ単体で行うよりも優れている、という2つの事実が明らかになったそうです。
そしてこの論文では、オーディオブックを聴きながら、VR読書やAR読書といった新たな読書形態を取り入れることが、読解効果の点からも推奨されると結論づけています。
私はラジオが好きでたまに書き起こし記事を読んだりするのですが、その時にその放送を実際に聴いているときは「あっ!あの話か!」と結構印象に残っていたりする。
ラジオは読書とは違うけれど、音声があるとイメージが湧くし、ちゃんと内容も覚えていて読解効果はあるというのは本能的にも感じていたかもしれません。
音声による読解効果に関しては詳しく知りたい方は、引用元で確認してみてください。
頭に残らない時の対処法
あるところに「音声では頭に残らないからAudibleを使うのは無駄だ」と言う人がいました…私だよ!笑
「聴き流ししたら記憶に残らないし意味あるの?」と思っていたのですが、ふと『まるで本を読んだらその内容を全部覚えているような価値観だな』という声が聞こえてきました。
確かに、本を読んだからといって内容を細かく覚えているわけではないですよね。
音声だと頭に残らないと言っているけれど、別に読書でも頭に残ってないんです。
つまり、人は忘れるのです。
よく「1時間経ったら半分以上忘れてる」みたいなこと言われますよね。『エビングハウスの忘却曲線』と呼ばれるアレです。
頭に残らないことを嘆くけれど、そういうもんなのですね。
頭に残らなくていいと考えればAudibleに対するイメージは変わる。
例えば、気になっている本を試し聴きして、良かったらそのまま聴けばいいし、そうじゃないなら次の本に移る。
読書のつまみ食いとしての使い方をしてみる。
あるいは、印象に残った場面をメモしておいて後で聴き直す。
そうやって対策すれば、頭に残らないことは大した問題にはならない。

要は“悪魔の実”と一緒。「能力は使い方次第」ですね。
サービスは使い方次第、自分なりに上手く活用できるかどうかで必要性は変わってくると言えるでしょう。
Kindleと併用すればいい
もともと勉強のためにAudibleを始めたのですが、私はAudibleと一緒にKindle Unlimitedも利用し始めました。
これは文字の方が全体像を把握しやすいから。
Audibleで印象に残った箇所をメモしておいて、該当箇所をKindle(電子書籍)で精読する。
こうすることで、自分にとって必要な部分だけをピックアップ出来て効率が良くなりました。
必ずしもAudibleとKindle Unnimitedの両方で読めるわけじゃないけれど、どっちも利用できるとかなり効率は良いですね。
金額的にはAudibleが月額1500円、Kindle Unlimitedが月額980円で、合計2480円かかる。けれども、ビジネス本は1冊1000~1500円くらいするので、月に2冊以上の本を読むのならお得。
それ以上に「この本役に立たないな」という失敗(時間の無駄)を防げるのがいい。
私は精読にはAudibleは向いてないと思っていますが、多読には最適だと思っています。
Audibleで自分の求める内容の本を探して、電子書籍でその内容を深める。
ここまで来たら、Audibleの頭に残らないというデメリットなんてクソどうでも良いと思うようになりました。
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まとめ|Audibleは「頭に残らない」より「どう使うか」が大事
Audibleを実際に使ってみて感じたのは、「頭に残らないかもしれない」という不安は使い方次第でどうにでもなるということ。
人はどんなに集中して読書しても、時間が経てば忘れる生き物です。エビングハウスの忘却曲線が示すように、「忘れるのは当たり前」と捉えれば、Audibleに対する評価も変わってきます。
むしろ大事なのは、印象に残る情報を拾い、必要なら繰り返して聴く・メモして精読するなど、自分に合った活用法を見つけること。
特にAudibleは、多読や“つまみ食い”のような感覚で新しい本に出会いたい人にはぴったり。印象的だった場面をKindleで読み返すなど、音声と文字を組み合わせることで、より記憶に残る読書体験が可能になります。
つまり、「頭に残らない」ことを理由にAudibleを避けるのはもったいない。
使い方さえ工夫すれば、Audibleは立派な“自分専用の学びのツール”になるのですね。ぜひお試しを♪
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- ゆーじ(平成生まれ)は、日本のWEBライター、ブロガー、助っ人。東京都出身。花粉症持ち。Wikipedia風プロフィールページはこちら
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