初めて「Audible(オーディブル)」を利用した体験レビュー

初めてAudibleを体験したら、実際に使ってみなければ分からない使用感がありました。
私は「オーディオブックは本の内容が頭に残らないのでは?」と思っていたのですが、実際に使ってみると集中して声を聴くようになるからか、意外と印象に残ります。
今では移動中や買い物に行くときなど活用機会も増えてきたし、電子書籍では味わえない「耳から得る情報だからこその価値」を実感しています。
この記事ではAudible初体験の時に私が実際に感じたことをメリット・デメリット共にまとめているので、Audibleをはじめオーディオブックに興味を持っている方の参考になれば幸いです。
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目次
私がオーディブルを試そうと思ったきっかけは効率UPのため
「イベント集客の勉強をするために先人の知恵(本の力)を借りよう」
それが私がAudibleを始めようと思ったきっかけです。
とあるNPO団体に所属しているのですが、ショッピングモールでのイベントで思ったような集客が見込めなかったことが課題になりました。
「どうしたら集客できるか?」を勉強するために、集客に関連する本を読もうと思ったわけですが、「毎回本を買ったりするのは金銭的に厳しい」「移動中やランニング中の時間を活用したい」ということで、「Audibleを始めてみようか」と思った次第です。
きっかけに関しては別記事【NPOイベントの集客課題に直面…自サイトでモヤモヤ整理中】で書いています。集客UPのために実際に読んだ(聴いた)本についても随時更新中なので、興味があればご覧ください。
ここからはAudibleを使ってみた私が「どんな印象を受けたのか?」について書きます。
Audibleに限らずオーディオブック自体本当に初めて使うので、初体験にしかない味わえない感想を率直に書きますね。
ちなみに、『Audibleとは?』などの基本情報は別ページでまとめておくので、「そもそもAudibleってどんなサービスだ?」について知りたい方は参考にしてください。
⇒準備中
Audibleを初体験!操作性を確認して早速『星の王子さま』を視聴!
一番最初に聴く本は『星の王子さま』にしました。

おそらく私が人生で一番読み返している本なので、最初に相応しいかなと思って選びました。
聴いたついでに読書感想文を書いたので、興味があればご覧ください。
⇒準備チュう
まず本を探すところですが、Audibleの検索窓に「星の王子さま」と打ち込んで『Audible版』から『今すぐ聴く』を選べばOK。
PCとスマホ(iPhone)のどちらも試しましたが、操作に関しては難しいことはありませんでした。ただ、スマホの方が直感的に操作できて使い勝手は良かったです。

ちなみに、スマホで利用する場合は専用のアプリ(無料)をダウンロードする必要がありました。
iPhoneで音楽を聴く感じで使えるので、使い方とかに関しては抵抗感はなし。
あとは実際に聴いて「どう感じるか?」で満足できるかどうかといったところでしょうか。
では、私が感じたメリットとデメリットを先にまとめておきます。
それについて具体的に書いておくので、気になる項目だけでも読んでみてください。
メリット・デメリットに関しては個人的に印象が強い順に上から書き出しています。
【Audibleのメリット・デメリット】
・メリット
-気づいたら集中して聴いている
-再生速度を0.1x単位で選べる
-感情が入りやすい
-気になったワードに引っ掛かりやすい
-目次があって読み飛ばせる
・デメリット
-視覚情報を重視する人にはイメージしにくい
-自分のペースで読めない
-ブックマークが一か所しかできない
-あらすじや概要を予め確認しておく必要がある
-読みたい本が見つからない
では一つずつ確認していきましょう。
メリット①気づいたら集中して聴いている
「あれっ?そういえば凄い没入して聴いてなかったか?」
そんな没入感を味わえたのがAudible最大のメリットでした。
最初は馴染みがなかったこともあって「全然頭に入らないなー」と思っていたのですが、しばらく聞き続けていくうちに聴き入ってる自分がいました。
特に顕著だったのが“ながら”で聴いている時。
最初はPCで耳を集中させて聴いていたのですが、これだとあまり没入感がなかったです。
けれども、途中でスマホに切り替えて、近所をランニングしながら引き続き聴いてみたら、凄い集中して聴いていました。
ランニングを終えて、椅子に座った時に「あれっ?そういえばめっちゃ集中して聴いてたな」と気づいたので、Audibleは“ながら”で聴いた方が言葉が頭に入ってくるかもしれません。
走りながら(移動しながら)の方が本の内容が頭に入ってくるというのは、通常の読書では味わえない感覚で非常に良かったです。

60~90分くらいならノンストップで聴き続けられますね。
メリット②再生速度を0.1x単位で選べる
「星の王子さま」は通常の再生時間で聴くと約3時間。
140Pくらいでこの長さなので、そのまま聴くとかなり時間がかかりますね。
でも、再生速度を0.1x単位で選べる(0.5x~3.5x)ので、スピードを上げればその分時間は短縮できます。
慣れてくるとスピードを上げてもちゃんと聴けるし、内容も入ってくる。
慣れて上げて…を繰り返していけばそれなりのスピードでも意外とちゃんと聴き取れます。
最終的に私は2.5xくらいまで速度を上げました。そのおかげで1時間30分くらいで聴き終えたので、効率アップは図れると感じましたね。
メリット③感情が入りやすい
これは読む人や本のジャンルにもよりますが、感情移入しやすいですね。
例えば、地の文と会話文で声色が変わったりすると、メリハリがついて没入感があるし、情景も浮かびやすいので、これは声で聴く音声ならではのメリットだと感じました。
これは私が聴いた「星の王子さま」のナレーターが日高のり子さんだったのも、もしかしたら影響しているのかもしれません。
聴いているうちに『タッチの南ちゃん』や『名探偵コナンの世良さん』に読んでもらっている気分になって、それがまた特別感があって良かったです。笑
やっぱり声優さんって凄いですね。
メリット④気になったワードに引っ掛かりやすい
急に「小惑星B612」ってワードが聞こえてきたら「んっ?」ってなりますね。
でも、こういう引っ掛かりが生まれるのも音声ならではのメリットのように感じます。
小説の場合、聴きなじみのない言葉に引っ掛かることで「あれ?何の話してるんだっけ?」となる場合もあるけれど、ビジネス書などを聴く場合は、「言葉に引っかかる=自分が気になる言葉」とも受け取れるのかなと。
基本的に“ながら聴き”が合ってると思うので、そういう引っ掛かる言葉に気づけるのはAudibleの良いところだと思いました。
メリット⑤目次があって読み飛ばせる
本にもよりますが、目次がある場合はその目次までページを飛ばせるので、効率は良いですね。
例えば「星の王子さま」の場合は29個の目次があるので、気になる場所だけを聴くことも可能。
これは小説よりもビジネス書の方が恩恵があるでしょう。
あと、目次が分かれてることで1項目あたりの分数が短いのもポイント。
「ここは10分くらいで聴けるな」と分かると「この時間だけはちゃんと聴こう」など集中力アップのサポートにもなっていて良い機能だなと思いました。
デメリット①視覚情報を重視する人にはイメージしにくい
Audible最大のデメリットは「頭に残らない」ところかなと。
特に視覚からの情報を重視している人にとっては、結構大変かもしれません。
私は聴覚よりも視覚重視のタイプなので、音声だけだと余計なところで気になってしまうところはありました。
例えば、「そこにいたのは“あらい”王様でした」という文章があった時、「“粗い(大雑把な)”なの?“荒い(乱暴な)”なの?」とか気になっちゃう。
これは文字で書かれていたらすぐに分かる情報、だけど音声だと「んっ?」ってなっちゃうから、数は少ないけれどこういう地味なストレスを感じる場合もある。
もちろん、気にならない人もいるだろうし、これはタイプの問題だと思う。
話すタイプなら気にならないと思うけれど、私のように書くタイプは注意した方がいいでしょう。
デメリット②自分のペースで読めない
これも書くタイプの私ならではのデメリットだと思いますが、自分のペースで進めないのは気になりました。
じっくり長考派の私は、読書する時に気になった言葉があったら一度立ち止まって考えたり、読み返したりします。
けれども、音声はどんどん先へ進むので立ち止まるのには向いてないですね。
もちろん、一時停止や前後30秒スキップ、スライドで戻せるなどはあります。
でも、操作ミスで「30秒戻るには長すぎるからスライドで戻ろう。あっ戻しすぎた!30秒進もう。わっ先に進んじゃった!もう元の場所が分からない~!はい~ジャンガジャンガ…」となってしまうことも。
なので、じっくり派にはデメリットの方が大きいかもしれません。
デメリット③本の中でのブックマークができない
「この部分後で聴き直そう」と思って、その箇所を栞のようにブックマークできないのは少し気になりました。
スマホだとメモが取れるので「○分○秒:~~」みたいな形で一応印はつけられるけれど、もっと手軽にチェックだけ付けられるとかの機能があれば良かったなーと感じます。
本自体のブックマークは出来るし、細かい機能なので他の人にこの機能のニーズがあるかはわかりませんが、個人的にはやや気になったデメリットでした。
デメリット④あらすじや概要を予め入れておく必要がある
これは初めて読む本に関してですが、全く情報がない状態で読み始めると、把握するまで良く分からない時間が流れます。
試しに全く人気のない本を選んでみたのですが、「これは何について話しているんだろう?」となって内容が全然入って来ませんでした。
予めあらすじや概要など「どんな内容の本か?」という情報は入れておいた方が認知度は上がると思います。
それこそAudibleだとレビューがある本も多いので、他の人の意見を先に読むのもいいかもしれません。
デメリット⑤読みたい本が見つからない
もともと「集客」や「ファンの作り方」などのビジネス書に興味を持って、Audibleを活用してみようと思いました。
ただ、Audibleにはそれ関係の本があまりなかったです。
Audibleは20万作品以上が読み放題だし、ジャンルも幅広いと思いますが、より細かいニーズに応えてくれる本となると対応してない場合もありました。
実際、私が読みたいと思っていた『集客』に関する本はほとんどありません。
タイトルはAmazon側が決めているので、今後ラインナップに並ぶかもですが、可能性は低そうです。
私は対策としてkindle unlimited(キンドルアンリミテッド)も同時に使い始めました。
Kindleは500万作品以上があるし、無料作品も多いので読みたかった『集客』関連書籍も読めています。
Kindleに関しては別記事で書いています。
⇒準備中
以上が私が感じたオーディブルの主なメリット・デメリットです。
Audibleをおすすめする人を考えてみた
ここからは私が感じたメリット・デメリットを元におすすめする人を考えてみます。
こちらもおすすめ度の高い順に並べてきますね。
【Audibleをおすすめする人】
・移動時間やながら時間を有効活用したい人
・気になる本があるけれど購入までいかない人
・読み聞かせをしたい人
細かいところも挙げれば、俳優や声優の音声を聴きたい人や文字を読むのが苦手な人にもおすすめは出来ます。
ただ、私は声にこだわりがないし、読者は好きなのでおすすめ人には入れませんでした。
おすすめする人①移動時間やながら時間を有効活用したい
Audibleを実際に試して感じたのは“ながら読書”にぴったりだということ。
集中して聴こうとすると意外と頭に入ってこない。それよりも何が他に作業をしていて聴いた方が頭に入ってくる。
私はランニングや散歩しながらの方が内容が頭に残りました。
なので、通勤や通学など、電車やバスでの移動中にスマホを眺めている人や掃除や洗濯、料理中など家事をしている時に使うのはかなりおすすめです。
おすすめする人②気になる本があるけれど購入までいかない人
気になってるけれど、なかなか本を読む気持ちが起きない時もAudibleはおすすめ。
やっぱり手軽に聴けるし、受け身でいいからいちいちやる気を出す必要もない。
ちょっと聴いてみて、良さそうだったら本格的に聴くのもいいし、本を買ったり電子書籍で読むのもアリ。
今まで読書習慣がなかったり、新しい趣味として読書を始めてみようと思っている人にはちょうどいいですね。
おすすめする人③子供に読み聞かせしたい人
これは実際には試していませんが、読み聞かせにも役立つと思います。
Audibleは昔話など幼児向けの絵本が充実していて、つらつらと音声を流しているだけでも意外と効果的な気はします。
絵は本によってはPDFで掲載されているものもあるので、そういった本を選べば絵が見たい場合でも対応はある程度出来そう。
私には合わなかったですが、大人でも睡眠導入として流すのも一つの使い方かもしれませんね。
まとめ:Audibleの良さは体験してみないと分からない
Audibleを体験して感じたのは相性がはっきりしているということ。
何度も書きましたが、Audibleはじっくりよりも気軽に本を読みたい(聴きたい)人向けのサービスだと感じました。
私は相性が良い方ではないとは感じましたが、ながらで聴きたいタイミングもあるし、使っていくうちに慣れてくる感覚もあったので、しばらく続けていこうかなと。
外出中はAudible、家では紙or電子書籍で使い分けるのを基本スタイルにしたいと思います。
30日間の無料お試し期間もあるので、迷っているくらいなら一度体験してみてください。
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