第4話「ゆーじ VS イマドキ高校生」
【第3話「この道を行けばどうなるものか」】で高校に行って講義をしていることを書きましたが、今回は現代の高校生がどんな生態なのかについて書いてみようかなと。
とりあえず、私にとって高校生は未知の存在です。
仕事で関わる人はどんなに若かったとしても20代前半だし、友達の子供も赤ちゃんや小学生くらいの年齢だから、高校生の年代はちょうどエアポケットで全く接点がありません。
物事は『知らないと怖い』と感じる側面があると思うので、まずはZ世代に関する基本情報を調べることから始めてみました。
「なになに、イマドキの高校生はZ世代と呼ばれる。文末に『。』をつけるとハラスメント扱いされると…」
こっわっ。。。
これは調べれば調べるほど『知ることによる恐怖』を感じると思ったので、余計な情報は入れずに出たとこ勝負で講義をすることに決めました。
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実際にイマドキの高校生と対峙した印象ですが、“自分が高校生だった頃とほとんど変わらない”です。
「あー、高校ってこんな感じだったなー」という感覚が蘇ってきたし、少なくとも知らない存在ではなかった。
アウェーを感じる事もあったけれど、講義をちゃんと聞いてくれるし、問いかければ答えてくれるし、課題にもちゃんと取り組む。
学校の授業にちゃんと出席している生徒たちなので、その時点で基本的に“素直”なのかな。
知らなかった時は『特殊な存在』のようなイメージを持っていたけれど、実際の高校生は全くそんなことなかった。
もっと言えば、私が高校生の頃よりも情報も技術も発達してるから“能力が高い”と感じたというか、、、なんか「“可能性”しかないな」って感じた。
日本の未来は明るいと思いますよ。
ここで終わらせても良かったのですが、そうは問屋が卸さない。
誰だよ「Z世代は特殊だ!」って書いたヤツ。
…ごめん。特殊って書いたのは私ですね。でもZ世代がヘンだみたいな風潮は言われてるのかなと思う。
この世代くくりってやっぱりあんまり好きくないんだよね。
私自身、ゆとり世代でめちゃめちゃ揶揄されましたし、「これだからゆとり世代は」という上司からの言葉には辟易しました。
「ははは」と笑いながら『だからてめぇ誰からも慕われてねぇんだよ』という感情に覚えがある同士、きっといると信じてます。
こんな世代くくりが何で起きるのかずっと疑問だったけど、今回Z世代と関わったことでその理由が分かった気がする。
世代くくりが起きるのは『なんとなく怖い』って思ってる大人がいるだけなんだなって。
「なっ、なんだコイツらの感覚!自分の常識にないぞ!」って大人、要は『分からないものや変化を嫌う』大人がレッテルを貼ってたんだろうね。
おそらく誰かがZ世代と名付けたんだろうけど、『名付けた人』がというよりは『Z世代という言葉を知った人の一部』が見誤ったのかな。
新しい価値をどう扱うかは人の心理を試しますね。
もちろん、Z世代の悪い側面もあるんだろうけれど、少なくとも私にはポジティブな印象が強いかな。
せっかく学校関連の記事が続いているので、次回は学歴について書こうかなと。
当たり前ですが、私が高校生の時は自分と同じくらいの学力を持った人たちとしか接した経験しかありません。
ですが、今回いろんな偏差値の高校生と対峙し、講義をしてきたので、その印象でも書こうと思います。
最後に「これだからゆとりは」と言ったヤツに感謝でもしておこうかな。
あなたへの反面教師が、学校という場所で役に立ちましたよ。
はっ、性根の悪さが出てしまった。。。
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