第8話「無意識の加害者」
【第7話「下から関節決めましょうか?」】で“いじめ”という言葉を使ったので、今回はいじめをテーマに何か書いてみます。
デリケートなテーマなので言葉選びにすごく気を遣いますが、嫌なもの・不謹慎だからと言って何も考えないのは違うかなと。
報道などを目にするたびに気持ちは重くなるので、一度頭の中を整理しておくのは大事なことでしょう。
ただ、今回は堅い内容になりそう。。。
なので、先にちょっとふざけておきますヾ(≧▽≦)ノ ブリッブリッ!!
さて、まず私自身に関してですが、いじめとはほぼ無縁の人生を送ってきました。
学生時代も社会人になってからもいじめられた経験は一度もありません。
『日本怪奇ルポルタージュ』という番組で“いじめ”がテーマの回を観た時、4人の出演者の方々がみんないじめられた経験があると話していて、「いじめられた経験がある人は少なくないんだな」と改めて認識しました。
本当に些細なことがきっかけでいじめは始まることを知った時、「そういえば…」と考えさせられる過去の体験を思い出しました。
先ほど書いたように私はいじめられた経験はないですし、反対に誰かをいじめた経験もありません。
ただ、『もしかしたらアレはいじめの加害者になっていたのかも…』という“しこり”みたいなのはあります。
簡単に話すとこんな感じです。。。
クラス内で仲良し5~6人のグループがいたけれど、ある時気づいたらその中の1人が仲間外れみたいな状態になっていた。
いわゆる1軍寄りグループの子で目立っていたし、クラスの中の出来事なので、私は『何かあったんだろうな』とは気づいていたけれど、その子にもグループに対しても何かアクションを起こすことはなかった。
おそらく私の周りのクラスメイトも気づいていただろうけれど、みんな特に何かをすることはなかった。
この出来事ってどう受け止めたら良かったのでしょうか?
ポイントかなと思うのは『その子が仲間外れになる前と後で周りに何も変化は起きてない』ということ。
そのグループ以外のクラスメイトがその子に対して悪口を言ったり、暴力を振るったりとかはない。
ただ、その子はそのグループ以外で気軽に話せる人がいなかったから、結局ずっと1人で過ごしてた。
その子とそのグループの環境は変化したけれど、私や他のクラスメイトは何も変わってない。
周りの子がどう思ってたのかは分からないけれど、この状況において私は自分がいじめてるっていう認識はなかったです。
けれども、仲間外れにされた子の立場で考えてみると「クラス全員から無視された…」っていう感覚になるのかなという気もしています。
その子がもしそう考えていたのなら、私は無意識にいじめの加害者になっていたと言えるのかもしれません。
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じゃあどうするのが正解でしたか?
その子に「何かあったの?」と声をかけるべきだった?
もともといたグループの子に「仲直りしたら?」とか声をかけるべきだった?
厳しい言い方だけど、そもそもそんな義理ある?
この答えは私には分からない。正解もその時々で違う気もする。
だからこそ、正解がないからこそ“いじめ”に関してはずっと考え続けないといけない課題だと思うし、意識したりや認識したりすることが大事な気がする。
私はいじめとは無縁だったけれど、無頓着でいてはいけないのかなとは思ってる。
誰しもの頭の中に何かしらの引っ掛かりがあれば、『ちょっと待てよ…この行動は良くないかも…』と当事者意識を持てるだろうし、多少の抑止には繋がるのかもしれない。
ただ、結局は加害者側の心理状態とか環境、本人次第なところがあると思うから、そこに関してはかなりの覚悟がないと問題解決には繋がらないのかな。
私にはいじめをなくす完璧な答えは見つけられそうもないのが正直なところですね。。。
私がいじめをテーマに何かを書くには言葉が軽い気がします。
いじめという言葉の重みと私の言葉の重みが釣り合ってない感じ。
どうしたってモヤモヤした感じは残りますね。
まぁでも…まぁこの課題はいったん引き出しにしまっておきましょう。
ただ、「何で俺いじめられなかったんだろう?」というのは何となく気になったので、いつか考えをまとめてみようかなとは思ってます。
“ないことの証明”は説明が難しいので、このコラムカテゴリーとは別の感じで、考えがまとまったら記事にしようかなと。
せっかくならいじめに悩んでいる当事者や家族、誰かの処世術として役立つように書きたいですね。
やはりテーマがテーマなだけに、いつになく真面目な内容になってしまった。。。
コラムってのはふざけてなんぼというか、遊び心がないと楽しい文章にはならないよね。
まっ、でも今回はホントにウ○チしながら書いてたけどね!σ(≧▽≦)σ<ホンチー
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