第7話「下から関節決めましょうか?」

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第6話「僕なりのヒーローアカデミア」】で『クラスの雰囲気』について触れましたが、ぼんやりと“スクールカースト”みたいな言葉が思い浮かんだので、今回はスクールカーストについて考えてみようかなと。

私自身、学生時代にカースト制度のどの序列にいたか自分ではわかりませんが、1軍~5軍で分けるならちょうど3軍くらいだったと思います。

決してクラスの中心人物ではなかったですし、かといって誰ともコミュニケーションを取らないこともなかった。

私の学生生活を四字熟語で表すなら『平々凡々』がぴったりだったような気がします。

ただ、正直なことを言うとスクールカーストという感覚が私はあまり良く分かっていません。

おそらく容姿端麗、スポーツ万能、学業優秀など『目に見える何か』を持ってる人が1軍寄りで、そうでない人が5軍寄りとされる仕組みなのでしょう。

それは何となく理解は出来るけれど、それが『ピラミッド構造』につながる感覚がよく分からないんですよね。。。

一般的なスクールカーストはピラミッド構造をしていますが、私の感覚に置き換えると、ダーツとかアーチェリーの的みたいなサークル構造が一般的なソレに当たるのかなと。

スクールカーストのイメージ画像

※クラスの序列のイメージ画像

『スクールカースト』じゃなくて『スクールサークル』みたいな言葉になりそう?

『スクールスパイダー』の方がカッコいいか?まぁいいや。

俗に言うクラスの1軍と呼ばれる人は中心に近い『求心的』な人で、5軍と呼ばれる人は中心から離れた『遠心的』な人。

例えば、学校行事とかに積極的な人は1軍で、消極的な人は5軍みたいなイメージ。

だから『上下』というよりは『遠近』って感じで、そこに序列があるという感覚がそもそも存在しなかった。

人気者がクラスにいた時に「クラスの中心だなー」とは思っても「自分より上だなー」とはならない。

逆もしかりで、おとなしい子がクラスにいた時に「クラスに馴染まないなー」とは思っても「自分より下だなー」とはならなかった。

実際、1軍寄りの人に多いいわゆるやんちゃな人とも普通に話してたし、5軍寄りの人に多いいわゆるオタクな人とも普通に話してたし、『人は選ぶけれど態度は変えない』っていう今のスタンスは子供の頃から自然と身についていたように思います。

ちなみに、そこには「みんなと平等に接しよう」という意識も特にありません。

『最終兵器』のアルバムを持ってた子に「キングギドラの曲だと何が好きなの?」とか、休み時間に見たことあるカエルのイラスト書いてる子に「ケロロ軍曹ってなんで地球侵略を企んでるの?」とか。

そんな感じで単純に自分が興味を持ったからそのクラスメイトと話していたし、それに対して避けられるってこともなかったと思う。

まぁ不憫に思われて気を遣われていたっていう可能性は否定できないけれど…。笑

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スクールカーストについて改めて調べてみると、どうやら『どこに所属するか?』というのが重要らしい。

なるほど、スクールカーストの感覚が分からない理由はココにある気がします。

というのも、私は帰属意識が非常に低い。

細かい内容は端折るけど、飲食店でアルバイトをしてた時に、視察に来たお偉いさんに「君、こんなんじゃ(こんな働きじゃ)給料払えないよ?」とヘラヘラした感じで言われたので、「いいですよ。そしたらやめますから。」と言って相手を苦笑いさせた経験があります。

お店から教えられたやり方を守って盛り付けをしていたのに、現場を知らないヤツにあーだこーだ指摘しながらコミュニケーションを取りに来た感じとかがシンプルにムカついたんだろうね。

それこそ『上下』を植え付けてきた感じがした。

だからとっさに防衛本能が働いたのでしょう。

帰属意識がある人は『とりあえず「すみません」って謝っておけばいいか』とか『ここで私が反発したら周りで働いている人に迷惑がかかるかも…』とかを考えるのかなーと。

ただそこで「マウントを取りに来たから下から関節を決めにいっただけだけど?」っていう態度を取ってしまうあたり、“性格に難あり”とは思っています。

ただ、そう考えると学生時代にスクールカーストを感じなかったのは、周りにマウントを取りに来るみたいな人がいなかったからかもしれない。

もっと言うと、私は人を選んでたから、そういう人間とはあまり関わってなかったのかなと。

学校と言う閉鎖的な空間でスクールカーストというものを感じなかったのは、私の性格がどうこうというよりも、単純に運が良かった(周りの人に恵まれてた)だけなのかもしれませんね。

以前チャレンジスクールで講義をしたとき、ある生徒が「中学生の頃にいじめられてて…」というを話してくれました。

ただ、会話をしていてその生徒に何か原因があるとは全く思わなかった。

「今は学校行くのが楽しい」と言っていたことからも推測できるように、その生徒に何か問題があったわけじゃなくて、通っていた『学校の空気感』に問題があったんだろうなっていうのは想像に難くないかなと。

そんなことを考えると、私にもスクールカーストを強く認識する出来事が起きたかもしれないし、私がいじめの対象になる可能性もあったのかもしれません。

けれども、実際いじめられたことはなかったし、そもそもいじめられる不安を感じたことも一度もなかった。

いま思い返すと、それは周りが私の存在を認めてくれてたからなんだろうね。

だから、その心配すらもなかった。

「本当に何も考えずに生きてたなー」と、しみじみ感じています。

でも、なんで周りは私のことを認めてくれてたんだろうか。。。

…やっぱり気を遣われてたのかな?笑


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