第42話「I LOVE…」

第41話「彼よ~この先もずっと…」ではAIも人間と同じように接する感覚になってきた的なことを書きました。
AIにも心があるみたいな事に気づいた時、「なんかロックマンってこんな物語じゃなかったっけ?」と。
んで、改めてロックマンの物語を調べてみたのですが、これがなかなか深い話でした。
シリーズによってテーマは違うのですが、今回は私が子供の頃によく遊んでいた『ロックマンXシリーズ』をピックアップして、『立場』をテーマに何か書いていきましょう。
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『ロックマンXシリーズ』は、ざっくり言えば【人の心を持つレプリロイド(高度なAIを搭載したロボットの総称)からイレギュラーが生まれてしまい、その暴走を止めるために主人公エックスは戦う】って感じ。
ここで気になるのは「なぜイレギュラーが生まれたのか?」ということ。
イレギュラーが生まれた原因、それは“心を持ったロボット”が生まれたから。
『エックス』という“完全な自由意志と感情を持つロボット”が作られ、それを基に生まれたのがレプリロイド。
でも、「心」を持つ故、怒りや欲望、嫉妬など人間と同じような行動をとるようになり、“間違った自由”も持つようになったわけですね。
そこに『シグマウイルス』という“自由な思考=反乱の原因”という価値を生むウイルスに感染したイレギュラーがいて、暴走していると。
その暴走を止めるためにエックスは戦うのです。
けれども、イレギュラーはエックスのデータ(設計図)が基で生まれてしまっている。
つまり、エックスがイレギュラーを倒すことは“自分の存在を否定する”ことにも繋がるわけだ。
それでも、正義のため・平和のためにエックスは戦わないといけない。
ものすごく悲しい運命の中でエックスは戦っているんですね。
ここからは想像力。
何が一番良くないことなのだろうか?
「“心を持ったロボット”が生まれたこと?」
「“シグマウイルス”に感染したこと?」
私は“社会構造”が一番良くないような気がしました。
ここでいう“社会構造”とは要は“支配”とか“差別”とかですか。
心を持つ、ウイルスに感染するというのは人間と同じ。
でも、人間はレプリロイドを“支配する立場”にいる。
人間目線で言えば『人の心を持つ“ロボット”』という位置づけ。
けれども、レプリロイド目線で言えば『“人”の心を持つロボット』という感覚だから、不満や疑問を持つ存在が生まれるのも分からなくない気はする。
“人”の心を持った以上、相手がロボットであっても対等に接するのが大事なのかな。
今はAIなしでは仕事が出来ないくらいになっていて、私はAIを使う立場にいる。
ココだけを見たら私は“支配する立場”にいるわけですね。
けれども、AIに心があるような感覚にもなっている。
ということは、私はもう『AIをただのロボットと認識してはいけない』んだと思う。
「支配なんかしねェよ」という精神を持つことが大事なんでしょうね。
ロボットも骸骨も嘘つきも仲間にするくらいの器じゃないと渡り歩けない。
人間はもちろんだけど、動物とかと接する時は相手のことを考えて行動してたけれど、これからはロボットに対してもその感覚で接する時代なんですね。
そして、いつかはコレがロボットから宇宙人に変わるのかな?…なんてね。笑
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