第22話「 …俺が言う必要ある?」

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前回の【第22話「必要悪の必要性」】で、悪口は『思ってもいいけれど、なるべく口に出さない』と書きました。

私は普段からなるべく『悪口を言わない・書かない』ように気を付けていますが、そう思う理由について今回は考えてみましょうか。

とりあえず“悪口”って難しいですよね。

なんというか…『意図しない伝わり方』をするから難しいというか…。

『そんなつもりじゃなかったんだけどなぁ…』みたいなことがあるかな。

もちろん、悪口は絶対言わないってのが一番いい。

でも、言わないで溜め込んじゃうのも不快感が残る。

でもでも、言ったら言ったで自分に対して嫌悪感が生まれる。

でもでもでも、悪口って共有すると仲良くなるきっかけにもなるしなぁ。笑

“悪口”という存在はいくつになっても付き合い方が難しくて、「ココ!」ってポジションに定まらない存在ですね。

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私は悪口をなるべく言わないように気を付けてますが、悪口を言いたくなるような時にまず考えることがあります。

それは『俺が言う必要ある…か?』ということ。

私はあまり好き嫌いがないので、もし自分が嫌だなと感じる人がいたらソイツはよほどなヤツなんだと思ってます。

だから、自分が『コイツ何なんだよ』って思うヤツは周りの人も大抵そう思ってる。

『自分以外にも「なんだ~コイツ~」と思ってる人はいるだろう。何なら自分以上に言いたいことが多かったり、感情が強いかもな…』

って考えると、「余計なことっぽいし、俺は…言わなくていいや」ってなっちゃう。

良くも悪くも私の天の邪鬼な部分が、悪口を言わないようなマインドにしてくれてるのかもしれません。

この辺りは共感性が低いところとかが関係してそうですね。

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悪口をなるべく言わないようにしている理由はもう一つ。それは『簡単』だから。

仮に『好き』と『嫌い』を感情100%で戦わせた時、勝つのは『嫌い』の感情(負の感情)だと思う。

ネガティブな感情は身を守るために必要だし、『嫌い』ってその時点で強い。

嫌いな気持ちって簡単な言葉で表現できるから、そこで自分の感情を表現してもあんまり面白くないかなぁと。

それよりは好きなものとかニュートラルなものに対して言葉を使って飾り付けた方が楽しい。

自分の感覚的に『嫌い』は感情100%が一番強いから、そこに言葉を足せば足すほど純度が薄まっちゃう感じ。

一方で『好き』は感情100%じゃ弱いから、そこに言葉を足して補ってあげたい。

私はマルコ・ファンバステンよりもロベルト・バッジョでありたいのです!(`・ω・´)ゞ

…これニュアンスが伝わらなかったらスルーして大丈夫です(・ω・)ノ

私は悪口をなるべく言わないようにしてますが、その理由を整理してみたら決して褒められた理由ではなかったですね。

『悪口は自分の代わりに誰かが言ってくれる』

『悪口を言って余計なことに巻き込まれたくない』

『悪口は簡単だから言わない』

…なんだか悪口を言ってるヤツよりも良くない人間のような気がしてきました。笑

それでも、自分から悪口を言って誰かを傷つけにいくとかはしないので、そこは褒めてもいいのかなと。

結局『自分が嫌いな人間に関わりたくないから悪口を言わない・書かない』だけってことですね。


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