第35話「Progress」

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前回の【第34話「“勝ち”の“価値”を分かち合う」】で、「目標を立てるセンスが欲しい」と書きました。

いろいろ調べて自分なりに目標を立てるコツなども考えてみたのですが、目標を立てる上で一番大事なのは「完璧を求めない」ことなのかなと。

そう思ったのは理由があるからですが、果たしてその考えは適切なものなのだろうか。

今回は“目標”をテーマに何か書いていきましょう。

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目標に完璧を求めないことが大事だと思ったのは、シンプルにストレスだから。

目標を立てて、その目標に向かっていくことは大切だと思う。

目標があるから頑張れるって経験はこれまで何度もしてきたし、その目標を達成して充実感を味わった経験もしてる。

例えば【日本語検定】の時は2級合格の目標を掲げて真剣に取り組めたし、結果も出せた。

こんな成功体験は大小含めて何度もある。

でも、その逆もしかりで、目標を達成できなかったことも何度も経験してる。

例えば【わんこそば】の時は100杯食べるのが目標だったけれど、目標に届かないどころかしばらく蕎麦は食べたくないくらい嫌になった。

目標は達成できればいいけれど、達成できないとリスクもはらんでる。

もっと言えば、目標達成は一点だけど、その目標を達成するまでの期間は全て達成できてない状態が続いている。

だから、達成するまでの負荷が大きいと耐えられないこともあるし、目標があることでストレスを感じてしまう。

自分がしたこと(目標を立てる)で自分を苦しめちゃう的な?

そんなことになるから、目標に完璧を求めないことが一番大事なんじゃないかって思った。

思い返せば、目標って「0」か「100」かの事柄でしか立ててこなかったかもしれない。

目標を立てて頑張る時って、決まって結果重視の時だった気がする。

「試験に合格する」とか「試合に勝つ」とか。

プロセスが大事だって思っているし、このコラムでも何度も書いてきたのに、目標を立てた時はいつもこの基本的な考えに反したことをしていた。

「目標がストレスになってしまうのでは?」と感じるのにも納得がいく。

自分らしくないというか、やりたい風にやれてないわけだから。

目標に完璧を求めないことが大事って思ったのには、自分なりに理屈があるし説明がつく。

『目標に完璧を求めるな』というのは、実は『プロセスを大事にしてる自分らしさを忘れるな』って言葉に言い換えられるのかもしれない。

ここまで整理すると、目標に完璧を求めないことが大事って思っているのは間違ってないはず。

でも、同時に目標を達成したい(目標に完璧を求めてる)と思ってる。

矛盾してるのかな。。。

って思ったけど、別にそんなことないか!

『目標達成=完璧な状態』ではないもんね。

仮に目標を達成して、そこでまた新たらしい目標を立てたら、『自分が達成した目標は完璧な状態ではなくなる』ってことだよね?

つまり、いま見えてる景色の完璧は別の角度から見たらそうでもなかったりするわけだ。

そう考えると、ストレスを感じる目標は自分には合ってない『間違った目標』ってことが言えそう。

だから、ちょーっと頑張ったら達成できるくらいの目標、「このくらいのストレスなら我慢できそう」ってところに目標を立てられたら、いい塩梅で成長できそうかも。

…そうか、だから期間決めたり、ニンジンぶら下げたりするのか。

目標を立てるポイントみたいなものがなんとなく見えてきた気がする。

でも、『何か』がまだ足りてない気がする。。。

ちょっと長くなりそうだから今回はここまでにして、その『何か』の正体をもう少し考えて、次回書いてみましょうか。


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