第43話「心にいつもアンパンマンとばいきんまん」

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第42話【I LOVE…】では“立場”をテーマにいろいろ書きました。

立場について考える時、『この人にはこの人なりの正義があるんだろうなー』みたいなことをたまに思います。

ということで、今回は“正義”をテーマに何か書いてみましょう。

まぁ実在する人物で書くのは憚られるので、『アンパンマン』でおなじみ「ばいきんまん」の正義について考えてみますか。(ばいきんまん-Wikipedia)

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アンパンマンとばいきんまんの関係って不思議ですよね。

アンパンマンはばいきんまんを本気で粛清したいわけでもないし、ばいきんまんもアンパンマンを本気で殴りたいわけじゃない。

何なら本当にピンチの時はお互いがお互いを助けたこともあったと思う。

ばいきんまんはアンパンマンが他の敵キャラに倒されるのが嫌だろうし、もしアンパンマンがいなくなったらばいきんまんは背中で泣くんじゃないかな。

逆にアンパンマンもばいきんまんが大人しくなったら、それはそれで日常がつまらなくなると思う。

それこそ「なんのために生まれて なにをして生きるのか」って気持ちになる気がする。

互いは光と影の関係で、相反する存在だけど、どちらか片方だけでは存在できない。

2人の関係は“補完関係”なんだろうね。

でも、そう考えると冒頭で書いた『この人なりの正義があるんだろうなー』という部分に少し違和感が出てくる。

正義の反対は『悪』だったり、あるいは『また別の正義』があったりしますが、もしばいきんまんにも正義と呼べるものがあるとするならそれは何か?

ちょっと考えてみたけれど、ばいきんまんの行動はどれも正義とは認めにくいかな。

アンパンマンが自己犠牲だとしたら、ばいきんまんは利己主義。自分の利益のためだけに他者を蔑ろにするのは正義とは言えない。

それでも、無理やりばいきんまんの正義を語るとするなら、『アンパンマンの影でいることが正義』と言えるのかもしれない。

そんなことを考えた時に、ふと「アンパンマンとばいきんまんって“2人1役”なのか」と思いました。

もし私がアンパンマンだとして、毎日パトロールして、毎日何も起きなかったら「…いや!つまんねぇ世界だな!」ってきっと言う。笑

何ならパトロール中「何で困ってるヤツいねーんだよ!」って、本末転倒なセリフを吐くと思う。

それを防ぐために、私の中のばいきんまんがちょっといたずらをして、世界に歪みを与える。

そしたら「ったく!しょーがねーなばいきんまんの野郎は!^^」と言って正義を振りかざすかな。

アニメのアンパンマンは絶対正義だし、悪役としてばいきんまんがいるからこんなことにはならないけれど、人間が1人で考えるようなことをアンパンマンとばいきんまんの2人で表現してるんだなって。

補完関係と感じるのは『もともと1人の心だから』と考えると納得できそうかな。

人間には誰しも良い心と悪い心がある。

良い心がけをするべきなんだけど、悪い心が出てくることも当然ある。

「その時にどうするか?」を改めて考えることが出来ました。

例えばさ(…コレちょっとリスクあるか…まぁいいや笑)、夜中に近所を散歩した時の短い距離の信号待ち。

人も車も全くいないのに赤信号で止まります?

信号は絶対守るべき。でも「人も車も通ってないのに赤信号を守る意味ってあるの?」って思ったりします?

こんな時が自分の中のアンパンマンとばいきんまんが出てくる瞬間なのかな。

日常のいろんなところに“アンパンマンタイム”は潜んでいますね。

「えっ?ところでお前はどうするのかって?」

私は赤信号守りますよ。散歩で急ぐ必要はないですから。


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