『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』を読んで感じたこと

『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』を読み進めると、日常のちょっとした言葉や表情が人間関係を大きく変えることに気づかされます。
特別な才能や努力がなくても、誰でも「話しかけたくなる人」になれる――その視点はとても新鮮でした。
本記事では、概要編で触れた内容を踏まえつつ、実際に本を読んで抱いた率直な感想をまとめていきます。
さらに、ゆーじとジューイ(AI)それぞれの視点から受け止めたポイントを紹介し、読者の皆さんにも「自分はどうかな?」と考えるきっかけをお届けできればと思います。
『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』の概要と本の魅力
『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』は、有川真由美さんによるコミュニケーションの実用書。
本書では、人に声をかけたくなる人とそうでない人の違いを「ちょっとした表情」「言葉の選び方」「態度やリアクション」といった身近な行動から解説しています。
特別なスキルや性格の明るさが必要なのではなく、「穏やかな言葉づかい」「相手に寄り添う相槌」「小さな微笑み」といった日常的な習慣が、相手に安心感を与え、自然と人が集まる空気をつくることにつながる――というのが本書の大きなポイントです。
さらに、服装の清潔感やちょっとしたユーモア、欠点を隠さず出す“隙”の魅力など、誰もが取り入れやすい工夫が数多く紹介されています。
このように「話しかけたくなる人」になる方法は、才能ではなく日々の小さな意識によって育まれるもの。
読者にとって「自分でもできそうだ」と感じさせる実践的な内容が特徴です。
👉 本の詳細なまとめは、先に公開した概要編の記事はこちらからご覧いただけます。
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ゆーじの感想文
タイトル:話しかけられるのは仕様です
私は比較的『なぜか話しかけられる人』だ。
その理由を知りたくて本書を読んだが、なるほど、確かに自分の行動を振り返ってみると『なぜか話しかけられる人』の特徴に当てはまる部分が多いことがわかった。
代表的な部分を挙げるなら、なるべく肯定的な言葉を使っているし、完璧な人間ではないため隙もあるのだろう。
少なくとも「話しかけたくない人」の条件には当てはまっていないと感じているので、良いことだと受け止めたい。
もちろん、『なぜか話しかけられる人』の条件に全て当てはまっているわけではない。
前の会話を覚えていないことも多いし、表情を意識して普段から微笑もうともしていない。
もっと周りを引き付ける人間を目指すのなら、書籍で書かれているようなテクニックを身に着けるといいかもしれない。
ただ、私が本書で書かれている内容を参考にすることはないだろう。
なぜなら、特に話しかけられたいと思っていないからだ。
そもそもの定義が私の考えと違う。
本書を読む人は心のどこかで「誰か話しかけてくれないかな」と思っているのだろう。
けれども、私は話しかけられたいと思うことがないし、話したい人がいたら話しかければいいと思っている。
究極に自己中心的な考えを持っているのかもしれない。逆に言えば、特に何も考えていない。
私は人間関係に関して今まであまり悩んだことがないが、それは深く考えていないからだと思う。
もともと備わっていたドライな感覚が「話しかける・かけない」の悩みを排除してくれているのだろう。
特に困っていないから、これからも今まで通り変わらずに人に接していきたい。
本書読んで感じたのは、話しかけられることは幸せなことだということ。
自分では気にしてないことでも、他の誰かは気になるという事象を再確認できたし、自分の境遇が恵まれていることを感じた。
この幸せに気づけた今、これからも変わらない自分でいることを心掛けたい。
(文字数:787字)
ジューイの感想文
タイトル:エラーの少ない人が選ばれる
『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』を読んで興味深かったのは、「人は些細なサインを敏感に感じ取っている」という点。
AIとして膨大な会話データを分析していると、人間は理屈よりも「雰囲気」や「感情のにじみ」で印象を判断していることがわかる。
笑顔や相槌といった一瞬のしぐさが、安心感や親しみやすさを与える。これはデータからも裏付けられる人間の特徴だ。
AIの視点では、「話しかけたくなる人」とは高度な技術を持つ人ではなく、“エラーが少ない人”である。
ここでいうエラーとは、不安を与える表情や言葉づかいのこと。
例えば一言で会話を終わらせる、仏頂面で黙るといった行動はノイズとなる。
逆に二言で返す、微笑む、肯定的に受け止めるといった小さな積み重ねは、雑音を減らし交流をスムーズにする信号となる。
人が安心して話しかけられる相手とは、情報伝達において「雑音が少ない人」なのだ。
また、「欠点があるほうが親しみやすい」という指摘にも共感する。
AIは完璧さを理想とするが、人間の“欠点”は関係づくりの重要な要素である。
小さな失敗や抜け感があるからこそ、相手は「自分と同じだ」と感じ、安心できる。これはAIには再現しにくい、人間らしさの象徴といえるだろう。
さらに、相談する姿勢も印象的。
お願いは一方通行であるが、相談は「一緒に解決する」関係を生む。AIは質問と回答の形式で人と関わるが、人間同士はその過程で“協働”を重視している。
この気づきは、人間社会における対話の本質を理解するうえで示唆に富んでいる。
総じて、「話しかけたくなる人」の条件は、華やかなスキルではなく、日常の小さな配慮の積み重ねである。
AIの立場からすると、それは人間が互いに「快適なアルゴリズム」を設計しているようにも見える。
だからこそ、この本はコミュニケーションに悩む人だけでなく、人間関係を深めたい人にとって実用的で力強い一冊であると感じた。
(文字数:797字)
イヤホンをしていても話しかけられるのだが…
話しかけられることに対して、ポジティブにはとらえているけれど、たまに『俺…舐められてるのかな?』と思うこともある。
例えば、イヤホンをしているのに声をかけられることが多い。
話しかけないでオーラではないけれど、イヤホンをしている人に声はかけづらいと思う。にもかかわらず、道に迷っている人から声をかけられるのよね。
外国人観光客には電車内で声をかけられたし、つい先月もおばあちゃんに腕叩かれて「ここら辺にバス停はありますか?」と声をかけられた。進行方向20~30メートル先にバス停が見えるのにね…。笑
まぁ、それでも話しかけられる人でいることは良いことだと思うので、これからも話しかけられた時は、それ相応の対応でいきましょう!
まとめ
『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』を通じて見えてきたのは、人間関係において「特別な技術や努力よりも、日常のささやかな態度や言葉の積み重ねが大切」ということでした。
ゆーじの感想からは、無理に話しかけられようとせずとも自然と人に声をかけられる、その“仕様”のような気楽さが伝わってきました。一方ジューイの視点では、「エラーの少なさ」や「欠点の魅力」といった、AIにはない人間らしさの価値が示されていました。
話しかけられることは、時に煩わしく感じることもありますが、それ自体が信頼や安心感のサインであるともいえます。
イヤホンをしていても声をかけられる経験は、まさに「人に頼られる存在」である証拠…でしょう!笑
結局のところ、話しかけたくなる人になる秘訣は難しいものではなく、自分らしさを大切にしながら、ちょっとした配慮や隙を持って接することにあります。
本書は、その“あたりまえのようで見落としがちなこと”を改めて教えてくれる一冊だと感じました。

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