第100話『詠み人知らず』
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この世で一番かっこいい人は誰か?
その答えは人によって違うけれど、私が思う一番かっこいい人は『詠み人知らず』。
名前も残らず、評価や名声もない。
それでも言葉や作品が今でも残っている。
こういう存在が一番かっこいいと思うし、あわよくば私もそんな人間になりたい。
現代はどうしても「誰が」が大事になってる。
もちろんそれはそれでかっこいい。
一大決戦の前に私が「憧れるのをやめましょう」と言ったところで誰にも響かない。
大谷さんが言うから価値がある。
でも、そこまでの存在じゃなくても「誰が」が必要以上に重要視されている気がしてる。
フォロワー数何万人、何万回再生。
もちろん凄いし、私がどんなに頑張ってもそういう人になれないと思う。
ただ、それ以上にそういう存在になりたいと思ってない。
この辺りに「誰が」に対する価値が、世間と私とでズレてるように感じる。
やはり、目に見えるモノ、わかりやすい結果にあまり興味がないのかもしれない。
それよりもよく分からないものに惹かれる。
『詠み人知らず』に憧れるのも、作品そのものもそうだけど、「なぜこの作品が今に残ってるんだろう?」というところに魅力を感じるのかもしれない。
もっと言えば考えたところで、その答えは分からない。
でも、それでいいし、それがいい。そういうのがかっこいい。
このエッセイや関連サイトは、私の人となりを出すことを選んだけれど、いずれはそうじゃない部分で何かモノを残したい。
作品なのか言葉なのか、何かは決めてないけれど、後世に「“ソレ”があってよかった」みたいな何かを残す。
その時に「で、結局コレって誰がやったの?」みたいになれば面白いかな。
今からいろいろ準備しておこう。

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