第27話「空気が読めない人って怖くないの?」

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前回の【第26話「目に映るすべてのことはメッセージ」】では、『言葉はシチュエーション次第で表情を変える』となんかオシャレなことを書きました。

…別にオシャレじゃないか。笑

その場の雰囲気や相手との関係性、話し方、声のトーンなど、同じ言葉でも意味が変わってくる場合があるわけですね。

この現象を一言でまとめるなら『空気を読む』っていう感覚が近いのかなと。

私は割と空気が読めるタイプだと思うのですが、そんな私は空気を読めない人に会うと思うことがあります。

それは『この人は空気が読めないことに対して怖くないのかな?』ということ。

というわけで、今回は『空気を読む』をテーマにいろいろ書いていきましょう。

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先に勘違いされそうなので書きますが、『空気が読める=正しい』『空気が読めない=間違い』という話をしたい訳ではありません。

『KY』みたいな言葉が昔あったし、何となく『空気が読める人』が良いとされ、『空気が読めない人』をダメだというイメージがあるかなと思ったので書いておきました。

空気を読みすぎて疲弊する人もいるし、空気が読めないことで愛される人もいるから、どっち良い悪いはないでしょう。

ただ、それを踏まえた上で思っているのが『空気が読めないって怖くないの?』ということ。

『怖い』というのは「KYだと人に嫌われてしまう…」とかじゃない。

シンプルに『手札』を持ってないことが怖いのです。

私は割と『空気が読めるタイプ』と書きましたが、この『手札』は私にとってはとても重要なカード。

簡単に理由を言うなら『空気が読める』ことで『空気を読まない』ことも出来るから。

必要性があればアホ面下げて聞きづらいことを聞くこともありますが、これは私が空気を読めるタイプの人間だから出来ることだと思っています。

一方で、『空気が読める』ことで危機察知能力が働く場合も。

『これ以上は踏み込まない方がいいかもな…』となった時は、ちゃんとブレーキを踏める。

シチュエーションに応じて言葉を選ぼうと出来るし、そのおかげで割とストレスフリーで過ごせています。

第25話「会話なんていわば私とあなたの連想ゲーム」】でコミュニケーションにあまり困らないことについて触れましたが、それは私が持つ『空気を読む』のカードを持っているからかもしれませんね。

もっと言えば『キラカード』で、他の人が持つ『空気を読む』のカードよりも少しレア度が高いのかもしれません。

『空気を読む』は私にとっては重要なカードの1枚だから、余計に『空気が読めないって怖くないの?』と思ってしまうのでしょう。

割と空気が読めるタイプの私からすると『空気が読めない人』って興味深いんですよね。

それこそ『空気が読めないタイプ』だからこそ魅力的な人もいるし、そういう人は「空気が読めてないことに気づかないでくれ!」って思ったりもします。

一方で『空気が読めない』ことで本当にムカつくヤツもいる。

うーん…この差って何なんでしょうね?

複数の要因が関係しているとは思うけれど、結局はキャラクターなのかな。。。

いやー…そうじゃないか。なんか『空気が読めない』の種類が違う感じかな。

なんて表現したらいいんだろう…「意外性」って言ったらかな?

『意外性を感じる空気の読めなさ』は魅力的に感じるのかもしれない。

『想定できる空気の読めなさ』はやっぱり面白くないというか、嫌悪感を感じるのかな。

とりあえず、コレを現時点での結論としておきましょう。

『空気が読めるから空気を読まないことも出来る』

手前味噌ですが、コレはいいカードな気がします。


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