日本語検定2級に合格した勉強法や勉強時間を全てお伝え!

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日本語検定2級合格のサムネイル画像

日本語検定2級に合格しました。

日本語検定2級合格認定書の画像

子供の頃から偏差値はずっと平均レベルでしたが、そんなスキルのない私が日本語検定2級に合格できたのはひとえに『テクニック』です。

1回目の受験では落ちてしまいましたが、2回目で合格できました。

平凡な学力しかない私が『どんな勉強法をしたのか?』『どれくらいの勉強時間を費やしたのか?』『なぜ2回目の受験で合格を手繰り寄せることが出来たのか?』など記録しておきます。

「日本語検定受けてみようかな?」「2級を受けたけど合格できなかった…」

そんな人のために私の経験が役に立つのであれば幸いです。

先に前提として私が日本語検定2級を受けた理由について書きますが、興味がなければ【2 日本語検定2級の勉強方法3つのポイント!】まで飛ばしてください。

日本語検定2級に挑戦した理由は「受けてみない?」と言われたから

仕事の関係者から「日本語検定って言うのがあるんだけど、受けてみない?」と言われたのが事の始まり。

「勉強苦手ですし…」と言ったけれど、声をかけたということは『コイツなら合格できるんじゃないか?』と思われたからかなと。

可能性のない人間に期待はしないわけですし、意欲的ではなかったけれど「やってみます」と言いました。

1ヶ月くらい勉強して臨んだ結果は準2級合格

「まぁこんなもんだろう」と、試験が終わってからはいつも通りの生活に戻りました。

数ヶ月後、また同じ人から「もう一度日本語検定受けてみない?」と連絡が。

自分の中では満足していたけれど、気にかけてくれるのはありがたい事だし、私が2級合格して何かの役に立つのなら『あと一回だけやってみてもいいか』と思い、勉強を再スタートさせました。

ただ、1つだけ問題が。。。

試験まで残り1ヶ月ちょっと・・・

ゆーじ

なぜもっと早く連絡をくれなかった!!(゚Д゚;)笑

どれくらい勉強すればいいかは『自分の現在地』次第

とにかく時間がなかったので、まともに勉強しちゃダメだと。

この時点で満点を目指すことは諦めて、ギリギリでも合格するための戦略を練ることを考えました。

では、戦略を練るために必要なことは何か?

それは『自分の現在地を知る』こと。

安西先生も言ってました。

【下手くその上級者への道のりは 己が下手さを知りて一歩目】

能力のない人間が最初にすることは『自分に足りないものを把握すること』です。

今からすぐに自分がSSRにはなれないし、ましてや今回は時間もない。

手持ちのカードでどうやって戦うか?

ゆーじ

私には足りない部分を『テクニックで乗り切る』しか手段がなかったのですね。

日本語検定2級に合格するための戦略~カギは「問題数」と「領域」にあり!~

改めて自分の得点分布率を確認しました。

日本語検定準2級の得点率の画像

日本語検定2級の認定基準は【総合得点率75%程度以上、各領域の得点率50%程度以上】です。

私の得点分布率を見ると、各領域の得点率は50%を超えています。

つまり、どの領域も満遍なく解けているということ。

という事は、私に必要なのは『いかにして総合得点率75%以上を取りに行くか』ということ。

私の得点は約69点なので、言い換えれば『いかにして“6点”を取りに行くか』という勝負に持ち込めばいいのですね。

じゃあどうやって残り“6点”を取ればいいか?

そこで注目したのが問題数です。

各領域の問題数と私の正解数は以下の通り。

領域敬語文法語彙言葉の意味表記漢字総合問題合計
問題数17610132320998
正当数115791912568

こうしてみると、ほぼ1問1点と考えることが出来る。

問題の数は過去問を見ると多少前後はするけれど、傾向としては大きくは変わらない。

つまり、『問題数が多いけれど正当数が少ない領域に力を入れることで、足りない“6点”を取りに行くことが出来る』と。

上記の領域の中で正当数が少ないのは『敬語』と『漢字』、どちらかを集中的に勉強すれば75点に届く計算になります。

では、どちらを選ぶべきか?

そこで気づいたのは「『漢字』の勉強をすれば『語彙』や『言葉の意味』『表記』もカバーできるんじゃないか?」ということ。

『敬語』と『文法』は他の領域と毛色が違うから効率が悪いし、『総合問題』はボーナスステージみたいなもので勉強してもあまり意味がない。

それと引き換え、現状『漢字』は8点分の得点スペースがある。

これだけでも目標の“6点”を取りに行くことが出来るし、『語彙』『言葉の意味』『表記』を合わせると11点分の得点スペース、全体で19点分の得点スペースがある。

ゆーじ

勝機はココ(漢字)しかない!

ということで、試験までに与えられた残り1ヶ月はほぼ漢字の勉強に全振りしました。

その結果、日本語検定2級に見事合格することが出来たのですね。

ちなみに、合格した時の得点分布率はコチラ

日本語検定2級の得点率の画像

75.0点…あっぶねー!!(゚Д゚;)笑

ギリギリの合格を狙ってたけど、マジでギリギリだった。笑

まぁギリギリだろうと、ちゃんと基準を超えたので堂々と「合格した!」って言いますよ( ̄▽ ̄)v

前回ほぼ満点だった『文法』で危うく50%を切るところでしたが、狙い通り『語彙』『言葉の意味』『表記』『漢字』のすべてで得点率がアップ

戦略がばっちりハマりましたね。

冒頭でも書きましたが、私が日本語検定2級に合格できたのはひとえに『テクニック』です。

現状を把握して、自分の足りないものを何とかして埋めた。

その結果、合格することが出来たわけですね。

ですが、試験は本来『普段からちゃんと勉強して、普段の自分の実力を発揮する場』としてあるもの。

ゆーじ

私のように追い詰められてから困ることのないように『合格するための勉強方法』を予め準備しておきましょう。

日本語検定2級の勉強方法3つのポイント!

私が感じた日本語検定2級に合格する上で必要な勉強方法のポイントは3つです。

【日本語検定2級の勉強方法3つのポイント】

1.問題傾向を把握しろ!
2.得意分野を伸ばすな!弱点を消せ
3.迷ったらとにかく漢字の勉強をしろ!


受験勉強などで自分なりの勉強法があるなら、それを基準にした方がやりやすいと思います。

なので「どうやって勉強したらいいか分からない」という人だけ、参考にしていただければといった感じ。

1つずつ解説していきましょう。

準備が大事!問題形式に慣れろ!

実際に試験を受けて一番大事だと感じたのは『問題形式に慣れる』こと。

【彼を知り己を知れば百戦殆からず】という言葉があるように、自分が出来ないことを知るだけでなく、どんな問題形式かを把握しておくのは凄く大事。

私が合格できたのも、問題集を繰り返し解いたから。

実際の試験では「はいはい、あのパターンね」と問題形式に慣れていたからこそ、しっかり得点が取れたと感じてます。

逆に問題形式に慣れてないと試験中『焦り』が出てきます。

2級に合格した私が唯一準2級で得点を下げたのが『文法』の領域でしたが、実はこの時、自分が解いたことない問題形式で出題されたのですね。

問題の意味もあまりよく分からなくて『ちょっとヤバいかも?』とは思いました。

何とかギリギリ『文法』の領域は50%以上の得点率を確保出来ましたし、他の領域に関してはほぼ過去問通りの問題形式だったので、しっかり全体的に得点が取れましたね。

過去問を勉強するのは問題形式に慣れる上で非常に重要。

慣れておくと試験本番でも落ち着いて問題が解けるので、何度も繰り返して問題形式に慣れておきましょう。

得意分野を伸ばすな!弱点を消せ!

日本語検定のいやらしいところは『各領域の得点率が50%以上必要』なところ。

つまり「出来ない分野が一つでもあったら不合格ですよー」ということ。

コレは気持ち的に嫌ですよね。出来れば得意分野を伸ばして勝負したいですし。

ただ、そういう基準なので従うしかありません。

もし、自分の弱点となる領域があるのなら、苦手領域は徹底的に勉強した方が良いでしょう。

幸い私は苦手分野は特になかったので、得意分野を作ることで合格を引き寄せることができました。

『敬語』は社会人なら日常的に使うし、『文法』も本を読んでれば何となくは理解できるかなと。

ゆーじ

この辺りも“慣れ”な気はします。

迷ったらとにかく『漢字』の勉強をしろ!

「日本語検定ってどんな勉強したらいいか分からないよ!」という人はとにかく『漢字』の勉強をしてください。

『漢字』は『語彙』『言葉の意味』『表記』に大きく関係しているので、『漢字』さえ勉強すれば得点は上がります。

私は試験までの約1ヶ月は『漢字』以外はほぼ勉強してません。

『漢字検定2級問題集』みたいなアプリを2~3個くらいインストールして、ひたすら『漢字』の勉強、本当に「えっ?漢字検定を受けるの?笑」ってくらい『漢字』だけ勉強してました。

後はニュース観たり読書した時に分からない言葉や「これどんな意味だっけ?」となった言葉を調べるくらい。

もっといい勉強法はあると思いますが、少なくとも私は『漢字』の勉強に振り切って日本語検定2級に合格しました。

ゆーじ

勉強法はこんな感じですが、勉強法とともに気になるのは「どれくらい勉強したか?」だと思うので、私の例を引き続き書いていきます。

勉強時間は1日最低30分+α

勉強時間は1日30分は確保してました。

領域が6つだったので、月曜は『敬語』、火曜は『文法』…というように、各曜日1領域の手はずで勉強してました。

『総合問題』は対策しなくていいと思ったので、日曜日は一切勉強してないです。リフレッシュは大事!

そして、電車で移動する時とかスキマ時間にずっと『漢字』の勉強をしてました。

各曜日に1領域ずつ問題集の問題を解いていて、それを約5週間続けたので、最後の方はもう答えを覚えてましたよね。笑

答えを覚えたところで同じ問題が出る訳でもないのですが、そういう状態になるくらいまで繰り返し勉強してました。

勉強時間は長いに越したことないけれど、こっちも生活があるので受験勉強みたいに長く時間は取れない。

だから、私は短期集中で「この30分だけは集中して取り組もう!」という感じでした。

ゆーじ

続いて実際に使った問題集についても触れておきますね。

日本語検定2級に合格するために使った問題集

私が使った問題集はコチラ。

日本語検定2級の問題集の画像
日本語検定2級公式練習問題集

コレを選んだ理由は特にありません。

いくつか種類があった気がしますが、書店でチラッと覗いてみて「どれも一緒だな」と思ったので、手に持ってたヤツを買ったって感じです。笑

問題集は「1冊あれば…」という感じでしょうか。少なくとも何冊も買う必要はないですね。

苦手な領域があるのなら、それに特化した問題集を使うのはアリかな。

『敬語』『文法』辺りは買っても良さそう。それ以外の領域は無料アプリの漢字検定の勉強で事足ります。

あと、問題集は『問題形式に慣れるためのもの』なので、『出題パターンや問題文の出し方が分かっているなら別に買わなくてもいい』かなと。

私は効率を求めたので1冊買ったって感じですね。

過去問の活用法!時間配分を身に付けよう

過去問の使い方って悩ましい部分がありますが、押さえておきたいのは時間配分

2級の試験時間は60分。

単純計算するなら約100問を60分で解かないといけないので、1分で1~2問を解く必要があります。

もちろん、一気にポンポンと解ける問題もあるから感覚的にはもう少し余裕はあるけれど、解答スピードはそれなりに必要ですね。

どの領域にどれくらいの時間をかけるかは自分次第ですが、過去問を解く段階である程度の目安時間は決めておくべきです。

総合問題を含めると領域は7つ。

7つを60分で割ると、1つ辺りの時間は約8~9分。

当然、時間ギリギリまで解くわけにもいかないし、見直ししたり予想外の問題形式に出くわす場合もあります。

そう考えると50分、遅くとも55分で解けるような時間配分にしておきたいですね。

ゆーじ

年に2回しかチャンスがないので、十分すぎるくらい準備はしておきましょう。

日本語検定2級の難易度は難しい…いや、合格率に騙されないで!

日本語検定2級の合格率は10~15%前後

10人受けて1~2人くらいしか受からないと聞くと難易度が高い印象を受けますよね。

でも、全く持って難しくない。正確に言うと『問題自体は全く難しくない』です。

私の感覚的には、おそらくそれなりに勉強してきた人なら「きちんと勉強すれば合格できるな」という感じ。

日本語検定が難しいと感じるのは単純に出題範囲が広いから。

「試験対策ってどこを?何を勉強すればいいの?」ってなるから難しく感じるのです。

けれども、もう何を勉強すればいいのかはわかりますよね?

『漢字』の勉強をすればいいんです!

私は『漢字検定2級 +敬語・文法』が『日本語検定2級』でいいと思ってます。だから、難しくないです。大丈夫です。

ちなみに、『日本語検定1級』はかなり難しい。日常になじみのない言葉ばかり。

チラッと問題を見て「コレは無理だ」と、「私じゃ1年間毎日勉強しても受からないな」と感じました。

もっと言えば、「こんな日本語を日常的に使う人とはコミュニケーションを取りたくない」とすら感じましたね。笑

合格率10%は他人の話。

自分の合格率は自分で何となくわかると思います。

他人の合格率なんて気にしなくて大丈夫です。

日本語検定2級を合格して役立ったことは…

特になし!笑

「日本語検定2級に合格してます!」の肩書きが役に立つどころか、会話のきっかけになったこともないです。笑

就活生とかなら企業によっては優遇したり、加点されることはあるようなので役に立つ可能性はありますが、それ以外は何の役にも立たないですね。

ゆーじ

実感は『試験に合格した喜び』くらいじゃないですか?

その程度のやりがいなら、自分の好きなものに時間を費やして何かを成し遂げた方が有意義な気がします。

もちろん、「日本語を正しく使えるようになりたいなぁ」「何か勉強したいけれど自分でもチャレンジできる試験はないかな?」などと思っているのなら、受けてみる価値は十分にあると思います。

ただ、私は『正しい日本語』より『伝わる日本語』の方が価値があると思っているので、特に必要のない資格かなと。

まぁこの辺りは価値観の違いですね。

なんか余計なことを書いたような気がしますが…気にしない♪気にしない♪気にしないんだよ~♪(´▽`)クルットヘイワカイケツ~

まとめ:日本語検定2級の合格を願っております!

運よく日本語検定2級に合格しましたが、大人になってから初めてちゃんと勉強した気がします。

私は何事もプロセスが大事だと思っていますが、やっぱり結果が出ると嬉しいですね。

こんな風に意気揚々と書いてきたのも合格したからだと思います。笑

「合格したからといって特に役立つことはない」と書きましたが、1つだけ確実に言えることは自分に自信がつきます。

結果を出せば景色は変わる。

日本語検定2級を受験するあなたの合格を願っております!(`・ω・´)ゞ

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