第94話「いつか屹度」

リニューアル一発目。
「テーマに対して書くから『コラム』と呼んでいたけれど、書いてる内容は『エッセイ』寄り。これは『コラム』なのか『エッセイ』なのか呼び方に困る」
そう感じ今回からテーマを掲げないで書き始めてみたら、今度は何を書けばいいか分からなくて困ってしまった。
皮肉なものね。
リニューアルするにあたってまず考えたのは『note』のタイトル。
「せっかくなら新しくこのエッセイにふさわしいタイトルをつけたい」と思っていた。
でも、パソコンの前で何分、何十分と考えてもしっくりくるタイトルに出会えない。
こんなのはノリと勢いで進めていけばいいのだが、あいにく私は長考派。
さらには天邪鬼な一面があるので、こういうどうでもいいものほど真剣に考えたくなる。
『動けば見える景色は変わる』
ふとそんな言葉が思い浮かんで、近所の公園に散歩に出かけた。
「今日あったけぇな。何℃だろう?」とふいに思った時、心がボコボコと沸き立つ感覚があった。
「“度”ってタイトル面白いんじゃないか?」
“度”にはいろんな意味が含まれている。例えば、単位で言えば温度や角度、他にもたくさんある。
かけていたメガネを外し、酩酊時ほどぼやけた視界の中、何オクターブも跳躍し、国境を超えるくらいの高揚感。
この瞬間、タイトルは『度』以外考えられなくなった。
確固たる自信を胸に散歩を早々に切り上げ、自宅で本当にタイトルは『度』でいいのか考えた。
自分のものさしは、物事の基準として周りとの程合いが取れるのか。
自分らしさを濃縮し、この『note』という道具で示す私の言動は、読者を救うことはできるのか。
迷う気持ちがあったが、考えるたんび「区切りとしてもこの『度』というタイトルがふさわしい」と感じた。
正直、私の書いている文章の意図が伝わっているか不安だ。
けれども、読者を推しはかることはしない。これが私の書く文章だという『その時』だから。
そして、信じているから。私の書いた文章に繰り返し触れることで、意図を理解してもらえると。
「コイツ、読む度に成長してないか?」
そんなエッセイが書けるようになりたい。

『ゆーじ×ジューイ』で書いていたエッセイを『note』に移行中♪
ゆーじのエッセイ「度」はこちら
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