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赤い靴のあらすじと感想文。大人になって読んでみてもやっぱり怖い

赤い靴 読書

アンデルセン童話7回目は『赤い靴』の簡単なあらすじと読書感想文を書いていきます。

この作品は子供の頃に読んだ事があるのですが、トラウマに近いくらいの恐怖を幼き頃のゆーじ君は感じたそうです。笑

大人になってどう感じるのか、本当に怖いだけの物語なのか、そんなところに注目しながら読んでみました。




『赤い靴』の簡単なあらすじを確認してみよう

まずは赤い靴の簡単なあらすじを確認していきましょう。

【赤い靴の簡単なあらすじ】

貧しい少女カーレンは、ずっと病気だった母親と二人っきり。ある日、靴を持たない彼女は足に怪我をしたところを靴屋のおかみさんに助けられ、赤い靴を作ってもらう。その直後、看病も虚しく母親は死んでしまった。孤児のカーレンは母親の葬儀に赤い靴を履いて出席し、それを見咎めた老婦人は彼女の境遇に同情して養女にした。

老婦人のもとで育てられたカーレンは、町一番の美しい娘に成長した。ある日、靴屋の店先に綺麗な赤い靴を見つけたカーレンは、老婦人の目を盗んで買ってしまう。戒律上、無彩色の服装で出席しなければならない教会にもその赤い靴を履いて行き、老婦人にたしなめられる。それでもカーレンは教会に赤い靴を履いていく。

老婦人が死の床についているときにさえ、カーレンはその靴を履いて舞踏会に出かけてしまう。すると不思議なことにカーレンの足は勝手に踊り続け、靴を脱ぐことも出来なくなる。カーレンは死ぬまで踊り続ける呪いをかけられたのだった。

夜も昼もカーレンは踊り続けなくてはならなかった。カーレンが看病しなかったばかりに亡くなった老婦人の葬儀にも出席できず、身も心も疲弊してしまう。呪いを免れるため首斬り役人に懇願して両足首を切断してもらう。すると切り離された両足と赤い靴はカーレンを置いて、踊りながら遠くへ去っていった。

義足を作ってもらったカーレンはこれまでの自分を恥じ、不自由な体で教会に住み込みでボランティアに励む毎日を送る。一回は悔い改めたと思い教会へと行こうとして踊り続ける赤い靴に阻まれ、再び己の罪を自覚するも、孤児やシスターから厚い信頼を受けながら、カーレンは充実した毎日を送る。

引き取ってくれたにも関わらず老婦人へ恩返しができなかった懺悔の祈りを捧げていたある日、突然足を踏み入れる事すら出来なかった教会へと場所は変じ眼の前に天使が現れ、罪を赦されたことを知ったカーレンは、天へ召されていった。

(赤い靴-Wikipediaより引用)

(赤い靴の詳しいあらすじはコチラで確認:インターネットの電子図書館-青空文庫)

…やっぱりちょっと怖いですよね?

確かに子供が読むには刺激が強いかもしれません。

 

あと、『赤い靴』の物語を思い出すと、もれなくあの歌も思い出しますよね。

あの歌良くないですよねー。マイナー調で暗いですし、『いじんさん』を『偉人さん』だと思ってたら、『異人さん』で「めちゃめちゃ怖ぇじゃん( ゚Д゚)」ってなるし。

 

ただ、大人になって改めて読んでみると昔とは違った見方もできるようになったので、その辺を感想文にしていきます。

『赤い靴』の読書感想文-提出作品

【タイトル】本当の強さを身に着けるために
『赤い靴』を読み終えて真っ先に感じたのは、「カーレンは強い人間だなぁ」という事。

子供の頃はただただ怖い物語だと記憶していたけれど、改めて読み返してみて自分の成長と足りないモノを感じる事が出来た。

この物語には大きく3つの着目点があると思う。

1つ目は『こだわり』。

カーレンは靴屋のおかみさんに助けられ、その時に赤い靴を作ってもらった。

そして、孤児の彼女は母親の葬儀に赤い靴を履いて出席したことで、彼女の境遇に同情した老婦人に引き取られ育てられるが、赤い靴にとらわれしまい靴を脱ぐことができなくなる呪いをかけられてしまう。

つまり、彼女を救ってくれたのが赤い靴であれば、彼女を凋落させたのも赤い靴だった。

環境や状況が違えば必要なモノや求められるモノは違うということを忘れてはならない。こだわりを持ちすぎる事は、時に自分を不幸にしてしまう事があるのだろう。

2つ目は『恩』。

老婦人に育てられたカーレンだったが、その老婦人が死の床についている時さえ彼女は赤い靴で舞踏会へ出かけてしまう。

育ててくれた人に対して自分の欲望を優先させて恩を返さなかったのは目に余るところがある。

施されたら施し返す、恩返しの気持ちは忘れてはならないだろう。

3つ目は『懺悔』。

カーレンは自分の事を恥じて己の罪と向き合った。教会に住み孤児やシスターから信頼され、充実した日々を過ごし、最期には罪を赦され天国へと飛んで行った。

自分の罪と向き合う事の尊さを学ぶことが出来た。

『こだわり』『恩』『懺悔』という3つに着目すると『赤い靴』が伝えたかった教訓のようなものが見えてくる。

>そして、今の私に足りないモノに気づかされた。それは『懺悔する気持ち』、言い換えれば『自分の間違いを認められない気持ち』だ。

カーレンは自分の過ちを恥じ、何度も己の罪を自覚した。その上でボランティアに励み、罪を赦されることとなった。

私は過去を美化して良く無い部分は認められない人間だ。

これから人として成長していきたいのなら、間違いを認める強さを私は身に着ける必要があるだろう。

過去の自分と向き合い、彼を受け入れ事で強い人間になっていきたいと思う。

(886文字)

『強さ』をテーマに物語を考察してみた

赤い靴[大山 淳子]の表紙画像

今回は『強さ』をテーマに感想文を書いてみました。

『強さ』って分かりやすいじゃないですか。スポーツ選手とかを思い浮かべるとイメージしやすいですね。

でも『本当の強さ』って難しくないですか?

これは何でかなーと考えた時に、比較する相手が自分になるからだと思います。

比較対象が自分以外の誰かだったら、優劣がはっきり出るので強い弱いが明確ですが、比較対象が自分だった場合、客観視しづらいから強さが見えにくい、何が強さなのかわかりにくいのかなと。

 

なんとなくそれには気づいていたので、自分を客観視するためにブログを書いたり、記録する事で比較しやすくはしているつもりだったのですが、大事なのは自分の現在地を記録するだけじゃなくて、その時の自分と向き合うことなんですね。

ただ記録しているだけじゃ意味がない(^^;)

 

カーレンは懺悔する事で自分の恥と向き合った。だから、充実した生活が送れて、天国にも行けたのかなと。

私は過去は振り返らないというかあまり気にならないタイプなのですが、それじゃ成長はできないのでしょう。

まずはそういった自分を恥じること、自分と向き合う事をしていきたいと思います。

 

懺悔とか教会とかが出てくるとキリスト教の印象が強くなりますが、こういう作品に触れると自分も仏教について最低限の知識を持っていたいなーなんて感じますよね。

とりあえず…座禅から始めてみる?

Wii Fit実家から持ってこようかなー(゚∀゚)笑

イメージトレーニングで突き進もう!

『強さ』をテーマに感想文を書いたのですが、私は『強さ』ってあんまり考えたことないかもしれません。

学生時代サッカーをやっていたのですが、「強くなりたい!チームを強くしたい!」とはあまり思ったことはなかったです。

 

どちらかというと「楽しみたい!面白いプレーがしたい!」とか思ってました。

試合を観てる人が「おぉー( ゚Д゚)」と声を挙げたりしてほしくてトリッキーなプレースタイルに自然となっていきましたね。

 

でも一度だけ、試合中にエラシコを仕掛けたら「スカスカッ!」と見事に空振りして、相手ベンチから笑い声が聞こえた時は「強くなりたい!(-_-メ)」と思ったことはあります。笑

 

まぁ『強さ』についてあまり考えたことはないのですが、「憧れないのか?」と聞かれたら決してそんなことはありません。

やっぱり強いに越したことはないですよね。

じゃあ「どうしたら強くなれるのか?」を考えた時に思い浮かべるのはやっぱり『刃牙』でしょう。これは異論はないですね。みんなそう思うに決まってます(-.-)

 

んで、刃牙の強さの一つにイメージトレーニングがあると思います。

体重100キロのカマキリと闘うなんて普通の人間は発想すらないですもん。

こんな風にイメージを大きくすることで強さに近づけるのかなと。

 

腕力、精神力、経済力とかもかな?いろんなモノに対して強さがありますけど、これからは強くなりたいと思ったらまずイメージトレーニングから入ろうと思います!

イメージトレーニング、集中力、精神力、、、

 

やっぱり…座禅始めてみる?(゚∀゚)笑

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