グリム童話編4回目は『白雪姫』の簡単なあらすじと読書感想文を書きました。
白雪姫と言えばディズニー映画が有名ですが、原作はグリム童話ですよね。
白雪姫の初版は実は怖いなど言われていますし、時代や翻訳した人によって内容が若干違っていますが、私がいつも利用しているネット上の図書館「青空文庫」で読んだ白雪姫で感想文を書いています。
そこでわかったのは『怖い』の意味を履き違えていたことでした。。。

『白雪姫』の簡単なあらすじを確認してみよう
まずは『白雪姫』の簡単なあらすじを確認していきましょう。
噂には聞いていましたが、確かにグリム童話の白雪姫は怖い物語という印象は受けますね。ここでは簡単なあらすじを書いているので、わかりにくいかもしれませんが、あらすじをじっくり読むと白雪姫が何度も生き返るところはコメディのように感じる部分もあります。
全体的に、小さい子供が読んだらトラウマになりそうな内容ですから、もし白雪姫の物語を読み聞かせしたいと思っているのならディズニー版の方がいいかもしれません。
では、白雪姫の簡単なあらすじを確認したところで、感想文を書いていきたいと思います。
『白雪姫』の読書感想文-提出作品
白雪姫なんて読まなければよかった。それは率直な感想だ。なぜなら、この物語を何度読んでも最終的に行きつくのは女性は容姿がいい者が得をして、男性は地位がある者が得をするという結論に至るから。
白雪姫は王女に追いやられ命を狙われるが、狩人や七人の小人に助けられた。なぜか。容姿がいいからだ。もっと言えば、何度も騙されてしまう純粋さ、守りたくなるドジっ子でもある。最強だ。そして、そんな白雪姫と結ばれるのは最後にぽっと出てくる王子様。彼は地位があるだけだ。
両者は特別な何かをしたのか、いや何もしていない。そして、何もしていないのが余計に煩わしい。なぜか。もしこの2人に負の感情を抱くいたとしたら、それはただの嫉妬でしかないと気づいてしまうからだ。
白雪姫はただ存在するだけで、彼女にストーリーを与えたのは王女であり、狩人や七人の小人たちである。そして、王子様はいいとこどりしただけだ。何かに挑戦する事が好きな私としては、白雪姫や王子様に好感は持てない。
この物語を読んで唯一よかった事は私がこの状況を理解していたこと。ただ美しいだけ、ただ地位があるだけ、それだけで成功する人がいてもいいじゃないかと客観視できていることだろう。
私は容姿も良くなければ地位もない。それでもこの事実に悲観したことは一度もない。容姿の良さや地位の高さが生きる上でアドバンテージにはなるだろう。けれども、大事なのは現状に満足しないで理想を追求するだと私は思っている。
プロセスが重要であり、そこには代わりのない価値が存在している。他人とは比較できない何かを見つけ、そこに情熱を捧げられるのなら、容姿や地位は関係ないだろう。
(690文字)
伝えたいことは「可愛いは絶対」なのか?
なんか中身の薄い感想文になってしまいましたね、、、なんか全く感情移入できなかったんですよ。笑
何回読み返しても白雪姫が可愛いだけで成立している物語としか思えなくて。。。
容姿の良さや地位の高さは『絶対的なもの』であるというのを感じました。白雪姫は童話の中でも世界中で多くの類話が残っているそうで、それも『絶対的である』からなのかなと思います。
容姿も地位もないよりはあった方がいいですもんね。
これに異論がないから、違う視点の見方ができなくて感想文がしっくり書けなかったのかな?
ただ、容姿や地位はアドバンテージにはなるけれども全てではないでしょう。
パワプロのサクセスモードを遊ぶ時、稀に最初から能力が高い天才型でサクセスを始められる時がありますが、アレに近いのかなと。…これ伝わるかな^^;笑
このモードだったら成功するチャンスが普通よりは多いのかなと思いますが、アドバンテージがなくても能力の高い選手は作れます。結局、プロセスが大事なんですね。
でも何となく、どんなことを書いても言い訳にしか聞こえていないのではないか?というのが悲しいですね。笑
まぁいいですよ。後天的な能力で勝負するし(。-`ω-)

容姿や地位は関係ない!いろんなヤツがいるから面白い!
容姿や地位に着目すると白雪姫から学ぶことは少ないですが、他の部分に目を向けると見えてくるものはたくさんあります。
今回、特に感じたのは『いろんなヤツがいるから面白い』ということ。
めちゃめちゃ嫉妬する王女がいたり、人情味のある狩人がいたり、心優しい小人たちがいたり、そういう人たちがいたから白雪姫という物語は成り立つのかなと。
仮に自分が何もない人間であっても、一緒に物語を作る人が自分と違うタイプであれば何もないことが魅力に変わるということが言えるのかもしれません。そう考えると、容姿や地位がないだけでなく、自分に能力もないとしても『ダメなヤツということはない』と言えるでしょう。
以前、ケツメイシ『こだま』の歌詞分析をしたことがあるのですが、この『こだま』には『いろんな人がいるから素敵』という歌詞が出てきます。まさにその通りですね。
同じようなヤツが集まっても面白くないですし、目立とうとして奇をてらうのも寒いのが理解できます。
無理しないで自分らしくあるのが結局は一番面白いのかもしれませんね。
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