3曲目は『僕らのために…』を参考に作曲練習しました。
前回の課題を克服しながら、前回よりもクオリティの高い曲を作れるように頑張りましょう。
今回も便宜上実際に作った曲を先に触れて書いていきます。
前回作品については以下からご覧ください。

作曲した感想
ドラムフィルが入ったことでセクションがはっきりして、聴きやすくなってるのが要因かなと思います。
でも、メロディーに関しては前回の方が好きかな。
優しい感じにしたくて下降するメロディーを使ってみたけれど、優しいよりは落ち着いた感じになった感じ。
結果、盛り上がりに欠ける曲になっちゃったかな。
どうしてこうなるのか原因は今は分からない。。。
でも、そこまで気にしてないから、このモヤモヤは抱えながら先に進もうと思います。
あと、今回はドラムとベースの打ち込みに注力しましたが、まだまだ最低限のレベルにも達していないですね。
ただ、リズム隊は奥が深い楽器だということは分かりました。
今はやることが多くて煩わしさを若干感じてるけど、理解していったらアレンジが楽しい楽器にもなると思います。
作曲していて「もっと知識が必要だな」と感じました。
収納が多い物件なのに荷物が少ない状態。
引き出しを開けても何も入ってないから、作曲していても物足りなさを感じてしまいますね。
まぁ、そう感じるだけでも今はいいのかもしれません。
反省と課題
今回のテーマにしてたドラムとベースの打ち込み手順についてそれぞれまとめておきましょう。
1.音源(ドラムキット)を選ぶ
⇒作曲したいジャンルにあったドラムを使ったり、テンポにあったドラムを使う。速いテンポの時はアタック音寄りの、遅いテンポの時はサステイン寄りのドラムを選ぶと相性が良い傾向。今回は『Drum&Bass Kit 01』を採用。
2.セクションごとのパターンを作る
⇒パターンの作り方はハーフビートや4つ打ちにしてみるとか。他にもセクション内でパターンを変える方法もある。例えば、キックの位置を変えたりスネアのアクセントをずらしたりするとかなどいろいろ試してみる。
3.キックやスネア、ハイハットに強弱をつける
強弱が付くと人間っぽい感じが出る。コレっていう決まりはあまりないみたいだから、ひとまずは自分の感覚で打ち込んでみる。
4.フィルを入れる
⇒直前にきっかけ(フィルに入るための流れ)を作ってあげるとスムーズな感じが出る。フィルの長さにバリエーションを持たせることが大事。毎回同じ長さだと意外性がなくなってしまうから、曲調が大きく変わる前は長め、逆は短めだといい感じ。
5.他のパートと連動させる
メロディーで強調したい部分があったり、キメやブレイクを作る場合などに連動させる。
とりあえず『1』~『3』まで打ち込んで、『4』と『5』は他のパートを作ってからの方がやりやすいかな。
あと、フィルの入れ方はアクセントを意識するといいらしい。
先にアクセントの欲しい音を打ち込んで、その後に細かくしたり、位置を変えたりすると複雑なフィルが作りやすい。
基本的には8分と16分の組み合わせとか、タムは上から下に向かうとかのルールがあるけれど、正解があるわけじゃないから、あまり気にせずでOK。
作っている曲にマッチしているのが大事だし、著作権とかもないからいろんな曲を聴いて気に入ったものを採用してもいいかも。
・ベースは基本ルート音を演奏する。
⇒ルート弾きは勢いが出たり、安定感が出る。
・リズムは基本バスドラム(キック)のに合わせる。
⇒アクセントになる部分に合わせるなど全部のキックに合わせなくてOK。
・ルート以外のピッチに使う時は3度と5度の音が使いやすい。
⇒ルート音と次のルート音が離れてる(跳躍)してる時に使ったりも出来る。多用しすぎるともったいないこともある。
・メロディアスなフレーズやフィルの作り方
⇒ペンタトニックスケールやオクターブで鳴らすなど。
・音価(音の長さ)が短いとタイトな感じ、長いと引っ張られる感じ。
⇒キックに合わせることで余韻を作ることが出来る。
・ベロシティ(強弱)はミックスすると分かりにくい。
⇒でも、強拍部分を強調することで人間っぽい打ち込みになる。
・アーティキュレーション(奏法)はスライド、ハンマリング、プリング、ゴーストノートなどいろいろ。
⇒フレーズの滑らかさなどが違ってきてより人間っぽい感じになる。
ベースは支える楽器だからシンプルだと思ってたけど、凄く奥が深いんだな。
とりあえず今回はこの辺りを抑えておいて、おいおい学んでいきましょう。
次回はメロディーについて勉強しようと思います。
大きく外さなければ、それなりの音楽になることは分かったし、感覚で作ったメロディーでも仕上がりはそんなに悪くないと思う。
でも、同時に「この感じで作曲を続けていけばいつか枯渇するな」とも気づいた。
センスがないなら知識でカバーするしかないと思うから、メロディーの考え方をここいらで一度学んでおきましょう。
次回のリファレンス曲もあまりクセのない曲調のものがいいですね。
あと、2連続で『B♭キー』で『BPM90』くらいの曲が続いたので、似たようなものは避けたいかなと思います。
その条件の中でランダムに曲を選んだ結果、次回の参考曲は『ケツメイシ工場』に決定しました。
軽く調べてみた限りちょっと特殊な曲だったので、もしかしたら変えるかもしれないけど、メロディー作りの練習にはいい可能性もあるので、やれる限り頑張ってみようと思います。
来週も引き続き練習していきたいと思います。
『僕らのために…/ケツメイシ』の歌詞の意味を考えよう
まず、この曲の印象ですが、最初に聴いた時は言い方がヘンだけど「良くも悪くも良い曲だなー」という印象を受けました。
良いと感じるのはケツメイシっぽい曲、感情が溢れてる人間味のある歌詞だと思うから。
一方で、『何かが足りない感じ』、自分の理解が及んでない部分も同時に感じました。
その理由を考えてみると、この曲が映画【僕らのごはんは明日で待ってる】のために書き下ろされた曲だからというのが関係しているかもしれません。
作品は観てないのですが、今回の作曲練習のために映画のあらすじとネタバレを確認させていただきました。
それを踏まえた上でこの曲を聴くと、私が『何かが足りない感じ』と思った部分がしっかり埋まりましたね。
この曲はやはり『映画のための曲』『映画作品をより良くするための曲』というのが重要だと思います。
ネタバレは避けますが、映画の内容が分かると歌詞の意味も深く理解出来て、文句なしの良曲だと感じられますね。
歌詞自体に関しては分かりやすいメッセージなので細かい所は省きますが、【複雑】【背伸びした】【単純な】などそういった言葉が多く含まれているので、『シンプル』がキーワードかなと。
このブログでも何度も書いていますが、最終的に物事が行きつくところはシンプルなんですよね。
曲の印象について書いてみよう
曲の印象で一番感じるのは『素直さ』かな。
前回の練習曲の『青空』はBメロで少しネガティブな雰囲気があったけど、今回の『僕らのために…』にはその雰囲気がないですね。
コード進行を確認してみてもAメロと順番を入れ替えたくらいで、新しいコード音が加わった感じはなかったので、その辺りが『素直さ』を感じた理由かもしれません。
ちなみに、この曲に関する簡単なインタビューがあったのですが、そこでは【曲を仕上げて行く過程にも、そんなピュアな部分や健気さが伝わる様に心掛けました。】と答えていました。
言葉多少違うけれど、ケツメイシが意図したような部分を実際に聴いて感じられていますね。
私もこんな風に楽曲にどんな想いを込めたのかが伝わるような曲が作りたいものです。
今回の作曲の方向性を決めよう
・シンプルな楽曲にする
・安心感や優しい感じがある雰囲気にする
・ベースラインとドラムの打ち込みを意識する
・可能ならメロディー作りの勉強もしたい
この辺りを課題にしたいですね。
今回の目的は『ベースラインとドラムの打ち込み』を練習することなので、あまり難しいことをしたり、悩んだりしないはしないで作業を進めましょう。
今回も原曲のキーはおそらくB♭、BPMは調べた限り91なので、前回の練習が活かせそうですね。
ここまで考えて曲を選んだ訳ではなかったので、いい参考曲がランダムで選ばれたなと思います。
もしかしたら似たようなメロディーになってしまうかもしれませんが、今回も原曲と同じ『キー:B♭-BPM91』でいきましょう。
使用楽器の確認
今回もウィンドチャイムが鳴ってますね。
あとストリングスの低い音か管楽器(トロンボーン?)かの音もする。
あとシンセで「ポワポワ」みたいな音がするかな。
もしかしたらタンバリンもなってるかも?
印象的なのはイントロのストリングスの音だけど、この辺りの楽器のアレンジとかイントロに力を入れるのは今回はパスしようと思う。
今回はベースとドラムの勉強をすることが最大の目的。
もし余裕があったら他の部分もこだわっていきましょう。
今回のスケジュール
【月曜日】
歌詞・曲分析、方向性決め、キー選び、『曲の構成』『BPM』『コード進行』の打ち込み。楽器(音色)選び。
イントロの部分がアウフタクト&5小節+2拍されてて少し混乱。
でも無事に音選びまでざっくりは出来た。
1日目でココまで準備出来れば2日目以降の作業はグッと楽になるから、来週以降も1日目にココまで行けるといいかも。
【火曜日】
ドラムの勉強&打ち込み。
【水曜日】
ベースの勉強&打ち込み。
【木曜日】
全体のトラック作り。メロディー作り。
メロディーを作ってみたけど、ちょっとイマイチかなー。
今は感覚で作ってるから、どうしても似たような感じがするし、いずれ頭打ちするのが目に見えてる。
いつかはメロディー作りの勉強をしようとは考えていたから、前倒しして来週の課題にしたいと思う。
【金曜日】
サビ、イントロ、Bメロのアレンジ、メロディー作り。
【土曜日】
お休み
【日曜日】
調整。完成と反省。
ギターの打ち込みに時間がかかっちゃうのを何とかしたいなー。
多分もっと効率よく時短で打ち込める方法があるはずだから、そういった細かい部分でストレスを溜めないような工夫をしていきたいですね。
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