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こぶとりじいさんの簡単なあらすじと読書感想文。覚悟を学ぶ教訓

こぶとり爺さんの読書感想文 読書

第10回は『こぶとりじいさん』の読書感想文を書きました。

今回はシェイクスピア『ハムレット』の一節としても登場してくる『覚悟』をテーマにしています。こぶとりじいさんの主人公の覚悟の仕方は個人的にはとても勉強になりましたよ。

私ももう少し人間らしさを出した方がいいかもしれないですね(。-`ω-)




『こぶとりじいさん』の簡単なあらすじを確認してみよう

早速、あらすじを確認してみましょう。

【こぶとりじいさんの簡単なあらすじ】
昔ある所に右の頬に大きなこぶを持った正直じいさんがいた。おじいさんが山へ木を切りに行くと嵐に遭い、家に帰れなくなってしまう。大きな木で雨宿りをしていると、山の上から大勢でがやがや騒ぎながら降りてくる声が聞こえてきた。ひとりぼっちで寂しかったおじいさんは木の陰から行列を覗いてみると、そこには鬼がぞろぞろ歩いていた。やがて、鬼たちは宴会を始める。

鬼の宴会の楽しそうな様子を見たおじいさんは我慢できず、一緒になって踊る。すると、鬼たちに気に入られ「明日も来い。約束を破らないようにお前の大切なものを置いていけ」と言われ、こぶを取らせることに成功する。

この話を隣に住む左の頬に大きなこぶのある意地悪じいさんに伝えると、今度は意地悪じいさんが代わりに鬼の宴会に行く。

しかし、意地悪じいさんは踊りが下手で鬼を怒らせてしまい、こぶを返されてしまう。正直じいさんはこぶがなくなり、意地悪じいさんはこぶが2つになってしまった。

(こぶとりじいさんの詳しいあらすじはコチラで確認:インターネットの電子図書館-青空文庫)

『こぶとりじいさん』って『瘤とりじいさん』なんですよね。絶対に一度は『小太りじいさん』がよぎりますよね。まぁいいか。

 

さて、こぶとりじいさんは正直じいさんが得をして、意地悪じいさんが損をするという典型的な物語なので読みやすいですし、内容もウィットに富んでいて面白いですね。

読み聞かせとかしても子供が楽しめると思います。

では、こぶとりじいさんのあらすじを確認したところで、引き続き感想文をご覧ください。

『こぶとりじいさん』の読書感想文-提出作品

【タイトル】データよりも第六感で覚悟を決める
人生は選択の連続だ。そして、稀に大きな決断を迫られる事がある。その時に必要な覚悟を私は持っていると感じていた。けれども、こぶとりじいさんの覚悟と私の覚悟には違いがある気がしてならない。こぶとりじいさんと私、一体どこに違いを感じたのだろうか。

こぶとりじいさんは鬼たちの宴会を楽しそうに見ているうちに、自分も一緒に踊りたくなってしまう。「ええ、かまうものか。出て踊ってやれ。食われて死んだらそれまでだ。」と覚悟を決めて、自ら鬼の鼻先へ飛び出して夢中で踊りまわる。

その様子を鬼たちは面白がり、こぶとりじいさんは楽しい時間を過ごすだけでなく、運よく自分の頬のこぶもきれいに取らせることができた。こぶを取る時も、鬼を自分の思い通りに誘導するなどその戦略も見事だった。

こぶとりじいさんは覚悟を決めたことで、物事をいい方向へと導くことができたのだろう。

覚悟を決めた経験なら私にもある。進学や就職、私だけでなく人は生きていく中で少なくとも数回は覚悟を決めて大きな決断をしているはずだ。にもかかわらず、こぶとりじいさんがした覚悟とは違いがあるように思える。

その理由は、覚悟に対してポジティブかネガティブかの違いが関係しているのかもしれない。

こぶとりじいさんは踊りたいという好奇心や感情を優先して覚悟を決めていた。一方私は、失敗しにくい方法は何かと理性を優先して覚悟を決めていた。ポジティブに想うか、ネガティブに想うかでその結果が変わってくるのかもしれない。それに気づいて私は覚悟の差を感じたのだろう。

この先も大きな決断をする時がいくつかあるはずだ。その時にはどうしたら自分がワクワクできる道を進めるのかを大事にして決断したい。進学や就職でした覚悟はネガティブだったが、留学や独立をした時の覚悟は不安よりもワクワクした気持ちが勝っていた。

確率やデータではなく、大きな決断は感情で決めた方が私の人生は楽しいのかもしれない。

(800文字)

覚悟が学べる教訓となる物語

こぶとりじいさんの絵本の表紙

こぶとりじいさんは他の昔話と比較すると異色な感じがしました。

日本の昔話っぽくない欧米的な部分を感じるのですが、おそらくそれは長所に目を向けてその能力を活かす部分に注目しているから、そう感じさせるのかもしれません。

日本はどちらかというと平均的、画一的というイメージが私にはあるのでそう感じたのかな。

 

さて、今回のテーマは『覚悟』にしましたが、どちらかと言えば私は覚悟に必要な決断力はある方だと思っています。

でも成功をしているわけではないので、その部分がパッとしない、物足りなさみたいなのを感じてもいます。

成功する人って『いい意味で考えない』、考える前に行動するイメージがあってそういう姿が人を惹きつけたり、運を持ってくるような気がしますよね。

 

私はデータ重視でちゃんと考えてから動きたいタイプなので、基本的には考えて動くようにしますが、人生を振り返ってみると、自分の中で大きな覚悟が必要なものほど『データよりも第六感』で動いた方がいい結果になりそうな気がします。

1ヶ月ほどホームステイをした時も「英語が喋れなくても海外で生活できるのかを体験したい」と、ただそれだけの理由でニュージーランドに飛び立って、すごく貴重な経験ができました。

結局、人間は感情の生き物で、そのパワーはすさまじいものがあるのかもしれませんね。

オレ流~覚悟の決め方~

落合監督みたいになっちゃった。…こういうのだんだん通じなくなっていくだろうなー。笑

さて、覚悟を決めるのって頭ではわかっていても、なかなかできないものだと思います。

私の場合、モノによっては時間をかけることも当然ありますが、比較的早めに決断はします。

 

覚悟を決めるときの私なりのコツですが、一番は『選択肢を消すこと』だと。

「迷うから決められない。迷うのは選択肢がいくつもあるから。だったら選択肢を消してしまえばいい。」と単純な発想ですね。

考えられる選択を文字に(可視化)すると客観的に考えられるので、迷いがちな方は一度試してみてください。

 

それともう一つ、すごく大事にしている考えがあります。

それは『お前が思ってるほど周りはお前に興味はない』ということ。

決断できない理由の中には「周りの目が気になる」ということがあると思います。

できることなら恥をかかないで生きていきたいですから、この感情は当たり前だと思いますが、それを気にするほど周りの人は興味を持たないし、持ったとしても自分が考えているほど深いところには達しないです。

この考えがあるから私は自分が楽しむことを最優先にしてブログやYouTubeをやってるんですね。

 

なので、やりたい事があるのなら思い切って一度やってみることをおすすめします。

私はあなたの挑戦を笑いません。

『自分が思ってるほど周りは自分に興味はない』のだから^^

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