『お二人Summer』はケツメイシの夏うたの一つ。
爽やかで懐かしさを感じるメロディーは、明るい気持ちにさせるのにそれ以外にも何かを感じさせてくれるような気がしています。
そこで、改めて歌詞をよく読んでみると、どこか懐かしさを感じるリリックでふとある仮説を立てたくなってしまいました。
それは「『お二人Summer』は『男女6人夏物語』のアンサーソングなのではないか?」というもの。
真実はわかりません。わくまでも私の勝手な仮説にはなりますが、気になったのでこのブログに書いていきますね^^
『お二人Summer』の歌詞分析!
『お二人Summer』は凄く情景が目に浮かぶ歌詞だと思います。
この曲を改めて確認すると『夏にドライブしている時の歌』なんですよね。
それは【ビーチのビキニギャル 横目に踏むアクセル】とか【二人寄りそってドライビング】とかからも分かります。
浜辺とか風とか波とか『海』を連想させる歌詞はあるけれど、シチュエーションは二人でドライブしている。
ビーチのビキニギャルに目もくれないくらい二人でのドライブが楽しいんですね。
どれだけ二人でのドライブが楽しいのかはサビの歌詞を見れば伝わるでしょう。
あの夏の恋はいまだに二人を繋ぐ恋のマジック
二人寄りそってドライビング あの海まで行こう
あの頃よりは少しだけ大人になった日の二人の夏
(引用:お二人Summer/ケツメイシ)
この短い文章の中に『二人』という言葉が3回も登場しています。
基本的に文章は同じ言葉を何度も使うのは蛇足なので、避けた方がすっきりするし読みやすいものですが、あえて短い文章の中に同じ言葉を繰り返すことで強調するという意図もあったりします。
そう考えると「二人でドライブしているのが本当に嬉しい!」という気持ちが読み解けますね^^
そして、ここで注目してほしいのが『あの』という言葉も3回使われているということ。
この主人公にとっては『あの夏の恋』と『あの海』と『あの頃』は特別なものということですね。
もっと言えば、サビ以外でも『あの』という言葉は頻繁に出てきます。それだけ『あの』が超大事な曲なのですよ。
そこで気になるのは『あの』が何を指しているのか?ということ。
その答えこそ『男女6人夏物語』ではないかと私は思うのですね。
『男女6人夏物語』の歌詞分析に関しては前回書いたので詳しくはそちらを読んでいただければと思いますが、解釈②の方の主人公の未来が『お二人Summer』かもしれないなーと。
そうであったら嬉しいなという私の願望の方が強いかもしれませんが、もしそうだったら素敵やん?…まぁあくまでも仮説ですけど。笑

『男女6人夏物語』のアンサーソング説を検証!
『お二人Summer』が『男女6人夏物語』のアンサーソングではないかと思うのは、『お二人Summer』のところどころに『男女6人夏物語』のことを歌っているような部分が見受けられるから。
まずはRyoさんのリリックを確かめてみましょう。
【あの日かすれない 何度と来てるはずなのに】【カーステにはあの曲がかかる もう何回目?見るのこの景色】というように、目的地には過去に何度も来ていることがわかります。
そして、『男女6人夏物語』では【また行こうか皆で 例の所へ】や【車の席は前後乗り分け】というように、車で何度も同じ目的地に向かっていました。
この二つの目的地は別の場所かもしれませんが、『お二人Summer』ではこんな歌詞があります。
【仲間大勢の海 懐かしいが 今はただ二人きりの夏がいい】
つまり、いま車で向かっている海は『昔は大勢の仲間で行った場所』なのですね。
このことから『お二人Summer』と『男女6人夏物語』には関連性があると考えられる可能性が出てきました。
さらに続きを確認してみましょう。続いては大蔵さんのリリック。
【懐かしい感じる風 あの波】【海風が運ぶ 夏の記憶】というように、『風』をきっかけに懐かしむ描写があります。
『男女6人夏物語』でも【潮風舞う 白い浜辺】や【座る君にそよぐ 海の風】というように『風』が吹いていました。
そして注目は【ゆったり波音に抱かれたい 二人であの海眺めたい】の部分。
『男女6人夏物語』での大蔵さんのリリックでは【気になる二人 いや絵になる二人 届かぬ思い また俺は一人】というフレーズがあります。
『あの頃』には敵わなかった『あの海』で二人きりで過ごしたいと思った『あの夏の恋』の気持ちが、今回は叶うんです。
つまり、『男女6人夏物語』では実らなかった『あの夏の恋』が実ったことが分かるのですね。
こんな風に考えると『お二人Summer』と『男女6人夏物語』には少なからず関係があるかもしれないと読み解けるのかなと。
そして、歌詞ではないのですが「タイトルにもちょっとした仕掛けがあるかもしれない」と私は思っています。
『お二人Summer』のタイトルに仕掛けられた意味とは?
『お二人Summer』の正式な表記ってご存知ですか?
CDジャケットを確認してもらえばわかりますが、『お二人Summer⏎』というように矢印がついているのですよ。(環境依存文字で表記されてないかも…)
この矢印はおそらく『エンターキー』だと思います。
パソコンのエンターキーの下にあるはずなので、お手元にある方はそちらを確認していただければと。
んで、「なんで『エンターキー』がついてるんだろう?『19』の『西暦前進2000年→』でもなかろうに」と普通は思いますよね?
それで調べてみたところ、正確な意味はよくわからなかったので推測にはなりますが、この『エンターキー』は昔は『リターンキー』と言っていたらしいです。
『リターン』には『戻る』とか『返す』とかが一般的な意味として知られていますが、他にも『答える』という意味もあるんですよね。
例えば「To my question he returned no reply.」「 私の質問に彼は何も答えなかった。」みたいに。
つまり、『お二人Summer』は「何かに対して答えている曲」なのですね。
それが『男女6人夏物語』ではないか?と私は思うわけです。
えーっと…信じるか信じないかはあなた次第です!(。-`ω-)σ
…すみません。ちょっとやってみたくなっちゃって。笑
何度も言いますけど、実際のところはわからないです。
全然違うかもしれないし、全く関係ないかもしれないし、もしかしたらそういう意図もあったかもしれない。
ただ、大事なのは「答え合わせじゃなくて歌詞を深く読むこと」だと思います。
その結果、行き過ぎた解釈をしてしまうかもしれませんが(笑)、より曲を楽しむことが出来るでしょう。
それに「もしかしたら、この2曲の間に発売された夏曲『また君に会える』も何か関係しているのか!?(゜o゜)」など他の曲も聴きたくなるはずだし、いろんな可能性を模索するようになるはず。
そうやって、立ち止まっていろんな可能性を考えられる人が増えれば、感情に任せて好き勝手物事を言う人たちが少なくなるかもしれないかもしれませんね。
そんな事を考えながら『お一人Summer』を2021年の夏は過ごす予定でございます。
ってか!いつになったらみんなでワイワイ過ごせる日々が戻ってくるんだよ!\(゜ロ\)(/ロ゜)/
…失礼、取り乱しましたm(_ _)m笑
作品を超えてつながりが見える作品は面白い!
音楽でも小説でも何でも「作品を超えてつながりが見える作品は面白い」ですよね。
実際はどうか分からないですが、それでも「『お二人Summer』と『男女6人夏物語』はもしかしたら関係があるのかもしれない!」と発見した時は、それだけでハッとして心が動きました。
これに気づいた時は、なんか伊坂幸太郎さんを思い浮かべましたよね^^
作品を超えてつながりが見えると、また違った視点が生まれて違った解釈が出てくるので、一人のアーティストだったり、作家だったりのいろんな作品に触れるというのは大事なことなんだなと学びました。
ケツメイシの他の曲で『作品を超えてつながりが見える』というと、やっぱり『バラード』と『君とつくる未来』は深い関係にあると思います。
コチラは一つのシングルにまとめられているので、作品を超えての意味が違っているかもしれませんが、別の視点が生まれて新たな解釈が生まれるという意味では同じでしょう。
特に『バラード』に関してはかなり深い曲だと思っているので、別記事でまとめた私の勝手な妄想を読んでいただければと幸いです^^

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