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ケツメイシ『男女6人夏物語』の歌詞分析|2つの解釈で意味が変わる面白さ!

男女6人のイラスト画像 エンタメ

『男女6人夏物語』はケツメイシの十八番の夏ソングですが、ちょっと他のケツメイシの夏ソングとはアプローチが違うかもしれません。

夏を強く感じるアップテンポの盛り上がる曲と言うよりは、タイトルにも含まれているように「物語(ストーリー)性」が濃く表れていますし、女性ボーカルも参加していて、当時のケツメイシとしての新しい挑戦だったのかな?という気もします。

そんな『男女6人夏物語』について今回は勝手な妄想解釈をしていきたいと思いますね^^




『男女6人夏物語』の歌詞分析をしてみよう!


まず、直感的に歌詞を読み解くなら『男女グループのあるある』みたいなイメージですか?

三角関係や四角関係のように、自分の好きな人は別の人が気になっていて、その人はまた別の人を…みたいな感じで客観的に見たら面白いと感じる関係性がこの歌詞からは伝わってきます。

 

ただ、面白さを感じる一方で、解釈がすごく難しい歌詞だとも感じます。

それは「男女6人」というようにそれぞれの物語があるからかもしれません。

言い換えれば『複数の解釈が出来てしまうから歌詞が難しく感じてしまう(複雑に考えることができる)』のでしょうね。

 

まぁでも、ざっくり言えば2パターンの解釈できるかなと。

1つは「それぞれ別の登場人物を歌っている」パターンで、もう1つは「1人の主人公について歌っている」パターン。

まずは前者から考えてみましょうか^^

>>『男女6人夏物語』の歌詞はコチラでチェック!

解釈①:それぞれ別の登場人物を歌っているパターン

それぞれ別の登場人物を歌っていると仮定した場合、男女6人のうち男3人と女1人がこの歌詞には登場することになります。

Ryojiさん、Ryoさん、大蔵さんがそれぞれ男①、男②、男③、MAO-dさん(女性ボーカルの方)が女①のように、それぞれの立場の気持ちをそれぞれのパートで歌っていると考えられるわけですね。

 

仮にこのように考えた場合、Ryojiさん(男①)とMAO-dさん(女①)はカップルという事になります。

これは【君と付き合ってから~】の部分からも読み解けますね。

しかも、他のみんなには内緒で付き合っている…「めちゃめちゃ楽しいヤツやん!(≧▽≦)」という関係。

私の青春時代にもそんな事がありましたね! (´・ω・`)<…ハイ?ウソツキマシタケド?笑

 

さて、男①と女①はめちゃめちゃ楽しいけれど、問題は残りの男②、男③ですよね。

おそらくですが、男②も男③も女①に好意を持っているのではないかと。

それは【見ると奴君との距離がおかしい】や【楽しげに寄り添い座るのなぜ?】などから読み解けそうです。

この女性は彼らの中ではいわゆるマドンナ的な存在なのでしょうね。

 

また、面白いのは期待とは違った展開になった時のそれぞれの感じ方の違い

男②は【まあいつでもいい ここ来たいなら】の部分から「まぁなんだかんだで結局オレの事が好きなんでしょう!」とちょっと自信家な一面を持ってる人。

男③は【届かぬ思いまたオレは一人】の部分から「結局オレはダメなんだなぁ…」というネガティブな一面を持ってる人みたいな印象を私なんかは受けます。

こんな風に男たちのパーソナリティが見えてきて、そこがこの歌詞の面白さにも繋がっているのではないでしょうか。

 

ちなみに、大サビ前の部分【今年の夏も~】の部分からは男①の余裕を感じますし、【さあ シケた面無しだね】の部分からは男②、男③の人の良さを感じます。

こんな感じで『男女6人夏物語』は「それぞれが別の登場人物の心情を歌っている」と考えると、「いまを凄く楽しんでいる曲」のように感じられるかもしれません。

人と人との対比が歌詞の面白さに関係しているのかなと思います。

解釈②:1人の主人公について歌っているパターン

もう一つの解釈として「1人の主人公について歌っている」パターンも考えてみたいと思います。

この場合、Ryoさんと大蔵さんのパートは一貫性があるのですが、出だしのRyojiさんのパートの解釈にねじれが生まれてしまうところはあります。

 

ただ、このRyojiさんとMAO-dさんのパートを『主人公の妄想』だと考えて無理に成立させると、物語がまた別の見え方をしてきて面白いんですよ^^

このパートの直前に打楽器(タム?)の音が鳴るんですけど、それが場面転換の役割(妄想の入り口)を表現しているようにも聴こえるかもしれないです。

Ryoさんと大蔵さんのパートは妄想ではなく現実を表していて、「頭の中では君との旅行を妄想しているけど、実際は君とはお付き合いどころか別の男の影を感じている」みたいに、理想と現実の対比を感じられて、そこが面白さにつながっている気がします。

 

そして、一番面白いのが大サビ前の部分【今年の夏も~】の部分の意味が解釈①とは大きく変わる点。

解釈①では余裕や楽しい印象を受けましたが、解釈②になると悲哀や強さみたいなものを感じられます。

それは解釈①と解釈②では立場が違っているから。

 

解釈①ではマドンナとお付き合いしている男性の立場で歌った歌詞なので、上手くいっている人の言葉。

対して解釈②ではマドンナとはお付き合い出来ていない男性の立場で歌った歌詞なので、思い通りに事が進んでいない人の言葉。

「同じ言葉でも立場が違えば意味が変わってくる」というのは、今の時代ではよく理解しておきたい事かもしれませんね。

大サビ前の部分の続きになりますが、【海に帰る】という言葉から、好意を寄せていた女性との恋は上手くいかなかった残念な気持ちが読み解けます。

ただ、【また来年はきっと二人で来るから】という言葉からは主人公の決意を感じます。

「今年は男女6人で来てるけど、来年は2人で来るんだ!」と前向きな気分、希望を感じますよね。

 

つまり、解釈①では「今を楽しんでいる曲」に感じた『男女6人夏物語』が、解釈②になると「未来が楽しみになる曲」に変わっている。

そんな印象を私は受けるのですね。

 

ちなみに、私は解釈②だと思っています

だってこっちの方が素敵やん?

本当に「2人で過ごす夏」が来るなら…それは素敵やん?(´_ゝ`)

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サビは同じ歌詞なのに意味が違って聴こえる不思議

私は「この歌詞スゴイなー」と思うものの中に「サビは同じ歌詞(フレーズ)なのに意味(受け取り方)が違って聴こえる曲」があります。

『男女6人夏物語』はその代表的な曲の一つのように私は感じています。

 

この曲では計4回サビが繰り返されるのですが、それぞれ雰囲気(意味)が違っているような気がしませんか?

あくまでも個人的な受け取り方なので、「そんなことないよ」と言われたら「そうかー」としか言えないのですが、自分の感覚を持つのも大事だと思うので、一応書かせていただきます。

 

ざっくり言えば、冒頭のサビは、ただただ楽しい雰囲気

文字通りの意味で、恋をしている時の楽しい気持ち、嬉しい気持ちが伝わってきます。

2回目のサビは、どこか不安な雰囲気

【確かめる~】の部分の歌い出しが「あいつ…俺のこと好きだよね?」という疑問を持っているから確かめているような印象を私は受けます。

3回目のサビは、ちょっと諦めた雰囲気

疑ってたけど「実際にあの二人はいい感じなんだ…」と確信めいて、気持ちが弱っている状態のような印象かなと。

その後の【今年の夏も~】の部分で音数が少なくなっているのも、どこか寂しさを感じてしまいます。

最後のサビは、複雑な気持ちが現れた雰囲気

自分を励ましているような雰囲気、少し自棄になった雰囲気、寂しさを隠せない雰囲気など、どうとでも取れる印象を受けます。

こんな風に「サビは同じ歌詞なのに意味が違って聴こえる曲」という印象があるから、解釈が難しいと感じたのかもしれません。

 

ところで、この『男女6人夏物語』の主人公だと思われる男性の恋は実ると思いますか?

私は「Yes」だと思っています。

そう言えるのは『お二人Summer』という曲が後に発売されるから。

これに関しては別記事でまとめているので、良かったらご覧ください(^^♪

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『男女6人夏物語』の概要

『男女6人夏物語/ケツメイシ』のCDジャケット画像

書きたいことは書けたので、ここで終わっても良かったのですが、せっかくなので概要について確認しておきましょうか。(参考サイト:男女6人夏物語-Wikipedia)

『男女6人夏物語』は2006年7月19日発売、ケツメイシ13枚目のシングル。

夏のミディアムナンバーで「ピーカンの夏!ヾ(≧▽≦)ノイェーイ!!」と言うよりは、ちょっと涼しげな雰囲気のある曲で、大人っぽい…でも初々しいという感じ。

1曲の中で気持ちを何度も動かしてくれるような気分になります。

 

ちなみに、周知の通り『男女7人夏物語』が少なからず関係しているでしょう。

明石家さんまさんと大竹しのぶさんが共演したドラマとしても有名ですね^^

PVの出演者&女性ボーカルの正体

『男女6人夏物語』に出演している方々は市川由衣、杉本哲太、貫地谷しほり、黒川芽以、青木崇高、安居剣一郎(敬称略)と改めてすごいメンバーだなという印象。

ケツメイシのPVには広く知られる前の俳優や女優が意外と出演しているんですよね。

例えば、『聖なる夜に』では田中圭さん、『仲間』では有村架純さん、『guruguru』では山崎紘菜さんなど、他にも「あの人出てたんだー」というのが多いので、ケツメイシの公式YouTubeチャンネルで確認してみてくださいな。

>>ケツメイシ公式YouTubeチャンネルはコチラ

PVの出演者が印象的な『男女6人夏物語』ですが、もう一つ印象深いのが女性ボーカルが参加しているということ。

この女性ボーカルの方は『MAO-d』名義の傳田真央(でんだまお)さんという方。

キレイな歌声でケツメイシの曲に入っても違和感を全く感じないし、「マドンナが一人いる」という事を強く印象付けてくれていますね。

 

そして、PVの監督を務めたのは大宮エリーさん。

ドラマ風のPVに仕上がっているのは、いろんな作品の脚本を務めている大宮エリーさんの作品だったからと分かれば納得できますね。

『男女6人夏物語』はケツメイシの中でも外せない夏ソング!

『男女6人夏物語』はケツメイシの夏うたの中ではちょっと異色な曲かもしれません。

ミディアムテンポで一般的な夏うたとは雰囲気が違う、しかも珍しく女性ボーカルが入っていて、他のケツメイシの曲とも一線を画す部分もある。

おそらくケツメイシの曲の中で「この曲が一番好き!」と言われる曲ではないかもしれない。

けれども、ちゃんと聴くと本当に素晴らしい曲だと感じますし、歌詞の面白さ、興味深さで言うとケツメイシの曲全体でも上位に来ると思います。

 

特に歌詞に関しては『さくら』と『ケツノポリス4』の大ヒット以降、印象が変わった気がしますね。

それは『旅人』という曲を聴くと何となく感じられるかもしれないので、いま一度『旅人』という曲を聴いてみてくださいな^^

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