2021年6月12日放送の『FOOTxBRAIN』で「中村憲剛・影山優佳と考えるWEリーグ盛り上げ策」の放送を観ました。
日向坂46の影山さんのアイディアが素敵だなと感化されたので、私も「観客動員数を増やすアイディアとか出せないかなー(。-`ω-)」とちょっと考えてみました。
んで、思いついたのがサッカーチケットのサブスク化。
あくまでも『WEリーグの観客動員数を増やすことだけを目的』に考えてみたので弊害やデメリットは多々ありますが、まぁアイディアを出すだけなら自由ですからね。好き勝手書いていきましょう!笑
私が考えるサッカーチケットのサブスク化とは?
サッカーチケットのサブスク化は『料金を支払うことで一定期間サッカーの試合をスタジアムで観戦できる』という仕組み。
要は「一般的に知られているあのサブスクリプションをサッカーのチケットでも導入してみよう!」というものですが、私が考えるサッカーチケットのサブスク化のターゲットはサッカークラブのサポーターではありません。
ターゲットは『特定のクラブのサポーターではないサッカーファン』です。

『特定のクラブのサポーターではないサッカーファン』を便宜上『浮動層』としますね。
この「浮動層をスタジアムに呼ぶことで観客動員数を増やせないか?」と考えてみました。
すでにサッカーに興味を持っている人をターゲットに
どんなことも興味のない状態から興味を持ってもらうことは大変なこと。
だったらサッカーに興味を持っていない人ではなく、すでにサッカーに興味を持っている人を呼び込んだ方が結果は出やすいのかなと。
私はサッカーが好きなのですが、現在進行形で好きなクラブや選手がいるわけではありません。
強いて言えば、面白いサッカーをするチームや魅力的なプレーをする選手が好きですが、とにかく『サッカーの試合が好き』です。
似たような感覚を持っている人はたくさんいるんじゃないかな?とも思います。
だから、私と同じように「もともとサッカーに興味を持っていて、特定のクラブのサポーターではなく、試合観戦が好きな人をターゲット」にすれば、観客動員数を増やせるのではないか?と思う訳です。
固定のファン(サポーター)を増やすのも大事だけど、スタジアムに観客を集める事が目的ならば、流動的な人たちをサブスクチケットサービスによって呼び込むのも一つの手段のようには感じたのですね。
私が特定のサポーターにならない理由
もちろん理想は固定ファン・サポーターを増やすことでしょう。応援する人が増えれば選手たちもきっと嬉しいはず。
ただ、そう簡単にサポーターになるということでもないと考えています。
例えば、私は東京都23区内に在住していますが、どこかのクラブのサポーターになることは現状なさそうです。
それは地元にプロサッカークラブがないから。
「えっ?東京にもサッカークラブあるでしょ?」と思った方は下記の記事をご覧いただければと思います。

東京市街地にお住まいの方は絶対に読まないでください。特に町田市民の皆様は閲覧禁止ですm(_ _)m笑

23区内だと地元にプロサッカークラブはありませんが、その代わり東京だけなく、神奈川、千葉、埼玉のどのスタジアムにも最寄り駅まではだいたい1時間あれば着きます。
23区内に住んでいる方の人口は約1000万人。
仮に0.01%の浮動層がいたとしたら、合計で10万人の見込み観客を集めることができます。
スタジアムに足を運ぶのはサポーターだけではありませんから、ファンを増やして観客動員数を増やすという発想ではなく、たとえファンが増えなくても観客動員数を増やす発想があってもいいのかな?と考えてみました。

魅力を感じればサブスクチケットでの観戦をきっかけにファンになる人もいるかもしれませんね。知ってもらう事がないとサポーターになるならないの段階にはならないので、とにかく知ってもらう・試合を観てもらう事を優先に考えるのも方針の一つなのかなと。
サッカーチケットサブスク化の概要
サッカーチケットのサブスク化の概要を簡単に考えてみました。
基本的には他のサブスクサービスと同じでいいと思うので、【月額料金を支払うことでスタジアム観戦ができる】が基本になりますが、独自のシステムとして2つポイントを設けてみましょうか^^
1.どこのスタジアムでも観戦OK!
2.プランによる価格設定で差別化!
どこのスタジアムでも観戦OK!
クラブが実施する年間シートとは違い、このサブスクのターゲットは浮動層です。
なので「今日はこの試合が観たいな」と思ったら、その試合が行われるスタジアムに行って観戦できるシステムにしてみてはどうかと。
クラブ単位ではなくスタジアム単位で観たい試合を選ぶイメージですかね(・.・;)ツタワルカナ?
浮動層の流動性を活かして、注目している対戦カードの試合観戦が出来たり、出張した時などに近くのスタジアムで試合が行われる場合に観戦できるようにするとか。
サッカーに関してはコアだけど、スタジアムに行くのはライトな人を集めるような感じにすれば、観客動員数を増やせるかもしれないなーって。
もちろん優先されるべきはチケットを買った方にすべきとは思います。
なので、サブスクチケットの方は捌き切れていないチケットの中から座席を選ぶようにはなりますが、その代わり月額料金を支払うことでどのスタジアムでも観戦できるメリットを得られるみたいな?

例えば出かけた先の近くのスタジアムで「今日サッカーの試合があるんだー」と知っても、「チケット買うのだりぃなー」と私ならなるかも。
そんな時にサブスクチケットがあったら、気分が変わらないうちにスタジアムに向かうかなーと想像しています。
プラン導入で差別化!
サッカーチケットのサブスク化にはプランを導入することで差別化を生み出してみるのはいかがかなと。
例えば、VIPプランとしてどのスタジアムでもメインスタンド側から観戦できたり、ドリンク一杯無料などのサービスを付けてみるなど。
他にはWEリーグとJリーグを分ける必要はないと思うので、どっちも観戦できるプランを作るとか、サッカーだけでなく他のスポーツやイベントも観戦できるとか。
あとは、月の観戦回数に段階・制限を設けるとかかな。
サブスクはプラン次第でアイディアが広がるので、差別化もしやすいと思います。
WEリーグに価値を生むためのサブスクチケット
2021年9月12日に日本初の女子プロサッカーリーグ『WEリーグ』が開幕します。
日本での女子サッカーのプロ化は『女子サッカーの枠にとどまらない価値』を提供するためのものだと私は感じました。
リーグ名称の「WE」は「Women Empowerment」の略。
「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」という理念を示していることからも、ただの興行で終わらせてはいけないものだと感じたわけですね。
価値を生み、向上させるためには歴史が必要だと思うし、歴史を作るためには結果が必要。
じゃあ「結果って何だ?」となった時、観客動員数は一つの結果だと思うので、スタジアムに人を集める事だけにこだわっても最初はいいのかなと。
テレビなどの情報を観る限りではまだ認知度も低いのかなと感じたので、固定のサポーターを作るよりまずはたくさんの人に観てもらって認知度を高める。
そのためにサブスクチケットが生まれたら、観戦するきっかけにもなるかなって考えてみました。
もしWEリーグだけでは厳しい現実があるのなら「Jリーグや他のスポーツなど連携して集客する」とか、そういうWEリーグならでは姿勢があるとそれは多様性にあふれてると感じられるかもしれないですね。
…何となくですが、潜在的にWEリーグ観てみたいと思っている浮動層は多いと思っています。
私もテレビ中継でなでしこジャパンの試合が放送される時は観てますし、なでしこリーグの試合も何度か生観戦したことあります。
2004年のアテネオリンピック、荒川恵理子選手がスウェーデン戦でゴールを決めて勝利した時から女子サッカーにも興味を持ちましたし、もちろん2011年のワールドカップは感動しました。
薄い知識ですが歴史を知っている以上、応援したい気持ちは持っていますし、今の時代・状況だからこそ何かシンボルになれるんじゃないかな?と思っています。
WEリーグの成功を願っています!(゚Д゚)ノ1.2.3ダー!
日向坂46・影山優佳の3つの提言&彼女のアイディアの素敵なところ
『FOOTxBRAIN』では日向坂46の影山優佳さんがWEリーグ盛り上げるための提言を3つ挙げていましたね。
「夢の国のチケット」「初心者に優しく」「お得に試合観戦」の3つでしたが、それぞれを簡単に見ていきましょう。
夢の国のチケット
例えば、チームマスコットがデザインされたチケットにして写真を撮りたくなるような柄だったり、選手の顔が印刷されていてトレーディングカードみたいなものにして他のサポーターの方と交換するなど。
スタジアムに行ったことによって宝物になるようなチケットにする。
チケットというただのツールに価値を生むという発想が素晴らしいですよね。
チケットを写真に撮ってSNSにアップすることで、自身の体験の記録と他者への広告の同時進行。
SNSナチュラル世代ならではのアイディアだなーと感じました(゜.゜)
若い子なら当たり前の感覚かもしれないけど、とりあえずおっさんには絶対に思いつかないね。笑
初心者に優しく
何で笛が鳴ったのか、なんで試合が止まったのか。最初は選手の顔と背番号と名前が一致しなかった。
ラグビーの試合のようにそういうのを教えてくれるシステムがあるといい。
確かにこれは初心者の方からしたらありがたいシステムですよね。
歌舞伎とかも解説ありで観るとすごく面白くなるって言いますし、私も美術館に行った時にイヤホンで解説聴きながら鑑賞して「へぇーそういう意味なんだー」とかなりましたし。
そういえば、松木安太郎さんとか解説で選手の名前と背番号を言ってるけど、ああいうのも初心者の方に優しいですよね^^

ちなみに、私が好きな松木さんの名言は「キーパーがいなかったら入っていましたよ!」です。笑
お得に試合観戦
女子サッカーだけでなく男子チームの試合、相手のホーム戦の観戦OKなどバリエーションを付けてみる。
私のアイディアはこの意見を聞いてピンときたところがありました。
だからパク…参考にさせていただいたわけですね。笑
毎試合観戦するのが難しい人などは、確かに年間パスよりは月額制チケットの方が嬉しいと私も思います。
以上の3つが影山さんの提言でしたが、彼女のアイディアが素敵だなと感じるのは「サッカーに興味を持っていない人をどうにかしてファンにさせたい!」と考えているところ。
私みたいに「サッカーに興味を持っている人をまずはターゲットにすればいい」なんてせこい考え方をしていないんですよね。笑
いやー…なんか自分が恥ずかしくなってきた(/o\)笑
影山さんがこんな風に考えられるのは、自身がアイドル活動をしていることも関係しているのかもしれませんね。
無名の状態から興味や関心を引き寄せた。そして今はその活動が花開いて、与える側になっている。
興味のない人に興味を持ってもらいファンになってもらうという経験をご自身がされているから、熱量も伝わってくるんだろうね。

まとめ:観客がいるって大事
2020-21シーズンの日本代表の試合は無観客が当たり前になりましたが、EURO2020を観ると多くのサポーター・観客がいて、「やっぱり観客がいるのっていい雰囲気だなー」と感じました。
画面越しでそう感じるのですから、現場ではもっと感じるだろうし、観てくれる人がいるというのは選手たちの力になると思います。
今回のチケットサブスク化のアイディアは遠回しに「サッカーチケットがサブスク化したら気軽にスタジアムでサッカー観戦出来て、『自分が』楽しいだろうなー」という不純な想いから書き始めましたが(笑)、自分の中にあるサッカーを想う魂みたいなものは消えないなと感じて勝手にいい気分になりました(。-∀-)b
私の声は埋もれても全然構わないので、誰かの声は届いて、女子サッカーが、日本のサッカーが、ひいては日本全体が盛り上がれば嬉しいですね^^

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