イソップ童話4回目は『北風と太陽』の簡単なあらすじと感想文を書いていきます。
タイトルはもちろん知っているけれど、「北風と太陽ってどっちが勝ったんだっけ?」と記憶が曖昧な部分もありました。
改めて内容を確認してみたわけですが、感想文は思わぬ方向に進んでしまいました。
この物語を周りの人はどんな風にとらえるんだろうか?気になるところもありますね(・ω・)

『北風と太陽』の簡単なあらすじを確認してみよう
『北風と太陽』のあらすじに関して簡単に確認してみましょう。
イソップ物語は動物や自然現象などを上手に使って表現しているから、読む側は面白く感じますし、道徳や教訓も理解しやすいですね。
『北風と太陽』も良く出来たお話で、子供でも本能的に何が良くない事なのか伝わるかもしれませんね。
ちなみに、本当かどうかわかりませんが北風が勝つパターンもあるらしいです。
1回戦は旅人の帽子を吹き飛ばした方が勝ちだったらしく、太陽が照り付けると旅人は帽子を深くかぶってしまい、逆に北風はぴゅーっと簡単に帽子を吹き飛ばしたそう。
2回戦は上着を脱がした太陽の勝ちですから、1勝1敗なわけですね。
もし3回戦があったらどんな対決になったのでしょうか…気になります(。-`ω-)
では、今回も教訓を先に確認しておきましょう。
北風と太陽の教訓は『強制ではなく説得をすることで結果を得られる』
『北風と太陽』の教訓としては『強制してはいけない』というのが分かりやすいですか。
北風は無理に旅人の上着を吹き飛ばそうとした結果、逆に頑なに上着を脱ごうとしなかった。
無理矢理何かをさせられるのは嫌ですよね。私も嫌ですσ(´┰`*)アッカンベー
反対に、太陽は暑さを材料に旅人を説得させて、自発的に上着を脱がせることに成功した。
きちんと理由付けができれば、相手は自分から行動するということ。
改めて言うなら『強制ではなく説得をすることで結果を得られる』というのが教訓と言えるでしょう。
『北風と太陽』はビジネスでよく話題にあがりますが、それは「お客様に無理に商品の押し付けるのではなく、自発的に欲しいと思わせることが大切」というのが言えるからなのですね。
ちなみに、他の教訓としては『自分の特性を活かした環境で行動する』というのも言えるかもしれません。
北風と太陽では特性が違いますからね。それは上着は脱がせられないけれど、帽子を飛ばせる北風と、帽子は飛ばせないけれど、上着は脱がせられる太陽という構図からも理解できます。
自分が活躍できない場所で無理にもがく必要はないかなと私なんかは思います。
さて、教訓を確認したところで、私が書いた『北風と太陽』の読書感想文をご覧くださいm(_ _)m
北風と太陽の読書感想文
非常に不愉快な物語だ。
最も嫌いなタイプの登場人物の話に、一体何を学べばいいのだろうか。
『北風と太陽』の教訓は『強制ではなく説得をすることで結果を得られる』かもしれないが、この怒りはそれ以前の話だ。
私が怒っている理由、それは『なぜ全く関係のない旅人を巻き込んだのか?』という点だ。
北風と太陽が力を比べをする。それは別に構わない。自分の力がどれほどのものなのかを知りたいのは誰にでも備わっている本能だと思うから。
ただ、なぜその勝負内容が旅人の上着を脱がせることが出来るかなのかは理解できない。
自分たちと全く関係のない他者を巻き込んでする迷惑行為は何も利益を生まないことを両者は知らないのだろうか。
北風と太陽の勝負ならば、直接対決をすればいい。
北風が太陽を吹き飛ばすか、あるいは太陽が北風を追い払うか、それで勝敗を決めればいい。
もし北風と太陽とでは能力が違うというのなら、そもそも勝負する価値はないはずだ。
比較できないものを比較して能力の優劣を決めることに何も意味がない。
それが分からない両者に一体何を学べばいいのだろうか。甚だ疑問である。
北風と太陽は本当に反省しなければならない。
まずは旅人に謝罪をすべきだ。もし話が出来ないのなら寄り添うだけでもいい。
北風は旅人に故郷を懐かしむ優しい風を送り、太陽は一日の始まりと終わりに希望を照らす。
そうやって旅人の行く先を案じ、もし空と旅人との間に冷たい雨が降るのなら、雨が降りやんだ後に太陽が身体を温めて、北風が心を癒してあげればいい。
どうしても旅人を通じて勝負がしたいなら、旅人が幸せになるような勝負をするべきだ。
周りが見えなくなってしまうことは誰にでもある。
けれども、自分たちの私利私欲で関係のない人を巻き込んではいけないし、故意に傷つけてはいけない。
もしこの物語から教訓を学ぶことがあるとするなら「てめぇのケツはてめぇで拭け」ということだと思いたい。
(796文字)
別の視点を持って物語を考察
いやぁ…珍しくめちゃめちゃ怒ってますね…(゜-゜)
って一応言っておきますが、ただのパフォーマンスですよ(。-∀-)
今回は「別の視点を持って物語を読んでみたらどんな感想文が書けるだろうか?」を意識して書いただけで、『強制ではなく説得を』が教訓でいいと思います。
ただ、もし『北風と太陽』の話を旅人にフォーカスして物語を見てみたら、やっぱり旅人が可哀想だなぁって思って、んで、彼の代わりに『北風と太陽』の両者を注意したわけですね。
ほら、私『旅人』好きじゃないですか?

『北風と太陽』が対決することを当たり前のように受け入れてしまいますが、「そもそも何で戦う必要があるんだ?」という疑いを持ってみると、「前提がおかしいんじゃないか?」という視点も生まれてきて、考える方としては楽しいなとは思います。
でも、こういう斜めに物事を見るヤツは面倒だから、ほどほどにっていう方がいいかもなー(・ω・)

『北風と太陽』が手を組んだら最強なんじゃない?
北風は冷たくて強い風、太陽は暖かくて無風。
こういう関係だったら帽子は飛ばせたけど、上着は脱がせられない。上着は脱がせたけど、帽子は飛ばせない。
という物語になったのだと思います。
じゃあ両者が手を組んだら「どっちも成功させることが出来たんじゃないの?」ってなりません?
そう考えるとフェーン(現象)が最強説出てきますよね。
だから、もし『北風と太陽』の物語の続きを考えるとするなら、『両者が切磋琢磨して一緒に目標を達成する』みたいなのもできそう。。。
『切磋琢磨』『一緒に』『目標達成』。

はっ!Σ(゚Д゚)ドリョク.ユウジョウ..ショウリ…
『北風と太陽』の続編はイソップ物語じゃなくて少年ジャンプでお届けという形になるかもしれないですね(; ・`д・´)
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