2020年8月31日を持って閉園した東京都練馬区の遊園地『豊島園(としまえん)』。
私も子供の頃に遊びに行ったことがあるので、閉園が決まった時は寂しさもありましたね。
跡地利用の計画はすでに決定しているので、今さら何を言っても覆らないですが、私は「豊島園の跡地にサッカー専用スタジアムができたらいいなー」と考えていました。
日本がサッカーで世界一になるための戦略の一つとして豊島園の跡地にサッカー専用スタジアムが必要だと。
もう叶わない夢、でも「せめてこの思いだけでも残しておきたい!」ということで、今回は『豊島園跡地サッカースタジアム&大型複合施設建設計画』に対する気持ちを書いていこうと思います^^
※ただの妄想の話なのでその点はご理解をm(_ _)m
豊島園の跡地はハリーポッターの世界を体験できる施設へ
妄想を始める前にしっかりと現実を理解しておきましょう。
詳しくはコチラの記事をお読みください。
参考サイト:としまえん跡地の公園、2023年一部開園 ハリポタと同時-日本経済新聞
さて、豊島園の跡地にはハリーポッター施設が2023年に開業予定とのこと。
ジェットコースターなどのアトラクションではなく、映画のセットを設置したり、実際に撮影された衣装や小道具などの展示みたいな感じなのですね。
ハリーポッターは世界的にも大人気ですし、小説はもちろん、映画も大ヒットしてファンも多いですから、価値があるものなのでしょう。
ですが…ここからは少し愚痴を言いますので、ハリポタファンは読まないでください。
私はハリーポッターの本を読んだ事も映画を観た事もない
ハリーポッターは私が小学生の頃にシリーズ1作目の『賢者の石』が日本でも出版されました。
その後もシリーズ化され、本も映画もすごい人気があってクラスメイトとかハマってる子がいましたが、私は本も読んでないし、映画も一切観ておりません。
また、友達とイギリス旅行に行った時も、どこかの駅のホームの壁にカートが突き刺さっていて、友達は興奮していましたが、私には一切意味がわかりませんでした。(SIAM SHADE 1/3みたいな文字が書いてあったかな?(・ω・)
なので、パリーポッターが面白いか面白くないかの判断はできないし、魅力もわからないのですが、「何で豊島園の跡地にハリポタ施設なの?」とは思ってしまいます。
ハリポタの施設ならUSJにあるし、ビールの泡を口につけたり、杖で魔法もかけられるし、すでにハリポタの世界観を体験できるじゃない?
しかも、なぜ「30年間限定で開業」するのよ。やるならその地の象徴になるくらいの施設にすればいいのに。
そんなんじゃハリポタの魅力は1/3も伝わらないんじゃないの?純情な感情は空回りしちゃうんじゃないの?そんな風に思ってしまいます。
まぁでも、もう決まったことだし、ハリポタファンが楽しめるならそれが一番かなとは思います。
さて、ここからは妄想のお話^^
私は豊島園の跡地にサッカー専用スタジアム&複合施設を建設してほしいなと。
東京23区内をホームタウンとするJクラブの誕生のチャンスだったんじゃないかなと思うのですね。

豊島園の跡地にサッカー専用スタジアム&複合施設建設したらどうなる?
豊島園の跡地にサッカー専用スタジアム&複合施設を建設しますが、デメリットは無視します。妄想なので。
現実的には近隣への騒音問題や人の往来によるゴミ問題、治安の悪化、資金面などあらゆる問題が予想されますが、無視します。妄想なので。
んで、大きく3つのメリットが考えられたので、その点について書いていきたいと思います。
国を代表するクラブが首都にある素晴らしさ
世界のサッカークラブを見ると、その国の首都にビッグクラブが多い傾向にあります。
イギリス・ロンドンなら、アーセナル・チェルシー・トッテナムなど。
フランス・パリなら、パリ・サンジェルマン。
イタリア・ローマなら、ASローマ。
スペイン・マドリードならレアル・マドリード。
ドイツはベルリンよりも、ミュンヘンに代表的なクラブがあったり、ユベントス(トリノ)やバルセロナなど他の都市にもビッグクラブがありますが、首都にビッグクラブが多い傾向にあるのは言えるかなと。
首都に世界的なビッグクラブがあることはすごく大事な気がします。
と言うのも、私がイギリスに旅行に行った時、スタンフォードブリッジ(チェルシーのホームタウン)のスタジアム見学をしたのですが、すごく良かったんですよ!
ロンドン西部の住宅街を歩くと街中に突如大きなスタジアムが現れる。最寄り駅から5分もしないところにあるし、敷地内にはメガストア(グッズショップ)もある。
周囲にはホテルやショッピングセンター、レストランなどもあって試合がない日でも楽しめる観光スポットになっていました。
「こんな日常が日本でも体験できたら素敵だなー」と今でも思います。
特に住宅地から突如サッカースタジアムが現れる。あの感動を東京で味わえたらどれだけ素晴らしいか、、、そんなことを考えるとワクワクしますね。
日本の首都・東京にもFC東京、東京ヴェルディ、町田ゼルビアとサッカークラブはあります。ただ、どのクラブも多摩地域をホームタウンとしていて、イマイチ東京感がないのよ。
やっぱり23区内にJクラブがあることが必要なのよ。
これは都民コンプレックス言うべきか、、、地元愛って東京都の人はあんまりないと思う。
本当に狭い範囲でなら地元愛はあるけれど、都民みんなで応援する東京を象徴するものってないんじゃないかな?
他の道府県の人、例えば東北地方の人が東北楽天ゴールデンイーグルスを応援するみたいなことは、ないと思う。
しかも、楽天ファンの人の中には「地元は宮城じゃないけれど、近隣の県だし応援したい!」みたいな心持ちがあって応援してる人もいる。そういう人って本当に素敵だよね。人の良さを感じる。
それに比べて私は、23区内の某区出身ですが「町田は東京じゃないよ」って思ってます。おそらく東京区民はみんな思ってるんじゃないかな?笑|ω・)ジョークヨ…
そのくらい心が狭い。
だから、23区内にJクラブがあったらいいと思っちゃうのです。
理想はジャイアントキリングのETUみたいな。浅草にサッカー専用スタジアムがあったら最高だよね。
もし23区内にJクラブが存在したら、それがどの区であっても私はそのクラブのサポーターになります。近く(23区内)にサッカースタジアムがあったらすぐに行けるし、毎試合観に行きたいと思えます。

東京という人口が多い土地にサッカー専用スタジアムがあることは予想以上の価値があるんじゃないかなー。
避難所としての役割
あれだけの大きな土地が東京23区内にあるのは凄いこと。
だから、何か集客力のある施設にしたいのは分かる。でも、『何もしない場所』が都心にあるのは現代社会では凄く価値が高いと思う。
サッカースタジアムは多くても週に2回試合が行われて、それ以外の日は管理やお手入れの時間だとする。
近年の自然災害の甚大なものがあるし、いざという時に避難所に変わる土地があるのは心強い。
もちろん、避難所としての役割はあるけれども実際には利用されないというのが理想ですが、そういう存在が23区内にあるという事実だけでも気持ち的には安心するんじゃないかなと思います。
交通アクセス&宿泊施設として優秀
豊島園駅は都民からすると正直ちょっとだけアクセスしにくい場所ではあります。
大江戸線と西武池袋線の2路線がありますが、大江戸線は深くて遠いし、西武池袋線だと乗り換えが必要なこともあるし、気にならないと言えば気にならないけど、もっと便利だったらいいのになーとは思います。
ただ、日常生活でアクセスするとなると気が乗らないことはありますが、終着駅でもあるので観光スポットとして訪れるにはすごくいいですね。
しかも、池袋からは10分ちょっと、新宿からは20分弱の立地にある豊島園は観光スポットの場所としては非常に優れていますね。
それに逆の見方をして、豊島園から都心へアクセスすることを考えた時も優れているなと。
例えば、豊島園に宿泊施設があった場合、10~20分で池袋や新宿を観光できるのはかなり優秀ですよね。外国人旅行客にも喜ばれるんじゃないかな?
新宿から20分のところにサッカー専用スタジアムや宿泊施設、複合施設があるなんて、最高の環境じゃないかなー。
イメージは長崎スタジアムシティプロジェクト!
私は文章が下手くそなので「ちょっと何言ってるかよくわからないwww」となってるかもしれません。
そこで、分かりやすいイメージとしては『長崎スタジアムシティプロジェクト』みたいな感じです。
このプロジェクト素晴らしいと思う!
サッカーだけじゃなくてバスケットとかコンサートとか、他のスポーツやエンタメもあったり、一つの場所でいろんなことができる場所って凄くいいと思う!
練馬区は23区で最後にできた区で、すごく可能性を秘めている区なのに、今回のこのアイディアはめちゃめちゃもったいないことしてる気がする。。。
『長崎スタジアムシティプロジェクト』は2024年開業予定で、このプロジェクトが成功するかどうかはわかりませんが、もし豊島園が100周年を超えるまで続いて、『長崎スタジアムシティプロジェクト』がロールモデルとしてお手本のような存在になっていたら、、、悔やまれますね。
実は豊島園の跡地にサッカースタジアムができる可能性もあった?
豊島園が閉園になると知ったとき、真っ先に「サッカースタジアムできねぇかなー」と思っていました。
そんな風に思っていろいろ調べてみたら、実は跡地にサッカースタジアム建設計画があったそうなのです。
参考サイト:「としまえん閉園」は寂しいけれど…… 鉄道会社にとって“遊園地”とは何か-ITmediaビジネスオンライン
2010年、東京ヴェルディ1969の本拠地として水面下で交渉をしていたとのこと。
ご存知の通り、結果は実現することはありませんでしたが、これはもったいないよ。。。
ヴィルディが23区内にホームタウンを構えてたらどれだけ素晴らしいことだったか!
今でこそJ2にいる期間が長くなりましたが、Jリーグの初代チャンピオンはヴェルディですし、もっと言えばJリーグ初ゴールはヴェルディのマイヤーですからね。
しかもヴェルディはベレーザという女子サッカーチームもあります。
日本初の女子プロサッカーリーグ『WEリーグ』が2021年9月に開幕しますし、ベレーザは強豪クラブですから象徴としても役割を果たしてくれるチームでしょう。
そういった歴史があって女性の社会進出にも積極的なクラブのホームタウンにならなかったのは、非常にもったいないと思います。
余談ですが、サッカーの応援歌として有名な『凱旋行進曲(アイーダ)』はイタリアの作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ。(日本のサッカー応援歌として選ばれたのは中田英寿氏がきっかけだったかな?)
(2分27秒~)
ちなみに、東京ヴェルディの『ヴェルディ』の意味はポルトガル語で「緑」を意味する『VERDE(読み方:ベルデ)』からきているらしい。
緑と言えば小池百合子都知事のイメージカラー。なんとかならないもんかねー、東京に緑を増やすチャンスなのに…。
いずれにせよ、ものすごいチャンスを失ったような気はします。。。
30年後こそハリポタ施設跡地にサッカー専用スタジアムを!
豊島園の跡地にサッカースタジアムができたら良かったのになーという勝手な意見で書き始めた今回のブログですが、すごく痛感したのは「日本って独特な文化を持ってるんだなー」ということ。
もし、イギリスとかドイツとか、ヨーロッパで同じような状況になったとき、たぶんサッカースタジアムの建設がされたんじゃないかな?と思いました。
それは『ヨーロッパ諸国にとってサッカーがそのくらい価値が高い存在だから』だと。
考えてみたら、日本にJリーグ(プロ)ができてからまだ30年も経ってないんですよね。
歴史はまだ浅いし、日本は和洋折衷という言葉があるように、いろんな風習や様式を適当に混ぜ合わせてできた独自の国だから、その中でサッカーがヨーロッパで考えられるそれと同じようにはならないでしょう。
もしかしたら、少しばかり急ぎ過ぎたのかもしれません。
いちサッカーファンとしては、豊島園の跡地にサッカースタジアムが建設されなかったことは残念ですが、時が過ぎて、未来の日本が今よりももっとサッカーが馴染みのあるものになって、多くの人が協力してもいいと言える存在になったら、その時は実現してほしいですね。
ハリポタ施設は30年間限定の予定になっていますから、30年後こそサッカー専用スタジアムが建設されることを願っています!^^
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