大学1年生の時、ニュージーランド(オークランド)に留学しました。
たった1ヶ月。こんな短い期間だったけれど、この経験は今でも自分に自信を与えてくれています。
せっかくの体験なので、このブログに当時を思い出しながら記録しておこうかなと。
留学に興味があるけれど、怖かったり、一歩踏み出す勇気が出ない方のお役に立てたら嬉しく思います。
ただ、まぁ特にモチベーションを高めるような熱い話ではないので、気軽に読んでくださいな^^
- 留学のきっかけはたった一つの好奇心
- ニュージーランドを選んだ理由は「英語が苦手だった&夏だったから」
- 行きの飛行機内で「もう帰りたい…」と後悔
- 自分に自信を与えてくれたトランジットエリア
- ホームステイ先に到着して数分後に衝撃の一言!
- ニュージーランド短期留学体験記②-1ヶ月間のスケジュール&語学学校篇
- 短期留学中の1ヶ月間のスケジュールはこんな感じ
- 語学学校は楽しい!多国籍でワクワクも倍増!
- 授業内容は4つのスキルを主に磨く!
- 語学学校で感じた英語に対する日本と世界との違い
- 日本人でもすぐに英語が上達する唯一の方法
- 1ヶ月でどれくらい英語が上達するのか?
- ニュージーランド留学体験記③-ロトルア観光でマオリ文化に触れる篇
- ロトルア観光へいざ出発!
- 3週間ぶりのお風呂!ロトルアで温泉に入ってみたけれど…
- 恐怖のドミトリー体験!「私、今日が最後の睡眠かも…」
- 間欠泉で感じる「地球も生きているんだ!」
- マオリの文化を体験!ハカ鑑賞でよぎる森三中・黒沢
- キーウィバードを観察して感じた親近感
- ニュージーランド短期留学体験記④-帰国で感じた成長と日本の素晴らしさ篇
- 別れの日~ゆーじの帰国前夜~
- ハプニング上等!飛行機の乗り換えで選ばれし男へ!
- 機内食もリベンジ成功!
- 成田空港へ到着~父親との会話
- ニュージーランドは本当に素晴らしい国!
- 留学をして日本は素晴らしい国だと知れた
- 僕は自分のことを何も知らなかった
- ニュージーランド留学中に起きたハプニング&小ネタ集
- 奇跡!お祭りで現役の首相と出会う!
- テレビの偉大さを実感!私はスポーツとあの映画に救われた!
- 晴れ男になった日~あの瞬間ボクは船の上にいた~
- ショッピングセンターで事件発生!?外に出たら衝撃の光景が!
- 数ヶ月に起きた悲劇…でも思い出は心の中に
留学のきっかけはたった一つの好奇心
留学したきっかけは「英語が話せなくても海外で生活することってできんのかなー?」という好奇心から。
子供の頃からバラエティ番組が好きだった私は『電波少年』や『イッテQ』などを観てそんな疑問に思っていました。
「気になるんだったら確かめてみようか」という事で留学を決めました。
留学と言う名目じゃなくて世界を周る事も考えましたが、そこまでの勇気がなかったのと、「ちゃんとした目的があった方がいいよ」というアドバイスを受けて、放浪ではなく留学にしたのですね。
ちなみに、1ヶ月という短期にした理由は『単純にお金がなかった』から。
私は浪人させてもらいましたし、私大に通わせてもらった身分なので、これ以上親にお金の援助をお願いするのは違うなと。
すねをかじろうとすれば許してもらえたと思いますが、目的の一つに『可能出来る限りの事を自分一人でやってみる』と考えていて、それもあって資金はアルバイトで貯めたお金を全額使って留学しました。
余談ですが現在は個人事業主で生活中。何となくこの時の経験が今に生きているのかなとは思います^^
ニュージーランドを選んだ理由は「英語が苦手だった&夏だったから」
大学1年生の冬休みの時期、2月~3月頃に留学をしました。
大学の制度を利用したのではなく、民間の留学サポート業者を探していろいろ話をしました。
その時に言われたのは以下の2つ。
・何か一つ目的を持った方がいい。
・英語が苦手でも大丈夫な国がいい。
目的がないなら留学する意味は薄れちゃうから、目的は持っておいた方がいいと、また、私が英語が喋れないということで、英語が苦手な人でも大丈夫な国がおすすめとの事でした。
英語が苦手な人でも大丈夫な国というのは、簡単に言えばいろんな人種がいる国(多民族国家)のこと。特に「アジア系の割合が多いといいよ」と。
例えば「イギリスだと話すスピードも速いし、英語が話せないアジア人にはあたりが強いかもしれないからやめた方がいいかも」とは言われました。(のちにイギリス旅行をしましたが、イギリス人みんな優しかったですよ^^)
それで多民族国家で、かつ、アジア系が多い、加えて治安の良い国などいろいろ話して最終候補に挙がったのがカナダとニュージーランド。
どちらも魅力的だったのですが、選んだのはニュージーランド。最終的に決め手になったのは「ニュージーランドの季節が夏だった」から。
私は2月~3月頃に留学をするので日本だと冬にあたりますが、寒いの苦手なのよ…。
カナダに行けば日本より寒い環境に行くわけですから、それは厳しいなと。それで南半球で季節が日本と真逆のニュージーランドに決定したわけです。
結果、すごく過ごしやすかったですし、いろんな経験もできてニュージーランドを選んで正解だったなと思います(^^)/
業者の方といろいろ話をして、すぐにホームステイ先や現地で通う語学学校を決め、チケットを手配。相談してから1か月もしないくらいで日本を旅立ちました。
ちなみに、留学の費用の総額はだいたい30~35万円くらいだったはず。
【ニュージーランド留学費用の内訳】
授業料…6万円
ホームステイ代…6万円
保険代…3万
チケット代…10万
滞在費…5万円
——————–
合計30万円+その他諸々
費用に関しては記憶が曖昧ですが、現地で使ったお金も含めて30万円ちょっとだった気がします。正確な金額がわからなくて申し訳ない(・人・)
バイト代すべてをつぎ込んで貯金がゼロになったことだけは覚えているのですが。。。笑
留学の目的はマオリの文化に触れること
留学する国がニュージーランドに決まったことはいいのですが、「留学の目的はどうしよう?」というのはまだ決まってなかったので、出発までの期間で考えました。
考えた結果、『マオリの文化に触れる』というのを留学最大の目的としました。
留学する方の多くは語学だと思いますが、私は英語が話せるようになるために留学するのではなく、むしろ『英語が話せなくても生きていけるのか?』が知りたかったので、語学留学ではないなと。
そこで思い浮かんだのがニュージーランドの先住民のマオリ族。
私は学校の勉強だと地理が凄く好きで民族とかの暮らしに興味があったのですが、「実際に原住民の生活に触れるのは日本にいたら意識することがほとんどないなー」と感じたのがきっかけですね。
日本でもアイヌ民族など独自の文化を持った民族はいますが、普段の生活でなかなか意識することは少ないと思います。
なので、これをきっかけに民族や文化に触れてみたいなと思い、『マオリの文化に触れる』というのを目的にしました。
出発までの残り日数で現地の情報や必要物資を準備して、ついに出発の日を迎えました。
行きの飛行機内で「もう帰りたい…」と後悔
「もう帰りたい…」
出発してから2時間くらい経った時に、ものすごく後悔しました。
というのも、私が利用した航空会社はジェットスター航空(オーストラリアの格安航空会社)で、当時はまだ国内線はありませんでした。なので、CAさんが全員外国人、乗客もほとんどが外国人で隣に座ってる人も外国人。
あまりにも日本とは違った孤立した環境で、もの凄く不安に感じていたのですが、そんな時にCAさんが私に何かを話しかけてきました。
『◎$♪×△¥●&?#$!?(。´・ω・)』
『えっ?なに?うわぁぁぁぁぁぁぁ、何言ってるか全然分からない( ;∀;)』
帰国時にわかるのですが、機内食のサービスを持ってきて「どれがいい?」と聞かれていたようです。
ですが、私は全員に配られているわけではなかったので、有料サービスだと思ってそれを必死に「ノー、オーケー(゚Д゚;)」と断っていました。
どうやら私は機内食のサービスを事前にお願いしていたっぽいのですが、「いらないですー(;_;」と断ってたのですね。いま思うとCAさんに申し訳ない事をしたと思っています。。。(/ω\)ゴメンネ
そんなこともあり、夕方に出発して12時間くらいのフライトの間、私は一睡もすることができず、経由地であるオーストラリアに着きました。
自分に自信を与えてくれたトランジットエリア
オーストラリアからニュージーランドへ行くまでに2~3時間くらい時間があり、その間トランジットエリアでブルブル震えながら待っていました((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
しばらくすると緊張するのにも疲れて、ふいに「のど乾いたし、お腹も空いたなぁ…」と気づきました。
そこで目に入ってきたのがちょっとしたカフェ。
『テイクアウトだったらメニューを指さしながら注文できるかも?』と思い、恐る恐るお店に行って注文をしました。
すると、思いのほかすんなりと注文できたのですね。その時に『伝えようとすれば伝わるもんだなー』と知って、そこでやっと自分の気持ちが落ち着きました。
単語を言っただけで特に英語で会話をしたわけではないし、店員さんとのただのやりたりだったけれど、「外国人とコミュニケーションが取れたー!(^o^)丿」という事が自信になりました^^
その後フライト時間になり、だいたい4時間くらいだったと思いますが、無事にニュージーランドの地へと降り立ちました。
感覚的には飛行機が飛び立って瞬きをした瞬間には着いていましたね。笑
ホームステイ先に到着して数分後に衝撃の一言!
オークランド国際空港に到着すると現地に住む日本人ドライバーの方がお出迎え。
久しぶり(1日も経ってないけど…)に話す日本語に安心して、気持ちがフラットに戻ったので『これから1ヶ月は大丈夫そうかな(・_・)』と思えました。
そして、空港を出発して1時間ほどで、ついにホームステイ先のお家に到着。
平屋のお庭付きの広いお家で、お家のある街並みがすごく素敵でした。写真を撮っていたのですが、不運な事故に遭いまして、当時の写真が一切残っていないのです…(;゚Д゚)ナニヤッテンダヨ-
イメージとしては『トイストーリー3』の終わりの方で出てくるボニーのお家から見える風景みたいな感じの雰囲気です(´・・`)ツタワル?
お家も周辺環境も素敵でしたね。
ホストファミリーの方と出会って、どうしたらいいのか分からずふわふわしてたのですが、マザーは家に招き入れて早速私の部屋の紹介やトイレ、シャワーのルールなどを説明してくれました。
ゆっくり丁寧に話してくれたのとジェスチャーを交えながら説明してくれたので、『なんとなくこんな感じかな?』と軽く理解できたと思います。
数分間にわたって家の説明をした後、リビングに戻ってマザーがこんなことを言いました。
「Take off your shoes.(靴を脱いでね)(・ω・)」
『……いやこのタイミングかーーーい!(゚Д゚)ノ』
海外って土足で過ごすイメージがあったから、つい靴のまま家の中に入ってしまったのですが、私がお世話になったホストファミリーのお家は靴脱ぐスタイルだったのですね。
それはそうと、なぜ先に言わない!なぜ気にならなかった!(;゚Д゚)
『ニュージーランド人ってスケールでけぇなー』と思った留学初日でした(;^ω^)
この時点でワクワクが止まらなかったね(´艸`*)
これから1ヶ月でどんな事が起こるのでしょうか?…と言っても過去の話だから答えは出てるんだけど。。。まぁ毎日刺激的だったけど、劇的な毎日ではなかったかな?笑
それでも日本とは勝手が違うから、必死で充実した1ヶ月にはなりました。
ニュージーランド短期留学体験記②-1ヶ月間のスケジュール&語学学校篇
続いては現地での生活と語学学校の授業を中心にお話していきます。
語学留学ではありませんでしたが、1ヶ月で英語を話すことは出来るようになるのか?
その辺りについても私の実体験を書いて置きますので、参考になれば幸いです^^
短期留学中の1ヶ月間のスケジュールはこんな感じ
ニュージランドで過ごした1ヶ月間のスケジュールですが、ざっくり言えば最初の3週間は学校に通い、残りの1週間は観光と言った感じ。
学校は平日だけ、土日は遊びに出かけました。
学校はオークランドの中心地にあって、ホームステイ先からはバスで30分くらいのところ。授業は朝9:00から15:00くらい、授業後は街ブラしたり、家に帰ってホストファミリーと話したり、一緒にテレビを観たりかな。
土日はフェリーに乗って別の街に行ったり、動物園に行ったり、一日使って遊びに出かけました。
学校の授業過程を終了して、帰国までの期間で留学最大の目的である「マオリの文化」に触れてきましたが、このお話は次回にしますね。
そういえば、私がホームステイした翌日に中国人のルームメイトが来たんですよ。
出国前にそんな話を一切聞いてなかったのですが(笑)、2歳年上のお兄さんで、学校から帰宅して、彼と一緒に映画を観たりもして過ごしましたね。
語学力は私と同じくらいで、「Hey! Yuji! Movie time!」と言っていつも私を誘ってくれました^^シェイシェイ
『スラムドッグミリオネア』『8マイル』など彼とはいろんな映画を観たのですが、言葉は英語、字幕は中国語で内容はちんぷんかんぷんでしたね。笑
帰国して吹き替えや日本語字幕ですべて見直しましたが、「どの映画も面白かったんだー」と知りました(´▽`)
こんな感じで、1ヶ月間過ごしました。
だいたいのスケジュールを書いたところで、語学学校での出来事や実際に感じた事を書いていきましょう。
語学学校は楽しい!多国籍でワクワクも倍増!
ニュージランドに到着した翌日に学校へ行って、クラス分けテストを受けました。
8クラス中の下から2番目のクラスに入学、テスト翌日から授業がスタート。(ちなみに私のルームメイトは私より1つ上のクラスでした。同レベルだと思ったのに…)
授業内容に関しては後程書くとして、、、私の通った語学学校は大学みたいなものではなく、NOVAみたいな少人数の授業スタイル。
1クラスの人数はだいたい7~9人くらいで、毎週新しい子が入学したり、元々いた子が帰国したり、入れ替わってました。
ちなみに私のクラスは先生が南アフリカ人、中国人3人、韓国人1人、ポーランド人1人、ブラジル人1人、日本人は2人(私を含む)で、非常に多国籍でワクワクした記憶があります。
授業内容は4つのスキルを主に磨く!
授業内容は英語に必要な4つのスキルを中心に学びました。
ちなみに4つのスキルとは『Listening(リスニング)聴く、Reading(リーディング)読む、Speaking(スピーキング)話す、Writing(ライティング)書く』の4つ。
授業のやり方としては、私たちが日本で経験している授業と基本的には変わらないと思います。
違いはクラスメイトが多国籍なところと日本語が話せない(通じない)くらいかな?
でも、一つだけ圧倒的に日本の英語の授業と違うところがありました。
それは「とにかく楽しかった!」ということ。
例えばスピーキングの授業でそれぞれの国の話をした時とか、みんな英語が苦手なので常に連想ゲームみたいで…笑、でも、それも凄く楽しくてね^^
母国語も文化もみんな違うし、それを理解してるのが前提にあるから、下手くそでも全員が一生懸命に『伝えよう!』『聴こう!』とする姿勢がありました。
この積極性は日本の英語の授業では絶対に体験できないし、そりゃ日本で学ぶ英語と現地で学ぶ英語で語学力の上達に差は出るなと感じました。
もっと言えば、学校以外でも英語でコミュニケーションを取らないといけないし、コミュニケーションを取らないと生活ができないから、日本にいるよりは現地で生活したほうが語学力は高まりますね。
語学学校で感じた英語に対する日本と世界との違い
語学学校に通って私は日本と世界の違いを感じました(。-`ω-)キリッ笑
その違いは「日本人は他の国と比べて英語が下手くそ」だということ。
よく「日本人の英語力が低い」と言われますが、これは『発音』に原因があると私は感じました。
日本語の発音は英語とは全然違うのもあって上手く発音できない。上手に発音ができないと相手に伝わらないこともあるし、相手に伝わらないと話すのが嫌になる。
けれども、日本の中学高校の授業では発音の勉強みたいなのはほとんどしない。
『発音』は意外と日本人の英語力に大きく関わっているんじゃないかな?と思いました。
一方で、ヨーロッパ系の言語(私のクラスだとポーランド人とブラジル人)は発音がきれいで、日本人にとって難しい発音も普通に話せてました。
また、英語の語順に関しても日本人は不利だと感じましたね。
日本語は主語+目的語+述語の『SOV型』ですが、英語は主語+述語+目的語の『SVO型』なので、構造の違いもハンデのような気はします。
なので、流暢な英語が話せるようになるためにはかなりの訓練が必要なのかなーと。
けれども、別に完璧な英語を話せるようになる必要もないとは感じました。
『どのレベルまでいきたいか?』によって違いますが、単純にコミュニケーションを取るくらいなら英語が下手くそでも全く問題なし。
現に私でもコミュニケーションが取れましたからね(゚∀゚)v
それに日本人は不利だと思うけれど、同時に優れている部分も授業を通じて感じました。それについても書いておきます。
英語について日本人が外国人より優れているところ
英語について日本人が外国人より優れているところ、それは読む力』。
ちなみに、この『読む力』というのは『読解力』ともう一つ『場を読む力(状況判断)』の意味です。
スピーキングとリスニングは苦手でも、リーディングとライディングに関しては日本人(韓国人)の方が成績は良かったです。
日本だと長文読解や文法の勉強ばかりしている(韓国の英語教育事情はわかりませんが…)ので、考える力が必要なスキルに関しては優れていました。
また、英単語や熟語など暗記させられたりしましたが、言葉の意味を知っているだけで会話ができたりします。
例えば、私が動物園に行った時、バス停がたくさんあってどのバスに乗ればいいのか分からなかったことがありました。
その時に近くのバス停で止まっていた運転手さんに「I want to go to Auckland zoo.(オークランド動物園に行きたいんだ)」と言ったら、バス停の場所を教えてくれました。
この時、私は疑問文を使ってませんし、相手の言ったこともバス停の番号と所要時間くらいしか聞き取れなかったです。
でも、状況から会話は成り立ちましたし、相手の言ったことも理解できました。
こんな感じで、完璧な英語じゃなくていいなら日本人だからと言って英語ができないということはないと思います。
『英語が下手くそ』と『英語が話せない』はイコール関係ではないので、日本人でも英語でコミュニケーションは取れると学びました。
ある程度『単語力(知ってる英単語数)』があれば、思ったより困らないというのが正直なところなので、言葉(英単語)を知るというのは凄く大切なことかもしれません。
日本人でもすぐに英語が上達する唯一の方法
日本人でもすぐに英語が上達する方法はたった一つでしょう。
それは『現地に行ってたくさん会話をする』こと。実践あるのみですね^^
よく言われていることですが、本当にコレだと思います。そして、出来れば『日本語が通じない環境に身を置く』ということ。
私の場合、語学学校に日本人の子はいましたが、休み時間に少し話をするくらいで、基本的には学校でもお家でも英語で使って話してました。
『好きこそものの上手なれ』ということわざがありますが、ある種これに似てるかもしれないです。
このことわざは好きなものなら何でも一生懸命になるから努力したり、工夫するのも苦にならず成長できるという意味。
別に英語が好きな訳ではありませんが、英語を話さないといけない環境にいるから一生懸命に努力しないといけないし、工夫しないと生きていけない。
だから必然的に英語が上達していくということですね。環境に身を置くだけで英語は上達すると思いますよ。
この経験もあって私は環境先行型の人間になったのかもしれませんね。

1ヶ月でどれくらい英語が上達するのか?
今回のお話はこの辺で終わりにしますが、『1ヶ月でどれくらい英語が上達するのか?』って気になりません?
あくまでも私の感覚ですが、リスニングに関しては2~3週間くらいすると何となーく聞き取れるようになってくると思います。ただ、これはニュージーランドだったからかもしれません。
ニュージーランドにはヨーロッパ系、アジア系、アフリカ系、先住民…と多民族国家なので、クリーンな(鮮やかな)英語ではないところが関係していると思います。
横暴に言えば英語が下手くそな人も多いから、相手に伝わるようにゆっくり話したりしてくれているような気がしました。
なので、リスニングに関してはかなり上達しましたね。
一方で、スピーキングに関しては1ヶ月じゃどうにもならなかったです。
単語を知らないと思ったことを伝える事が難しくて、ポンポン会話するみたいなのは全然できなかった。
辞書を使ったり、ジェスチャーをしたりを繰り返して、ようやく伝わった(結局伝わらない)みたいな場面も多かったので、話すのはなかなか難しいかもしれません。
もう一度書きますが、あくまでも私の感想なので、人によっては聞く方が難しいという人もいるだろうし、国によっても違ってくると思います。
ちなみに、リーディングとライディングに関しては日本にいてもさほど変わらないと思います。
もしあのままニュージーランドに居続けたら、3ヶ月~半年くらいで軽い会話ならできるようになったかなーという感覚です。
ただ、何より大事なのは意欲ですから、「本気で英語が喋れるようになりたい!」と思って積極的に会話するようにすれば、1ヶ月でも話せるようになってくると思いますし、1年いても話せないとも思います。
環境はあくまでも環境、結局は自分次第ということですね(‘ω’)ノ
ニュージーランド留学体験記③-ロトルア観光でマオリ文化に触れる篇
3週間の語学学校での勉強を経て、いよいよ今回の留学最大の目的である『マオリの文化に触れる旅』をしてきました。
旅行期間は2泊3日、マオリの文化に触れるためにオークランドからマオリ文化が体験できる都市として有名なロトルアに行ってきましたよ。
いろんな初めてをこの都市で体験したので、追体験になれば幸いです^^
ロトルア観光へいざ出発!
ロトルアはオークランドから約250km離れた国内有数の観光地で、マオリの文化だけでなく、温泉地としても有名なんですね。
定期バスでだいたい3時間くらいかな?ちなみに、高速バスのチケットと宿泊施設の手配は語学学校に勤めていた日本人講師の方がしてくれました。
学校で「授業大丈夫そう?」など声をかけてくれる(予備校のチューターみたいな)方で、私が「ロトルアに行きたいんですけど、どういう行き方がいいですかね?」と相談したら、「いいよー。やってあげるよー」と快く手配してくれました。
本当に優しい方が多くて『時には人を頼ることも大事』という事を学びましたね^^
お昼頃に出発、バスに揺られ、夕方前くらいにロトルアに到着。
目的地である『Te-Puia:テプイア』(マオリ族の展示場、間欠泉の見学ができる場所)は時間が上手く合わなかったので、お店をブラブラしていたら、どことなく硫黄の香りがした気がしました。
やっぱり温泉地にいるとワクワクしますし、翌日に予定していた温泉を一日早めて早速入浴することにしました。
3週間ぶりのお風呂!ロトルアで温泉に入ってみたけれど…
ホームステイ先ではシャワーだけだったので、湯船に浸かることができませんでした。
日本で入って以来の入浴なので、非常に楽しみにしていたのですが、、、やっぱり日本とは勝手が違いました。
一番の違いは水着着用というところですか?海外ではコッチの方がスタンダードですかね。
ゆっくりじっくり浸かるというよりは、温水プールみたいな感じで、お湯の温度もぬるま湯の感じだったので物足りなさはありました。
それでも、すごく開放感があって、自然に囲まれている中での入浴はいいものがありましたね。
せっかくの温泉ということで結構長い間(2~3時間くらい?)いろんなタイプのお風呂に入って、日も暮れてきたので上がって、宿泊施設へ向かいました。
向かう途中でご飯を食べて、飲食店から出てふと空を見上げると星が綺麗だったのを覚えています。
「温泉に入りながら見れたらもっと良かったかなー」と思いつつも、「どこで見ても一緒か(´-ω-`)」と、そんなことを考えながら宿へ到着しました。
恐怖のドミトリー体験!「私、今日が最後の睡眠かも…」
予約してもらった宿へ到着し、受付を済ませて案内してもらうと部屋が2段ベッドが3つ、そして、その内の5つはすでに荷物が置かれていました。
『えっ…?(゜o゜)』
私はてっきり一人部屋の予約をしてもらっていたと思ったのですが、全然違った。(笑) いわゆるドミトリーというやつに宿泊することになったのですね。(写真はイメージです)
部屋に入った時に人は誰もいなかったのですが、さすがにヤバいなとは思いました。
どんな人が宿泊しているか分からないから不安だし、何より英語が話せない。。。
比較的安全な国と言われているニュージーランドですが、いうても海外だし、ちょっとこれは本当に怖かったですね。
ただ、結局夜になっても誰も来ず。。。寝てる時に何かがあったら怖いので、挨拶くらいはしたかったのですが、「仕方がない、寝よう」と。
まぁ怖いからと言ってこのまま寝ない訳にもいかないですからね。
とりあえず「私、今日が最後の睡眠かも…」と不安を感じながら、とりあえず財布を握りしめて、パスポートをズボンとパンツの間に入れて寝ました。笑
翌朝目が覚めて、部屋で一人眠っている人がいましたが、特に何かが起きたということはなかったです。
その人を起こさないようにして出発。ついに最大の目的であるマオリ文化の体験に出かけたのでした。
間欠泉で感じる「地球も生きているんだ!」
『ポフツ間欠泉』は市内の中心部にあって、街中に突如スタジアムが現れた的な感じで「観光地だなー」というイメージを持ちました。
ちなみに、『間欠泉』というのは一定の時間で周期的に熱湯が噴き出す温泉のことで、噴火の温泉バージョンといったところでしょうか?
いくつか小規模・中規模の間欠泉があって、しばらく待っているとボコボコし始めて急にドーンと噴射。
あと泥の温泉もあって、そっちは息苦しそうにボコボコしてましたね。
んで、しばらくすると噴射するので、その度に「おぉー(゜o゜)」となりました。
まぁ、言っちゃえばただ噴射するだけなので「一回見たらいっかー」という人も観光客の中にはいました。
でも、私はなんかずーっと見てました。
そういうのを見てると『地球って生きてるんだなー』と不思議な感覚になったんですよ。
そして、ふと空を見上げて『随分遠くに来たもんだ』と物思いに更けるんですね(・ω・)
間欠泉自体は日本でも見られるので、そこまで珍しいものではありませんが、ポフツ間欠泉は日本で見られるものよりも倍くらいの高さまで吹き上がります(調べてみたら最大で25mくらい吹き上がるそうです)。
そういえば、ロトルアはマオリ文化の伝統が残っていてパワースポットとも言われていたはず。
確かにパワーは感じたかもしれませんねヽ(^。^)ノ
マオリの文化を体験!ハカ鑑賞でよぎる森三中・黒沢
マオリとはニュージーランドの先住民族の事なのですが、詳しくは私が説明するよりもちゃんとしたサイトで確認していただければと思います。
>>ロトルアのマオリ文化-100%PURE NEW ZEALAND
伝統的なマオリの生活に触れるツアーみたいなのに参加したのですが、一言で言うなら『自然と共存している民族』というのが私の印象。
ロトルアは温泉地として有名、つまり地熱活動が盛んな土地でもあります。
マオリの人たちは地熱活動を上手く取り入れて、食事や洗濯などをするので、自然と共存しているというのが凄くしっくりきますね。
お家やアート作品などいろいろ見て周りましたが、イメージとしては徒歩版ジャングルクルーズみたいな感じですか。笑
船や彫刻、武器、編み物、入れ墨、、、マオリの人たちの文化を観てきました。
もう10年くらい経つので、この辺りは正直なんも覚えてないです。笑
でも、最も楽しみにしていたものは今でも覚えてますよ。私が最も楽しみにしていたもの、それは『ハカ』ですヽ(^。^)ノ
オールブラックス(ラグビーニュージーランド代表の愛称)が試合前に踊っているアレですね。
マオリ族の民族舞踊のハカは戦士が戦いの前に相手を威嚇したり、自分たちを鼓舞するために踊るのですが、なんか結婚式とかおめでたい時にも踊るみたいですよ。日本で言ったらエイサーみたいな感じですか?違いますか?分かりません。笑
ハカの感想としては『ものすごい迫力』がありましたね。身体がデカいのもあってかなり圧を感じました。
あとやっぱりカッコ良かった!「これからマンモスを狩りに行くんだ」みたいな気分でいると、こっちまで気持ちが高ぶってきますね\(゜ロ\)(/ロ゜)/
ただ、途中でだんだん森三中の黒沢さんを思い出してしまって、カッコ良さから面白さが出てしまいました(´艸`*)
私が日本を旅立つちょっと前に『世界の果てまでイッテQ』で森三中さんがニュージーランドに行って、ハカを踊ってたんですよ。
それがチラついてチラついて…。(さっき調べてみたらHuluにはなかったです。残念。。。)
黒沢さんの動画はありませんでしたが、オールブラックスのハカの動画はありますので、そちらで雰囲気を味わってみてください^^
マオリ伝統のハンギ料理を実食!
ハカを鑑賞した後、お腹が空いたのでご飯を食べたわけですが、その時に食べたのはマオリ族の伝統的な料理『ハンギ料理』。
ハンギ料理は土の中に穴を掘って、食材を入れて葉っぱをかぶせて蒸し焼きにする本当に原始的な料理です。
先ほど紹介した地熱を利用して作られているわけですね。
でっけぇ肉(何の肉だったかな?)とイモ、ニンジン、トウモロコシ…などただ蒸しただけで、正直に言えば美味しい訳ではなかった…というか素材の味そのままって感じでした。
タレがなくて味もついてないバーベキュー食ったみたいな?
美味しくはなかったのですが、不思議なもんでパワーが漲ってくる感じはしました。
自分が強くなったような、私にもマオリの血が流れてるんじゃないかと思える気分になれたので、意外と満足したかもしれません。
ちなみに、ハンギ料理について改めて調べてみたら「美味しかった!」という声もあったので、ちゃんとしたお店で提供されているものだと美味しいのかもしれません。
でも、私は自分が食べた素朴なものの方が生きてる実感がして良かったと思ってます( ・`д・´)
こんな感じでマオリ文化とロトルアの温泉を体験してドミトリーに帰宅。2泊3日の旅も明日が最終日となります。
ちなみに、その日の夜は別の宿泊者もいました(女性2人組)。軽く話しましたが、多分私があまり英語が話せないのを感じて、最終的に笑顔で会話が終了しましたね。笑
でも、全然怖いことはなかったです。英語が話せたらよかったなー(´・ω・`)
キーウィバードを観察して感じた親近感
2泊3日の旅行も最終日となり、お昼過ぎにはロトルアを出発しなければならなかったのですが、午前中は少し時間があったので、近くにあった施設でキーウィバードを観てきました。
キーウィはニュージーランドの国鳥で、1ドルコインの裏に描かれていたり、ぬいぐるみとかもたくさんあります。
ちなみに、キーウィの名前の由来ですが、いくつか説はあるけれど見た目がフルーツのキウイに似ているから、キーウィって名付けられたそうです。
道の駅くらいの大きさの施設に行って観てきたのですが、キーウィは夜行性。なので部屋の明かりは消えていて、最小限の明かりしかありませんでした。
という訳で正直に言えば、あんまりよく見えなかったです。笑
ただ、意外と動きが速いなーという印象はあります。暗かったからかもしれませんが(^^;
ナショナルジオグラフィックのYouTubeチャンネルにキーウィの動画がありましたので、そちらをみた方がよく観察できるかもしれませんね(*´ω`*)
へぇー、本当に羽が無いですね(゜.゜)
そういえば、日本でも大阪の天王寺動物園にいるようなので、興味のある方は本物を観察してみましょう^^
キーウィは夜行性で飛べない鳥、観察してたら次第に親近感を覚えました。
「オレも夜行性で、空も飛べないしなー(´-ω-`)」って。
ふと思えば、『ゆーじ』と『ニュージー』でちょっと似てるし、日本とニュージーランドの形って何となく似てるし、沖縄にもヤンバルクイナという飛べない鳥がいるし、『飛べない鳥』と言えば『ゆず』だけど、『ゆーじ』と『ゆーじん』で似てるし、案外共通点は多いのかなと思いました。
そんなこんなでバスの時間が来てロトルアを出発、無事オークランドに着いて、ホームステイ先に帰宅。
マオリ文化やドミトリーなどを経験して、『生きる強さ』を学べた旅行でしたね^^
そして、いよいよニュージーランド留学体験記の最終回。
留学して何を学んだのでしょうかね?^^
ニュージーランド短期留学体験記④-帰国で感じた成長と日本の素晴らしさ篇
留学最大の目的であるマオリ文化の体験<をして、帰国までは残り2~3日ほど。
残りの日数は学校帰りによく買ってたクッキー店に行って食べたり、お土産を買ったり、ブラブラして過ごしました。
そして、ついにニュージーランドに別れを告げる日が来てしまいました。。。
別れの日~ゆーじの帰国前夜~
帰国前日。
ホストファミリーの方々はいろいろ言葉をかけてくれました。
何となくのニュアンスで「君はしっかりしているからこれからも大丈夫だよ」と言ってくれた気がします。
英語がほとんどしゃべれない日本人に対して、本当に優しく接してくれましたし、ニュージーランドの家庭はどんな感じなのか?を体験させてくれて本当に感謝しています。
また、ルームメイトは「I’ll miss you.」と寂しがってくれました。
お互い英語があまり話せない中でも、彼は積極的に会話をしようとしてくれましたし、一緒にご飯食べたり、映画を観たり、本当に「彼がルームメイトで良かったな」と、私も寂しくなりましたね。
ただ、すごく寂しがってくれたのは嬉しかったのですが、お互いにそんなに会話が続くわけではないので、「もう寝るねー」と意外とあっさりお別れしました。笑
まぁ、朝も早いし…いいでしょう!(。-`ω-)b
翌早朝、4時くらいにこの家まで送ってくれた方が迎えに来てくれて、ホームステイ先から出発。
明け方に自分が通っていた通学路の街並みを眺めていた時は、柄にもなくセンチメンタルな気分にはなりましたね。
たった1ヶ月の留学生活もついに終わりを迎えることに…なったはずなんだけど、ちょっとしたハプニングに巻き込まれました。笑
ハプニング上等!飛行機の乗り換えで選ばれし男へ!
帰りの飛行機も一度オーストラリアを経由して、日本に行くことになっていたのですが、ニュージーランドからオーストラリアの空港に着いたときにちょっとしたハプニングが待っていました。
というのも、入国審査の列に並んでいた時に、みんな次々と通っていく中で、急に私だけ止められました。
「えっ?(゜o゜)」っと思ったのも束の間、何かいろいろ話しかけられたのですが、どうやら身体検査をするとのこと。
『そんなに怪しい男に見えたのか?笑』と思ったけれど、ランダムで選ばれるみたいだし、保安官の表情を見ると険しい感じではなかったので一安心しました。
そして、ここで気づきました。
『あれ?相手の言ってる事が何となく理解出来たんじゃないの!?(゜.゜)』
特に会話をして言い合ったわけではないですが、行きはトランジットエリアでビクビクしていた自分が、堂々とその場をやり過ごせたわけです(やり過ごせたって別に悪いことはしてないっすよ!笑)。
このハプニングは今回の留学の最終試験のような気分がしました。
英語が話せるようにはなっていなけれど、それでもちゃんと成長できたと実感できた出来事でしたね。
機内食もリベンジ成功!
数時間経ち、オーストラリアから日本へと飛び立つことになりました。
しばらく飛行すると途中で機内食が配られたのですが、この時もCAさんが私のところへやってきたのですね。
この時、『よし!リベンジだ!(=゚ω゚)ノ』という事で、「Can I eat…?」と話しかけました。
すると、CAさんが紙を見せてきて「この座席番号の人たちに提供してるよー」と、多分そんな事を言ってたと思います。
という訳で、今度は機内食を食べることができました。
行きの飛行機とは違って、自分に自信を持てるようになっていましたよ。
ちなみに、機内食のリベンジもできて、「映画でも見ようかー」とザッピングしていると、『カールじいさんの空飛ぶ家』がありました。
「よし!じゃあ英語で見てみよう!」となったのですが、やっぱり全然分からなかった。笑
調子に乗るなよってことですね。反省します。。。
成田空港へ到着~父親との会話
10時間ほどのフライトを終え、夜6時くらいに日本に到着。
日本に帰る前に自宅へ電話していたので、成田空港へは父親に車に迎えに来てもらっていました。
ちなみに、私はニュージーランドにいる時はスマホ(当時はガラケーだったかな?)は持っていきませんでした。
いま考えると我ながら思い切ったなーと思いますが、国際電話用のプリペイドカードを買っていたし、結局電話も2回くらいしか使わなかったので、携帯は必要なかったかもしれません。
成田空港から実家まで1時間ちょっとですが、いろいろ話をしました。
当時は父親とあまり会話することがなかったけれど、久しぶりに知ってる日本人(笑)と話が出来たので、それだけで嬉しかったのですね。
実家に到着すると母親がカレーライスを作ってくれていました。
この時確信しましたね…日本の米は世界一!
ニュージーランドは本当に素晴らしい国!
特にこだわりもなく「季節が夏だから」という気まぐれで選んだニュージーランドでしたが、本当に素晴らしい国でした。
これはニュージーランドの国民性かもしれませんが、優しくてのんびりした人が多かったです。
すごくスローライフでバスとか時間通りには来ないけど(笑)、「みんな優しいなー」というのが私のニュージーランドに対する印象。
多民族国家で多様な文化を認めてくれる国だからこそ、『自分と違う人がいても受けて入れてくれる』ところが優しさの正体だったようにいま振り返ると感じます。
オークランドの中心街にマオリの恰好をした人を見かけたこともありましたが、それも日常で特に珍しいものではないみたいですし、『この国には偏見という概念がないんだろうなー』と思うくらい、寛容でおおらかな国民だと思います。
そういえば動物園に行くとき、運転手さんに「このバスはオークランド動物園に行きますか?」と確認してから乗り込んだのですが、動物園の近くバス停が近づいたときに運転手さんはミラー越しに私に合図を出してくれました。
困ってる人を助けてくれる気持ちと行動力があって、この辺りは『自分も見習わないといけないなー』と感じましたね。
そして、日本に対するリスペクトの心もニュージーランドの方からは感じました。
ホームステイ先の車でお出かけした時、車がトヨタの中古車だったのですが、「日本の車は性能が高いからニュージーランドでは人気なんだよ」と言ってましたし、実際、街中を見ても日本車が結構多かったです。
日本の技術を大切に思ってくれていて、私は全く関係ないけれど日本人であることが誇らしくなりました。
たった1ヶ月でしたが、私にとっては本当に貴重で刺激的な時間でした。
最後にこの言葉を言いたいと思います。
ココが私の、アナザースカイ(^_^)b
留学をして日本は素晴らしい国だと知れた
留学をして本当にたくさんの事を学びました。
ニュージランドの事、人の優しさ、後は自分のポテンシャルについても知れたと思います。
英語が喋れなくても海外で生活できた経験はすごく大きな自信になりました。
そして、留学を通じて気づかされたのは『日本は素晴らしい国』だということ。
ご飯は美味しいし、街はキレイだし、治安もいいし、、、挙げたらキリがないくらい日本って世界に誇っていい国だと思いました。
特にいいなと感じたのは日本人の『察しと思いやり』の精神。
ニュージーランドの人たちはみんな優しかったです。けれども、日本生まれ日本育ち、両親も先祖も日本人の私にとっては何でもかんでもはっきり物事を言う文化は嫌ではないけれど『正直しんどいなー』という時もありました。
そういう文化に触れた事で、私は日本人の『察しと思いやり』の精神は素晴らしいと思いましたし、それが好きです。
近年はSNSの発展もあり、日本も国際化が進んで気持ちをオープンにする部分もあると思いますが、根本は『察しと思いやり』だと思います。
それは目の前に人がいようと、SNS上だろうと変わらない。『画面の向こう』にも人はいますからね^^
相手の事を考えて思いやる部分は失ってはいけない大切なものだと確信したので、これからも忘れないようにしたいです。
もし、「日本って生きづらいなー」と思っている人がいるなら、海外に出てみればいいと思います。
たった1ヶ月でも新鮮な気持ちになれたし、いろんな事を感じるはずです。
「海外最高!オレはやっぱコッチの方が合ってるわ!」となるかもしれませんし、「日本って実はいい国だったんだなー」と感じるかもしれません。私は後者でした。
『苦しいなら環境を変えてみる』
コレだけで自分の見える世界は劇的に変わることがあります。
怖いと思うかもしれませんが、大丈夫。なんとかなるよ!ヾ(≧▽≦)ノ
僕は自分のことを何も知らなかった
外に出ないと分からないこと、気づけないことがたくさんあって、『自分は日本について全然知らなかった』というのも本当に学んだところです。
向こうでは『日本ってどんな国なの?』という質問を一番聞かれたのですが、この質問に答えるのが一番難しかった。
日本で生まれ育ったのに、日本について何も知らない。。。
この時の感覚は、人生で初めて感じたもどかしさだったように思います。
けれども、日本に帰ってきて日常に戻った時に、『日本ってどんな国なの?』という一つの答えが見つかりました。
それが『察しと思いやりの国』というもの。
日本人のこの気持ちは私はすごく素敵だと感じましたし、誇れるものだと思います。
留学をきっかけに、『考える』という事が自分にとってすごく大切な事なんだと気づきましたし、分からない事、疑問に感じた事に対して考えている時間というのが楽しくて、好きだなーことにも気づきました。
そして、これが『永遠に続く自分探しの旅のきっかけになったんだな』と今は思っています。。。
が、それについてはまた別のお話にしますね^^

ニュージーランド留学中に起きたハプニング&小ネタ集
ニュージーランドの留学期間はたったの1ヶ月でしたが、この短い期間で実はいろんな出来事・事件?がありました。笑
そこで、私が留学中に体験したちょっとしたエピソードをオムニバスにしておきます。
人間、行動を起こせば何かが起こるもんですね。
奇跡!お祭りで現役の首相と出会う!
語学学校に入校した週末、近所の公園でランタンフェスティバルが開催されるとの事で、「学校に通う人たちで行きましょう」となったのですね。
ランタンフェスティバルは春節(旧正月)のお祝いのことで、会場には無数のランタンや中国伝統芸能、出店などがあって、いわゆるお祭りが開催されていました。
中国のお祭りになるので、ニュージーランドの人達からしたら珍しいと思いますし、現地に住む中国系(アジア系)の方からしたら自国の文化を披露するきっかけになりますが、日本人の私としては特に物珍しいこともなかったです。
ただ、意外なところで物珍しいことが起きました。
それが当時のニュージーランドの現役首相(ジョン・キー)に出会うというもの。すごくない?笑
『やけに人だかりが出来てるなー』とは思っていたものの、私はそういうのにあまり興味がないので空いてるところに行こうとしたら、一緒にいた学校のクラスメイトが「ちょっと見てみよう」とグイグイ進んで行きました。
仕方なく私も付いていったら、そこにいたのがニュージーランド首相。SPめっちゃいた。笑
いま改めて調べてみると首相がランタンフェスティバルに行ったことがあるという文献は見つからなかったので、別人の可能性がないとも言い切れませんが、「Prime Minister!」という声も聞こえましたし、顔も間近で見ていて、その当時に調べたら一致したので、多分本物だと思います。
日本の総理大臣も生で会ったことないのに、先にニュージーランドの首相に会ったわけですから、これはなかなか貴重な体験になりました。
ちなみに、ランタンフェスティバルは夜になるとライトアップされて幻想的な雰囲気にもなります。
ただ、「東京ドイツ村の方がキレイだなー(´▽`)」とか思ってました。笑
でも、異国の地で見るアジアのイルミネーションという付加価値はありますから、もしオークランドに行ってタイミングが合う方は行ってみるのもいいかもしれません。
テレビの偉大さを実感!私はスポーツとあの映画に救われた!
私はプロフィールにも書いているように子供の頃からテレビっ子。
この何にも役に立ちそうもない経歴が、私を救ってくれました。
というのも、ホームステイ先で過ごす時、リビングでホストファミリーやルームメイトと過ごすのですが、なかなか会話ができないので困るんですね。
それでテレビを観るんですが、映像は観るだけで意味が分かるので感情を共有できて、一緒に過ごしやすくしてくれました。
特にスポーツには助けられましたよ。
ニュージーランドと言えばラグビーが盛んですが、意外とクリケットも人気でよく一緒に観てましたね。
ラグビーは日本にいた時にも観た事があるのでルールとか分かりますが、クリケットは初めて試合を観たのでよくルールがわからなかったです。
とにかく投げて、打って、同じところを往復してました。あと、全然攻撃が終わらない!得点めっちゃ入る!笑
帰国して調べてみたら、クリケットって1日中試合をしていることもあるみたいですね。24時間耐久ソフトボールの本気バージョみたいな感じでしょうか(・.・;)
また、留学した時期はバンクーバーオリンピックが開催されていたタイミングでした。
オリンピック中継も一緒に観ていたのですが、その時にボブスレーがやってたんですね。
それを観たファーザーが「ジャマイカは出ないのか?」みたいな事を言っていて、私が「“COOL RUNNING(S)”!」と言ったら笑ってくれました。
知らない方のために簡単に説明すると、『クールランニング』はジャマイカ人がボブスレーでオリンピック出場を目指す物語。実話が基になっている笑って泣ける最高の映画です。
この作品は私が小学生の頃に金曜ロードショーで何度か放送されていて、めちゃめちゃ面白い映画だったから印象に残っていたんですね。
それを覚えていたからちょっとした会話が出来たし、笑ってもらえた事で救われた気分になりました。
まさかこんなところで役に立つとは…人生に無駄なんてないかもしれませんね。
いや無駄こそ人生かもしれません(^^♪
晴れ男になった日~あの瞬間ボクは船の上にいた~
ニュージーランドで過ごした1ヶ月間、一度も傘をさすことがありませんでした。
夜寝ている時に降ったり通り雨はありましたが、出歩いている時に雨が降ることはなかったです。
ニュージーランドの気候は西岸海洋性気候(ケッペンの気候区分だとCfbですね)で、降水量は多すぎず少なすぎずと言ったところですが、それでも夏の天気が変わりやすい時期に傘を差さないで1ヶ月過ごせたのはやっぱり快適でした。
ただ、学校が休みの日にお出かけした時、一度だけ20分くらいの大雨に降られました。
今まで溜まってた雨が一気に降りだしたような土砂降りだったのですが、私はそのタイミングでちょうどフェリーで移動中だったのですよ。
オークランドの向こうにちょっとした山(丘?)があって、それがデボンポートという街でそこに向かってたんですね。
デボンポートに着いてちょっとしたらピタッと雨が止んで太陽が顔を出しました。この瞬間、私は晴れ男になりましたね(‘◇’)ゞ
バカは高い所が好きという事もあり、とりあえず坂を登っていたのですが、ふと後ろを振り返ると虹がかかっていてました。
海とオークランドの街と虹のあの風景は感動的だったー!
あの時の風景をデジカメで撮ったのですが、訳あってお見せすることができません…。後程理由をご説明します。
ちなみに、山頂に着くころには虹はほぼ消えてましたが、代わりに(?)山頂にはめちゃめちゃキノコが生えてました。こんな感じです(1分40秒頃)
キノコと言ってもオブジェなのですが、なんの為か理由はわかりません。
帰りにデボンポートで有名なチョコレートを買って食べました。美味しかったです。高級な味がしました(´▽`*)
天候に関しては運としか言いようがないですが、思い切って行動する人間に対して天気(運)は味方してくれるのかなーと思います。
ショッピングセンターで事件発生!?外に出たら衝撃の光景が!
ロトルア旅行の後、帰国まで2日あったのでオークランドの中心街でお買い物をしました。
洋服とかアクセサリーとかいろいろ見ましたが、特に興味もないのでお店をぐるぐるしてたのですが、最上階(5階だったかな?)におもちゃ売り場があって、そこでおもちゃを眺めてたら、店内放送と警報機が鳴ったのです。
周りを見渡すと私以外に客はほぼいなくて、『ヤバいな…とりあえず外でないと(;゚Д゚)』とエスカレーターで1階まで降りて建物の外に出ました。
そしたら、すぐに消防車が何台も着たんですよ!
『これはただ事じゃないないぞ!?』としばらく成り行きを見てたのですが、何か違和感を感じました。
地震が起きたり、火や煙が出てる様子もないし、野次馬も慌ててないし、消防士も急いでる感じもないし、何かこの現場に緊張感がないんですね。
ここでお店にいた時の様子を思い返してみたのですが、そういえば時間が経つにつれてお客さんが減ってきた印象がありました。
お昼前にお店に到着して1時間くらいいたのですが、時間帯の割には人が少ないような、、、そういえば、お店にいた時に『店内アナウンス多かったなー』という気もしました。
しばらく消防士の様子を見てたのですが、特に動きもないし、結局その場から離れてご飯食べに行きました。
もしかしたら、誰かが間違って(イタズラで)消防車を呼んだのかもしれませんが、私は何となく現場の雰囲気から避難訓練だったんじゃないかな?と推測しています。真実は分かりません。
いずれにせよ、もうすぐ帰国するという段階でこういう事に巻き込まれるのは、なかなか持ってるなーと思いました。
数ヶ月に起きた悲劇…でも思い出は心の中に
帰国して数ヶ月。日本で以前のように堕落した生活をしていました|:3ミ
そんな時、親が旅行に行くという事で、ニュージーランドの写真が詰まったデジカメのデータを消去することになりました。
データは自分のノートパソコンに移してあるので、消去しても問題なし。これで私のパソコンにだけニュージーランドでの写真ある状態になりました。
数日後、パソコンを持って自分の部屋からリビングに行こうとしたその時!
コードに足を引っかけて派手に転倒。そして、パソコンに大きな衝撃が( ゚д゚)ハッ!
案の定、パソコン壊れました…(;_;
修理する費用を考えると新しいパソコンを買った方がいいという事になり、処分することに。
いま思うとこんなブログを書いていることだし、『業者にデータだけ取り出してもらえばよかったかなー』とも思いますが、当時は「別に後で写真を見返すことなんてないよなー」と思ってそれをやらなかったです。
写真って見返すことありますか…?なくないですか…?
なので、当時の写真が1枚も残っていないのですが、まぁ、また行けばいいし。
過去の自分が出来たことは未来の自分も出来るはずだし、何より思い出は心のフィルムに残ってますからね(。-∀-)
という訳で私が撮ったニュージーランドの写真はありません。このブログに載せた画像も全てフリー素材のものです。
当時からブログを書いてたら良かったですが、たらればを述べても仕方がないですからね。
ただ、今はブログを書いていますから、いつか海外に行くことがあれば、その時は写真付きで紹介できたらなと思っています。
個人的には東南アジアに興味があるので、もし行くことがあれば、このブログでも記録をしておきましょう。
その前にパスポート取得しないとだな(^^ゞ
では、長々と書いてきた『ゆーじのニュージーランド体験記』を終わりますね。
もしここまでご覧いただけた方がいましたら、本当にありがとうございます!
今後ともこのブログをよろしくお願い致しますm(_ _)m
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